さいきんの流星光
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僕は走るのが昔から苦手だ。
マラソンの授業なんかは最悪の気持ちになった。
最近は、草野球をやっているので、体力をつけておかないと
楽しめないので仕方なく2㎞くらいは走っている。

よくマラソン選手が
「声援が力になりました」
なんて言ってるけど、僕は逆だった。
マラソン大会などで苦しいとき、
「ガンバレー!」とか「あと少し!」とか言われると
力が抜ける気がしたものだ。
みんなが応援してくれていると思うだけで甘えが出てしまうのだ。
僕は声援を受けながら頑張るタイプではない。
たった一人で地獄の底をはいつくばる状況でこそ
真の頑張りを出せるタイプなのだと思う。
パチスロ漫画を連載していたときもそうだった。
一歩も外に出ずラジオも聞かず、
ヘッドフォンで音楽をガンガン鳴らしながら一心不乱にペンを走らせる。
もちろん酒をあおりながら…。
地獄の底を這うような気持ちになるためにいろいろやったな~。
でも、それも途中までのこと。
だんだん体力もなくなり、精神的パワーもなくなってきて、
AMラジオを聞きながら楽しく健康的に漫画を描くようになった。
やっぱり「地獄のような状況」って、人間には無理ですな。
地獄の底を這うのは、死んだ後で十分です。


■流星光Twitter

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