![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/86/644dd8635888ec52ded3beaf0dbd1073.jpg)
*2019年8月29日撮影
秋雨が降り続いています。
今日は朝になって雨が止み、8時過ぎにはわずかに日がさすようになりました。
午後にはまた雨に戻りましたが、午前中の少しの時間に出かけてみました。
イノコズチの花にとりついている、小さな黒い蜂を発見。
トックリバチの仲間だとは思ったのですが、調べた結果ムモントックリバチだと決めました。
これは顔をこちらに向けている写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/6e/10e06e4cd11736fef90e886df4fe166f.jpg)
*2019年8月29日撮影
逆さになっているムモントックリバチ。
トックリバチというのは、ドロバチ科の蜂で、泥を固めて丸いトックリ型の巣を作るためにトックリバチと呼ばれます。
トックリバチの代表はミカドトックリバチという蜂です。
そのミカドトックリバチに似ているけれど、黄色い模様がごく少なくてシンプルな姿をしているのがムモントックリバチです。
ムモンというのは、紋が無い、つまり模様が無いという意味のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/37/85cc27ed77df6cdc762168259f995305.jpg)
*2019年8月29日撮影
これはオオアレチノギクにとまったムモントックリバチです。
この写真なら全身の姿が分かりますね。
ムモントックリバチは壁や石などの窪みを利用して、丸い巣を作ります。
窪んだところを利用するので、半球状の巣を作ればいいわけで、たいへん効率的です。
トックリバチ類は種ごとにそれぞれ好きな営巣地があって、草の葉の裏だとか、草の茎だとか、壁面だとかにトックリ型の巣を作ります。
巣はごく小さくて、直径2cm程度のものです。
その気で探さないと見つけられません。