
*2016年8月7日撮影
猛暑の日々が続いています。
暑さのせいか、クズがものすごい勢いで伸びています。
例年より蔓延しているのではないかと思うのは、思い過ごしでしょうか。
そんなクズに囲まれて、ピンクの百合のような花が咲いているのを見つけました。
本来ならもっと開けた野原に咲くのでしょうが、クズやそのほかの野草に埋もれそうです。
この花はナツズイセンといいます。
夏に咲く水仙のような花という意味なのですが、水仙のようなのは葉の形だそうです。

*2016年8月4日撮影
ナツズイセンは花が咲く頃には葉がなくなってしまいます。
春早くから葉が伸び出し、夏には葉が枯れてしまい、花が咲くというわけです。
花の頃に葉がないということではヒガンバナに似ていますが、ナツズイセンもヒガンバナ科に属しています。

*2016年8月4日撮影
はるか昔に中国から渡来し野生化したとされていますが、観賞用に栽培もされてきました。
多くの園芸種が存在するので、その辺に咲いているからといって、本来の野生種とは限りません。
存在感のあるとてもきれいな花なので、園芸種だと言われても違和感はありません。