
*2019年8月9日撮影
立秋を過ぎたとはいえ、今日も35℃越えの猛暑です。
立秋を過ぎたら残暑というのだそうですが、どうもまだ残暑という雰囲気ではありません。
会津の鶴ヶ城のお堀にはたくさんのトンボがいます。
その中で、今年は多いのではないかと思って見ているのが、チョウトンボです。
チョウトンボは今や珍しい部類のトンボになってしまって、例年はごく稀に姿を見る程度です。
それが今年は、お堀の片隅で4〜5匹の雌がさかんに産卵しています。
雌が産卵に飛び回っているところには、雄と思われるチョウトンボも飛び回っています。
たくさんいるというほどの数ではありませんが、いつもは滅多に見ることのできないチョウトンボなので、今年は多いということになります。

*2019年8月9日撮影
チョウトンボは幅の広い翅が、独特の金属光沢を持った色をしています。
前翅は両端が透明になっていて、なかなか美しい姿をしています。
蝶のようにひらひらと飛ぶので、チョウトンボとなりましたが、飛んでいる姿を見れば納得です。
最近は個体数が減っているということなので、ぜひ盛り返して欲しいものです。

*2019年8月8日撮影
ところで、今年の夏の不思議のひとつが、ミンミンゼミがあまり鳴かないということです。
なかなか夏にならなかったせいなのか、夏が来たと思ったら急に極端な猛暑になったせいなのか、分かりませんがミンミンゼミは特に少ないと思います。
かわってやかましく鳴いているのはツクツクボウシです。
今年も変な夏ですが、チョウトンボが多いのはいいことだと思います。