さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ショウジョウトンボ

2019-08-11 22:07:04 | 昆虫

*2019年8月10日撮影

 今年よく見るトンボとして、ショウジョウトンボも紹介しないといけません。

 全身真っ赤なショウジョウトンボ。
 例年はごくまれに、ぽつんと1匹がとまっているのを見るだけでしたが、今年は複数のショウジョウトンボが飛び回っているのを見かけます。





*2019年8月8日撮影

 そしてこれはショウジョウトンボの雌の姿。
 例年は見ることのかなわないトンボですが、今年はよく見かけます。
 会津の鶴ヶ城のお堀に、さかんに産卵している姿も目撃しました。
 残念ながら、写真に撮影することはできませんでしたが。





*2019年7月5日撮影

 先月撮影したショウジョウトンボの雌と思われるトンボ。
 ひょっとしたらまだ未熟の個体かもしれません。

 不思議なことをひとつ。
 2日前に今年はミンミンゼミがあまり鳴かないと書きましたが、そしたらその翌日つまり昨日ですが、鶴ヶ城公園ではミンミンゼミの大合唱で出迎えられました。
 今年も無事にミンミンゼミは元気なようです。
 ある日突然一斉に鳴き始めるということもあるのだと、初めての体験です。
 




トウバナ

2019-08-10 22:16:05 | 草花

*2019年8月10日撮影

 今日も最高気温は35℃だったようです。猛暑は続いています。
 台風が来ているようですが、明日も雨の予報はありません。

 トウバナが咲いているのに出会いました。
 トウバナは春の5月から6月頃に咲くものと思い込んでいたので、8月の暑い盛りに咲いているのにちょっとびっくり。
 図鑑などのトウバナの解説をよく読むと、春から夏まで花期が長いということがわかりました。
 春の花だというのは私の思い込みだったようです。





*2019年8月10日撮影

 花がかたまって段々になって咲くので、お寺にある三重の塔や五重の塔に見立てて「塔花」と名がついたそうです。
 田の畦などのような、湿った場所が好きとされています。
 ただ、道端や庭の中など、どこにでも姿をあらわす雑草でもあります。





*2019年8月10日撮影

 トウバナにはよく似たそっくりさんがいろいろあって、なかなか判別は難しいものです。
 もっとピンク色の濃い花をつけるクルマバナとか、もっと白い花で背が高いイヌトウバナとかが、よく見かける花です。
 そのほかのいろいろはまだ見たこともないのですが、見ても分からなかった可能性もあります。





*2019年8月9日撮影

 昨日撮った写真です。
 シロツメクサと並んでいるトウバナです。
 花は2枚の葉の上にかたまって咲くのですが、じつはかたまっているのはつぼみで、咲く花はその中のごく一部です。
 ぱっと一斉に咲けばよかろうにと思うのですが、トウバナにはトウバナなりの花の咲かせ方のルールがあるのかもしれません。






チョウトンボ

2019-08-09 22:16:48 | 昆虫

*2019年8月9日撮影

 立秋を過ぎたとはいえ、今日も35℃越えの猛暑です。
 立秋を過ぎたら残暑というのだそうですが、どうもまだ残暑という雰囲気ではありません。

 会津の鶴ヶ城のお堀にはたくさんのトンボがいます。
 その中で、今年は多いのではないかと思って見ているのが、チョウトンボです。
 チョウトンボは今や珍しい部類のトンボになってしまって、例年はごく稀に姿を見る程度です。
 それが今年は、お堀の片隅で4〜5匹の雌がさかんに産卵しています。
 雌が産卵に飛び回っているところには、雄と思われるチョウトンボも飛び回っています。
 たくさんいるというほどの数ではありませんが、いつもは滅多に見ることのできないチョウトンボなので、今年は多いということになります。





*2019年8月9日撮影

 チョウトンボは幅の広い翅が、独特の金属光沢を持った色をしています。
 前翅は両端が透明になっていて、なかなか美しい姿をしています。
 蝶のようにひらひらと飛ぶので、チョウトンボとなりましたが、飛んでいる姿を見れば納得です。
 最近は個体数が減っているということなので、ぜひ盛り返して欲しいものです。





