
*2018年7月4日撮影
猛暑は一段落して、梅雨が戻ってきました。
雨の予報だったのですが、たいしたことはなかろうと出かけてみました。
雨はときおりぱらぱらと降りましたが、猛暑よりは過ごしやすく、鶴ヶ城公園を一回りできました。
ふと見るとアカマツの幹にキノコがびっしり。
小さくてぷっくり膨らんだキノコです。
これはヒトクチタケというキノコのようです。

*2018年7月4日撮影
そばに寄って見たヒトクチタケです。
一口で食べられそうな大きさなのでヒトクチタケという、らしいです。
しかし、そもそもヒトクチタケは食用にしないということなので、少し疑問です。
毒はないけれど不味くて食べられないということのようです。
見た目はとても美味しそうに見えるのですが。

*2018年7月4日撮影
上を見上げれば、松の木の上の方までヒトクチタケ。
こうして下から見ると、ヒトクチタケの裏側は、根元のところに穴があいています。
この穴から甲虫類などが入ってキノコを食べるのだそうです。
ヒトクチタケはそのため干した魚の匂いがすると言われます。虫の好む匂いなのでしょう。
この虫たちが、ヒトクチタケの胞子を運んで広げる役をするわけです。
ところで、上を見上げて葉を見たら、このアカマツは枯れていることに気づきました。
松が枯れたからヒトクチタケが発生したということのようです。