さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ノボロギク

2017-04-04 23:05:04 | 草花

*2017年4月4日撮影

 今日も春の暖かさを満喫できるいい1日でした。
 ノボロギクがたくさん咲いているのに出会いました。
 ノボロギクは文字どうり一年中咲いている花で、真冬でも雪の少ない所には咲いています。
 冬のノボロギクは寂しそうですが、春になって元気一杯、こんなに群生していると見事です。





*2017年4月4日撮影

 ノボロギクというのは、野に咲くボロギクという意味です。
 ボロギクというのは花の後白い綿毛がはじけるような菊状の花をさし、山地に咲くサワギクの別名でもあります。
 ノボロギクは背丈の低い小さな花で、花も筒状花を束ねた小さな黄色い花をつけます。
 そういう意味ではとても地味なのですが、たくさん咲いているとなかなかきれいです。





*2017年4月3日撮影

 もう一枚、ノボロギクの群生の写真です。
 ちょっと、葉の緑に埋もれて黄色い花の色がさえない感じになってしまいました。
 これから季節がめぐるにつれて、このノボロギクの群生がどうなっていくのか、見守っていきたいと思います。

テングチョウ

2017-04-03 22:32:40 | 昆虫

*2017年4月3日撮影

 今日はようやく春の日差しがやってきました。
 朝は寒かったものの、しだいに暖かくなって、野外を歩くのには心地よい日でした。
 ところが、午後遅く急に雨が降り始めて、春の天気の変わりやすさを実感。

 暖かくなったので、蝶たちの姿もちらほら見られるようになってきました。
 今日の出会いはテングチョウ。
 オオイヌノフグリの花にとりついているテングチョウです。





*2017年4月3日撮影

 このテングチョウはハコベ(たぶんコハコベ)の花にとりついています。
 濃い茶色とオレンジ色の模様が印象的です。白い点々もあります。
 テングチョウは成虫で越冬するので、たぶん冬越しをしたテングチョウが春になって出てきたのだと思います。
 花の蜜をたくさん食べて体力を回復させなければならないのかと想像しますが、あいにくまだこんな小さな花しか咲いていません。
 それでもハコベやオオイヌノフグリはたくさん咲いているので、大丈夫なのかも。





*2017年4月3日撮影

 翅の裏側の模様は地味です。
 顔の前に突き出している突起が天狗の鼻のようだというところから、テングチョウの名がつきました。

 幼虫は青虫で、エノキの葉を食べるそうです。
 





キセキレイ

2017-04-02 21:59:49 | 

*2017年4月2日撮影

 今日は春の日差しがあったとはいえ、風の冷たい1日でした。

 いつもの川べりでキセキレイに出会いました。
 1枚目の写真は、川の中に倒れ込んだヨシの茎に立つキセキレイ。
 黄色いセキレイなのでキセキレイ「黄鶺鴒」です。





*2017年4月2日撮影

 2枚目の写真は、枯れたヨシの茎にとまるキセキレイです。

 川に住むセキレイは、上流にはキセキレイ、中流にはセグロセキレイ、下流および住宅地にはハクセキレイというふうに住み分けられていると言われています。
 ところが最近、セグロセキレイを家の近くで見かけたりして少し住み分けがくずれ始めているのかもしれません。
 キセキレイも以前はあまり見なかった場所に降りてきているように思います。





*2017年4月2日撮影

 枝のすきまから対岸にいるキセキレイを覗いています。
 羽繕いをしています。

 以上今日撮影の3枚の写真は、それぞれ撮影場所が違うので、違う個体だと思っています。
 ただ、みな喉が黒いので雄ばかりのようです。





*2017年2月17日撮影

 さて、最後の写真は、まだ雪のある2月に撮ったキセキレイです。
 冬羽なので喉も胸も白くて、尾の下だけが黄色いキセキレイです。
 冬羽のキセキレイは雄か雌か見分けることはできません。

 この冬に撮ったキセキレイに比べると、今日撮った写真のキセキレイは黄色い色が鮮やかです。
 野鳥は春が来ればもう繁殖期を迎えるので、今は夏羽に着替えているわけです。
 鳥達の子育ての季節が始まります。

アズマイチゲ

2017-04-01 22:06:06 | 草花

*2017年4月1日撮影

 4月になりました。
 アズマイチゲが咲いています。
 アズマイチゲが咲けば、もう間違いなく春です。
 まもなく梅が咲き、それから桜の季節もやってきます。

 今日は曇り空で風も冷たかったので、アズマイチゲもぱっと開かずになかば蕾のままでした。





*2017年3月30日撮影

 これは2日前、日差しの中に咲いていたアズマイチゲ。
 暖かい春の喜びを、ぱっと開いた花に精一杯表現しているように見えます。





*2017年3月30日撮影

 アズマイチゲに遅れて、キクザキイチゲもやがて咲きます。
 キクザキイチゲはアズマイチゲと同じような花を咲かせますが、葉が違います。
 そしてもっと遅れて、イチリンソウやニリンソウが咲きます。
 イチリンソウヤニリンソウはイチゲ類とは違って、5弁の花を咲かせます。
 よく似た、小さな春の花の話でした。