*2019年8月8日撮影

 ところで、今年の夏の不思議のひとつが、ミンミンゼミがあまり鳴かないということです。
 なかなか夏にならなかったせいなのか、夏が来たと思ったら急に極端な猛暑になったせいなのか、分かりませんがミンミンゼミは特に少ないと思います。
 かわってやかましく鳴いているのはツクツクボウシです。
 
 今年も変な夏ですが、チョウトンボが多いのはいいことだと思います。

 

セリ

2019-08-08 22:49:07 | 草花

*2019年8月8日撮影

 今週は連日、気温が37℃を超えるという異常な猛暑が続いています。
 今日は立秋とあって、心なしか早朝の風が涼しく感じたので、久しぶりの散歩に出ました。
 しかしやっぱり、午前10時を過ぎる頃には気温が急上昇。午後には36℃を超えました。

 休耕田にセリの花が咲いています。
 こんなにたくさんあったのかと思うぐらいの花の量です。
 これまたたくさん生えている様々な雑草の中から、首を伸ばすようにして、白い花を咲かせています。





*2019年8月8日撮影

 セリは春の七草のなかのひとつとして知られ、早春に若芽を摘んで食べます。
 独特のさわやかな香りが美味しいものです。

 湿地や畦道など湿った場所に生える草で、もちろん休耕田にも生えます。
 花の咲くのは夏ですが、そのころには他の雑草も勢いよく伸びていて、雑草の中にセリの花という感じになります。

 この写真も白い花の下の大きな三角の葉はヒルガオのもので、たがいに入り組んでいます。





*2019年8月8日撮影

 いろいろな雑草の中に伸びているセリの図です。
 セリは同じ場所に集団で生える草で、「競り合うように」伸びる、あるいは「競り合うように」花をつけるという意味で、「セリ」の名が付いたと言われます。
 セリ同士も競り合っているのでしょうが、ここではセリと他の雑草もまた、草丈を競り合っています。

コシアキトンボ

2019-08-03 21:14:13 | 昆虫

*2019年8月2日撮影

 8月です。真夏になりました。
 先月末に梅雨が明け、同時に猛暑がやってきました。
 連日35℃越えの日々です。明日の予報は37℃越えです。
 あまりの暑さに散歩も控えています。

 昨日の朝早く、少し気温が低めだったので、ちょっとだけ出かけてみました。
 セミが待ってましたとばかりに鳴いています。ミンミンもアブラもツクツクボウシも、一斉に出てきました。
 セミの抜け殻も低い草にばかり目立って、例年のように桜の葉に登ってくるものが少ないようです。
 セミも早く脱皮したいと焦っているのでしょうか。

 トンボもたくさん飛び回るようになりました。
 写真を撮ったのはコシアキトンボです。
 コシアキトンボは樹間の空き地のようなところを飛び回っていることが多いのですが、ときおり止まる時を待って撮影します。
 これはクズの蔓に止まったコシアキトンボです。
 黒い体なのに腰の部分が白く抜けているので、「腰空蜻蛉(コシアキトンボ)」というわけです。





*2019年7月21日撮影

 会津の鶴ヶ城公園にコシアキトンボが多いのは、お堀に産卵するからではないかと思います。
 この写真のコシアキトンボは雄だと思います。
 腰の白い帯模様が白くて幅が広いからです。
 お堀の縁で撮影しました。自分の縄張りを確保して雌を待っているのでしょうか。





*2019年7月3日撮影

 少し高いところの木の枝に止まるコシアキトンボ。
 このトンボは羽の先が黒いのがまず目に入ります。これはコシアキトンボの雌の特徴です。
 下から見上げているので、腰の部分の模様がよく分からないのですが、黄色い縞模様に見えます。
 雌の場合は、腰の白帯が黄色くて、さらに縞模様になっていることもあって、黄色と黒の虎模様に見えます。
 飛んでいるコシアキトンボの中では、雌の虎模様が目立ちます。
 コシアキトンボの場合は雌の方が色鮮やかで派手に見えます。