さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ミヤマアカネ

2018-07-17 22:46:05 | 昆虫

*2018年7月17日撮影

 今日も雲の多い天気でしたが、気温の方は36℃だったとか。
 なんともやりきれない暑さです。

 草むらに赤とんぼの姿を見かけます。
 この写真の赤とんぼはミヤマアカネです。
 翅の先端近くに帯状の褐色の模様があることが、ミヤマアカネの特徴です。
 こういう翅の模様がある赤とんぼは、ミヤマアカネだけです。
 ミヤマアカネはヨーロッパからユーラシア大陸にかけて分布しているそうです。
 日本がミヤマアカネの分布の東限であり、南限なのだそうです。





*2018年7月16日撮影

 元気に飛び回るのではなく、草むらにひっそりとたたずんでいるミヤマアカネです。
 これはまだ成長途中の未熟な個体。
 秋になる頃には見事に美しい真っ赤な姿に変身します。
 赤とんぼの代表といっても良いくらい美しいミヤマアカネのまだ若い姿です。





*2018年7月16日撮影

 真っ赤なミヤマアカネは、このブログで2013年の8月にご紹介しました。
 これからも良い写真が撮れたら取り上げたいと思います。

 美しいミヤマアカネも、近頃は国内の個体数が激減しているのだとか。
 おもに田んぼの減少が原因していると推測されています。





*2018年7月16日撮影

 会津の鶴ヶ城公園近辺ではまだたくさんのミヤマアカネが見られるのを幸運と思います。
 しかし、以前いたはずのトンボや蝶が見られなくなって来ていることも考えなくてはなりません。
 
 在来の植物や虫や鳥や魚たちが生き延びられる手立てを、切に願っております。