僕はホームページで、漫画家を目指す初心者の人のための質問掲示板を作って、
本当に何もわからない人のために、いろいろ教えたりしているんだけど、
「漫画家になりたいんですけど、
絵が上手く描けません。
何かコツがありますか?」
「背景が上手く描けません。
上達の方法があったら教えてください。」
という質問がたまにある。
そういう質問をする人は、一体どのくらい練習してから質問しているかというと、一ヶ月とかそのくらいの場合が多いのではないか。
土台、年齢が若いんだから、何年も頑張って出来ないという訳であるはずがない。
その事について思ったんだけど、
何となく、プールに飛び込まずに、泳ぎ方のコツを教えてほしい、的な質問が多い気がしてならない。
漫画を一本描く前に、コツを教えてください。
いい技術書があったら教えてください。
と言う。
まあ、これは個人的な、かなりかたよった意見なんだけど、
やる前に質問する人はダメだね。
まずダメだと思う。
僕は、上に行く人は、まずやってみて、失敗するものではないかと思っている。
失敗しないためにいろいろ質問するのだ、という意見もあるかと思うけど、それは違う。
違うちゅうか…上に行く考え方じゃない気がする。
スタートの考え方が違うんだ。
あれこれ質問する人は、失敗したくない、最初から上手くやりたいという気持ちがあるんだろうと思う。
もし、あわよくば、最初の1本描いて投稿して、才能が認められてプロになれたらいいな…なんて考えている気がする。
その甘い考えが、上に行けない人間のものだと思う。
上に行く人は、最初の一本で…なんて考えていない。
結果的に最初の一本目で才能が認められて…って事はあっても、
最初からそう考えてはいないだろう。
「俺が目指している世界は、そんなに甘いものではない」
と思っている感じがする。
だから、失敗を恐れず最初にやってみる。
失敗しても、何か一つでも得るものがあればいい、そう考えている。
その違い。
だから、ハッキリ厳しい事を言うようだけど、
まずあれこれ質問する人はダメだと思う。
まずやる事が大切だと思う。
見る前に飛ばなきゃダメだと思う。
■流星光Twitter
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