さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

チョウトンボ

2019-08-09 22:16:48 | 昆虫

*2019年8月9日撮影

 立秋を過ぎたとはいえ、今日も35℃越えの猛暑です。
 立秋を過ぎたら残暑というのだそうですが、どうもまだ残暑という雰囲気ではありません。

 会津の鶴ヶ城のお堀にはたくさんのトンボがいます。
 その中で、今年は多いのではないかと思って見ているのが、チョウトンボです。
 チョウトンボは今や珍しい部類のトンボになってしまって、例年はごく稀に姿を見る程度です。
 それが今年は、お堀の片隅で4〜5匹の雌がさかんに産卵しています。
 雌が産卵に飛び回っているところには、雄と思われるチョウトンボも飛び回っています。
 たくさんいるというほどの数ではありませんが、いつもは滅多に見ることのできないチョウトンボなので、今年は多いということになります。





*2019年8月9日撮影

 チョウトンボは幅の広い翅が、独特の金属光沢を持った色をしています。
 前翅は両端が透明になっていて、なかなか美しい姿をしています。
 蝶のようにひらひらと飛ぶので、チョウトンボとなりましたが、飛んでいる姿を見れば納得です。
 最近は個体数が減っているということなので、ぜひ盛り返して欲しいものです。





*2019年8月8日撮影

 ところで、今年の夏の不思議のひとつが、ミンミンゼミがあまり鳴かないということです。
 なかなか夏にならなかったせいなのか、夏が来たと思ったら急に極端な猛暑になったせいなのか、分かりませんがミンミンゼミは特に少ないと思います。
 かわってやかましく鳴いているのはツクツクボウシです。
 
 今年も変な夏ですが、チョウトンボが多いのはいいことだと思います。