さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

コアシナガバチ

2016-06-16 22:45:35 | 昆虫

*2016年6月16日撮影

 今日は曇り空で、ときおり雨がぱらつきました。梅雨なので、こういう日が続くのだと思います。

 今日の出会いはアシナガバチです。コアシナガバチという蜂です。
 コアシナガバチはアシナガバチの中では小さいのでコがついています。もちろん「小」の意味です。
 アシナガバチ類はスズメバチと違って、通常人を攻撃(刺す)したりしません。
 直接巣を壊されたりという非常事態には別ですが、普通は刺したりしないので安心して観察してほしいものです。





*2016年6月15日撮影

 まだ花の咲かないヤブカラシにたくさん蜂が集まっています。
 この花は蜂の好物というより、たくさんの小さな虫が集まる花なので、虫を目当てにアシナガバチが集まるようです。
 そう、アシナガバチもスズメバチと同じく肉食で、子供達のために虫を捕って肉団子にして巣に運ぶのです。
 主に蛾や蝶の幼虫、つまり毛虫や芋虫を食べるので益虫だとされています。
 芋虫は害虫なのか?とちょっと疑問です。





*2016年5月8日撮影

 これは先月初めに地面にいたコアシナガバチです。
 営巣地を探していたのでしょうか、この時期の蜂は冬越しをした女王蜂だと思います。
 アシナガバチは草や樹木の枝先や、民家の壁などに釣鐘型の小さな巣をつくります。
 コアシナガバチは独特のそりかえった巣を作ります。
 女王蜂は春になると小さな巣を作って働き蜂を少し生みます。
 その働き蜂たちが働いて、食料を調達し巣を広げ、女王蜂はさらに働き蜂を生みます。
 コアシナガバチの場合、一家の数は多くなく、働き蜂は最大で50匹ほどとされています。
 通常働き蜂が働き始めるのは7月ごろとされていますが、今年は早いのではないかと思うのです。
 それで、上の二枚の写真のコアシナガバチは働き蜂なのではと推測しています。