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時差ボケ対策の食事はあるのか
「時差ボケは東西方向への急速な移動によって、現地の時間と体内時計が同調できなくなった時に起こる」ととある専門家は話していました。
もっとも私が初めての海外旅行でハワイに行ったときは時差ボケの症状に苛まれることは全くありませんでした。
ヒトをはじめ地球上のあらゆる生物は、24時間の長さに合わせて生体リズムつまり体内時計を刻んでいます。体内時計は目の奥にある視交叉上核にあり、体内時計で刻まれた時間の情報は、松果体に伝達されてメラトニンをつくります。体内時計が夜だと認識すると、メラトニンの分泌量は増加し、眠気を引き起こし、睡眠を誘発するのです。昼だと認識すると分泌量が減少し、体の各器官が活動状態に入るのです。
時差ボケ症状には段階があると言われています。
第1期…現地時間の昼間に眠気に襲われる
第2期…集中力や記憶力が落ち、便秘や下痢の症状がでる
第3期…免疫機能にも1日のリズムがあり、そのリズムがくずれる
つまり病気にかかりやすくなるのです。ダイエットへの進捗にも暗い影を落としかねません。
時差ボケになると浮腫みやすくなる
免疫とは外部から侵入してくる病原菌と戦う力で、人間が生まれながらにして持つ防御機能であります。血液中のリンパ球が外からの病原菌を取り込み食い殺すのです。免疫機能はメラトニンの分泌量によって、その能力が夜には高く、昼には低くなるリズムを持ちます。昼間起きている場合なら、目・耳・鼻などの五官で迫る危機を探知し回避することができるためだからと言われています。
眠い昼間を乗り切るには朝から肉?
アルゴン国立研究所のチャールズ・F・エレッド博士著「時差ボケ克服法」によると、渡航先で時差が生じている場合、朝食・昼食にはタンパク質(肉類・魚類・卵・豆腐等)夕食には炭水化物(米・パスタ・パン・じゃがいも・うどん等)を食べると良いと言います。
私の継承する伝統的な日本型食生活から申しますと正反対です。取り敢えず今は時差ボケ対策に焦点を絞ります。
入眠に誘導するには炭水化物
タンパク質はチロシンという物質を多く含んでいます。これが血管を通り脳に入ると、様々なホルモンを分泌する青班核でノルアドレナリンに変化し、体の活動を活性化します。所謂交感神経が優位になるのです。
さらにトリプトファンはセロトニンの原料となり、精神を安定させ、覚醒を促し、体温をも調整します。
さらにメラトニンの元にもなります。
一方夜のキーフードとなる炭水化物は体内でブドウ糖に変化します。
この時にトリプトファンというアミノ酸だけは血中に残り、脳内に運ばれメラトニンの原料となります。先程も触れたようにメラトニンは眠気を誘発させてくれます。
疑問は残りますが、取りあえず先に進みましょう。
食事でホルモンをコントロール
つまり食べ物でホルモンの分泌をコントロールすることにより、体内時計を現地に合わせることも可能になるという説です。
光による解消法
また太陽の光による解消法もあります。目から入った太陽光による刺激でもメラトニンの分泌量が減少するため、日光浴や散歩をすることにも効果があると考えられています。
およそダイエットには関係なさそうですが、時差ボケ対策として試してみたい気もしないではありません。
残る疑問
メラトニン云々の説は判らないではありませんが、トリプトファンもエネルギーに回ったら功を奏しませんし、タンパク質は比較的胃での滞留時間も長いのでタイムラグがどう影響するのかも、想像に難いところです。
しかしながら、朝から肉類は重過ぎる感は否めません。
結局、澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活で魚や豆腐、卵を取り入れ腹八分で喫食し、日光の浴び方を意識すれば、時差ボケも乗り切れるのではないでしょうか。
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