さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ミンミンゼミ

2019-08-23 22:13:28 | 昆虫

*2019年8月23日撮影

 お盆の8月15日前後は台風が来て、雨模様の日々でした。
 その後はまた猛暑が戻りましたが、今週の水曜日21日からは秋雨が降り始めました。
 つまり、今年の夏は8月20日で終わりました。
 まだ日がさせば、気温は30℃近くなりますが、35℃を超える猛暑はもうないでしょう。
 7月末から実質3週間あまりの「夏」でしたが、気温の高さは異常でした。

 ミンミンゼミはいまが最盛期のようです。
 夏の終わりの名残に、ミンミンゼミをごらんください。





*2019年8月23日撮影

 ミンミンゼミの分布は、北海道の一部から九州までのほぼ日本全域とされています。
 しかし、関東から東の地域では平地に普通にいるのにくらべ、関西から九州にかけては山地でないといないと言われます。
 なので、こちらではセミといえばミンミンゼミが代表なのですが、関西以西ではクマゼミが代表なのだそうです。





*2019年8月20日撮影

 こうした分布の仕方などから「ミンミンゼミは暑さに弱い」説が生まれましたが、実態は分かりません。
 今年会津の鶴ヶ城公園で、きわだってミンミンゼミが鳴き出したのは、8月の10日でした。
 まだ2週間しか経ちません。
 気温が最高になるのを待って出てきたのか、あるいは夏の終わりの気配を感じて出てきたのか。
 どうも後者のような気がします。
 ミンミンゼミは猛暑には弱いのかもしれません。





*2019年8月19日撮影

 7月の寒さの頃は心配しましたが、今になってみると今年はセミは多かったように思います。
 アブラゼミもツクツクボウシも、ミンミンゼミも盛大に鳴いてくれました。
 ニイニイゼミは鳴き始めが遅かってせいで、声の大きなセミたちにまぎれてあまり目立ちませんでしたが、それなりにいたように思います。





*2019年8月19日撮影

 「セミの幼虫は7年後に出てくる」という話を信じていましたが、根拠のない伝説だそうです。
 7年説のもとになった本があるのだそうですが、著者はそもそもそのような主張はしていないのだとか。
 誤解をもとにして広まった7年伝説です。
 実際にセミの幼虫の成長期間を特定することは極めて難しくて、いまでもよく分かっていないらしいのです。
 ミンミンゼミやアブラゼミは、2年から5年程度を幼虫で過ごすとみられています。