さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

サクラ

2017-04-21 22:08:40 | 樹木

*2017年4月21日撮影

 会津の鶴ヶ城公園にも桜の季節がやってきました。
 まだ満開とまではいきませんが、見頃を迎えました。
 いまのところ、すっきりした青空がみられないまま花ばかりが咲きすすむのが残念ではあります。

 最初の写真はソメイヨシノの古木です。





*2017年4月21日撮影

 この桜もかなりの古木です。ソメイヨシノです。
 幹にウメノキゴケがびっしり張り付いています。





*2017年4月21日撮影

 花のバックはお城のお堀です。
 水面に曇り空が写って暗い雰囲気になってしまいました。
 水面と花との取り合わせは、うまく撮影できればいい雰囲気の写真になるのですが、まだまだです。





*2017年4月21日撮影

 ピンク色の濃い、ヒガンザクラまたはコヒガンザクラの系統ではないかと思います。

 鶴ヶ城公園には会津藩ゆかりの高遠から贈られたタカトウコヒガンザクラがあるのですが、最近それらに名札が付けられたので、思いがけずたくさんあることに気づきました。
 この写真の桜にはタカトウコヒガンザクラの名は付いていないので、違う種類のようです。





*2017年4月20日撮影

 この写真の桜が、それと表示されているタカトウコヒガンザクラです。
 ピンク色が濃くて、花が少し小さめです。
 ソメイヨシノよりも早く咲くこともあって、人気の桜です。

オオルリ

2017-04-20 22:14:42 | 

*2017年4月20日撮影

 梅が咲き、桜も咲き始め、花は次々に咲きすすむのですが、天候は不順です。
 雨や曇りが多くて、散歩もままならずに過ごしています。

 今日は久しぶりにオオルリに出会えました。
 まだつぼみのソメイヨシノの枝にとまっていました。





*2017年4月20日撮影

 オオルリは夏鳥で、4月になるとやってきます。
 冬はフィリピンやインドネシアなどの南の国で過ごして、繁殖のために帰ってきます。
 広葉樹林で子育てをしますが、渡りの途中で都市部の公園などにも立ち寄ります。
 美しい瑠璃色は雄だけですが、はっとする美しさです。
 ただ肉眼で遠くから見ると黒く見えることが多く、黒い鳥だと思ってしまうことがあります。

アカハナワラビ

2017-04-10 22:04:56 | 草花

*2017年4月10日撮影

 赤茶色というか赤紫色というか、枯れ草のようなへんな草を発見しました。
 形はワラビやゼンマイを思わせるので、シダ類に違いありません。
 秋に花(胞子茎)を咲かせるオオハナワラビに似た感じです。
 どうやらアカハナワラビというもののようです。
 冬になると全体が赤くなり、夏には緑にもどるそうです。
 秋から冬にかけてオオハナワラビに似た胞子茎が伸びるのだとか。





*2017年4月8日撮影

 全体的にオオハナワラビより小さい感じがします。
 これがこのまま夏になるにつれ色が変わるのか、いったん枯れて改めて新芽が出るのか。
 とても興味があります。
 今後目が離せません。





*2017年4月9日撮影

 上から見た図です。
 典型的なシダ類の形です。

 いままで知らなかった妙なものを発見するのは、日々の散歩の醍醐味です。

シロイヌナズナ

2017-04-08 21:53:40 | 草花

*2017年4月8日撮影

 曇り空ながらとても暖かい1日でした。夕方には少し雨がちらつきました。

 梅が咲き始め、花の季節がやってきました。
 地面にもさまざまな花が咲いています。
 そんななかでも地味な存在のシロイヌナズナをごらんください。
 背の低い(10〜30cm)、ごく小さな花(3mmくらい?)をつける目立たない花です。





*2017年4月8日撮影

 シロイヌナズナの花です。
 菜の花と同じアブラナ科の花なので4弁の花を咲かせます。
 イヌナズナに似ていて花が白いのでシロイヌナズナなのだと思います。
 イヌナズナは黄色い花を咲かせます。イヌナズナというのはナズナに似ているが食用にならないという意味の名前のようです。
 もともとのナズナは別名ぺんぺん草といい、古くから食用にされてきました。
 ナズナは白い4弁の花を咲かせます。
 名前の由来をたどると、わからなくはないけれど、妙な感じがします。
 この3種の草花はそれぞれあまり似ていないのです。
 強いていえば、もともとのナズナとシロイヌナズナがそれなりに似ている感じがします。
 シロイヌナズナはタネツケバナにもよく似た感じです。





*2017年4月3日撮影

 シロイヌナズナのロゼットの姿です。
 中央の茎が伸びて、もうすぐ花が咲きそうです。

 シロイヌナズナは植物で初めてゲノム解読が終了したということで注目されています。
 宇宙ステーションで栽培実験をしたとか、理化学研究所がDNAの研究をしているとか、よく理解できない情報がネットにあふれています。
 たぶん貴重な研究用植物なのだと思います。
 そういうことよりも、実際に道端に生えている姿を見つめて花の命に思いをはせたいものです。

カワラヒワ

2017-04-05 22:21:17 | 

*2017年4月5日撮影

 今日も暖かい春の1日でした。
 この春はスズメがたくさんいるように思います。冬越しがうまくいったのでしょうか。
 そんなスズメの群れに目を奪われていると、カワラヒワも小さな集団を作っていることを見逃しそうです。

 カワラヒワが高い木の上でさえずる姿もよく見るようになりました。
 ビーン、ビーンという特徴的な声で鳴き続ける雄の姿です。
 まだまだカワラヒワの求愛活動は続くようです。





*2017年4月5日撮影

 カワラヒワの飛び出しを撮影することができました。
 カワラヒワは広げた羽が美しいので、ほんとうの姿は飛んでいる姿だと常々思っていましたが、なかなか撮影はできません。
 きょうはこんなシーンが撮影できてラッキーでした。





*2017年3月2日撮影

 混み合った枝の向こうにいるカワラヒワの姿です。
 カワラヒワは普段は「キリキリ」「コロコロ」と美しい高い声で鳴きます。
 飼い鳥のカナリアも近縁の鳥なのだとか。声の美しさというところは似ています。
 ちょっと見は地味なカワラヒワですが、姿形も声も、愛すべき小鳥です。