*2018年7月13日撮影
西日本では豪雨による大災害がおきている間、こちらは梅雨空ではあるけれどあまり雨が降らない日々が続きました。
晴れないのに気温だけは高くて、連日30℃越えです。
災害に遭われた皆様に一日も早く平穏な暮らしが戻りますよう、お祈りしています。
今日は変わった虫をご紹介します。
正しくはなんという虫かわかりませんが、通称「雪虫」と呼ばれるものです。
ごく小さな埃のようなものがふわふわと飛んで、草の葉に落ちました。
なんとなくその埃を見ていると、動くではありませんか。「虫だ!」と思って撮影したのがこの写真です。
*2018年7月13日撮影
「雪虫」というのは主に北海道などで、冬にふわふわと舞う小さな虫のことです。
しばしば大量に舞うので、雪に間違えるというわけです。
それはトドノネオオワタムシという虫だとされています。
アブラムシの一種で、白腺物質というものを分泌し、全身が綿毛に包まれます。
じつは全身が綿毛に包まれるアブラムシは、トドノネオオワタムシだけではなくて、ワタアブラムシ類とされるたくさんのアブラムシがいるのだそうです。
それで、この写真のように綿毛に包まれたアブラムシは、じつは何というアブラムシか特定することができません。
*2018年7月13日撮影
綿毛のかたまりのようなこの虫の写真をよく見ると、触覚や脚や翅や目があることがわかってきます。
アブラムシなので農作物には害虫です。
時には大量発生して、問題になるようです。
「雪虫」という言葉の響きはとても美しくて大好きですが、今は夏だし、本来アブラムシだし。
「綿虫」という言い方のほうが少し実態に近いのかもしれませんが、私の好みで、今回のタイトルは「雪虫」にさせていただきました。