改めて思いましたよ。
僕は、「自分のキャリアアップ」について無頓着すぎたと。
漫画家が、キャリアアップという言葉を使うのが正しいのかどうか分かりませんが…。
やっぱり自分の将来を豊かにする仕事が、キャリアアップにつながる仕事というのだと思います。
例えばデビュー前の段階なら、誰かのアシスタントに入るという事は確実にキャリアアップにつながります。
でもデビュー後、15年たってからのアシは、お金にはなるけど、キャリアアップにはつながらない。
お金がないからアシスタントをやる、という事をし始めたら、負のスパイラルに陥る。体力はいつまでもある訳じゃない。歳をとると、若いころ「きつい」と言っていたダメージの何倍ものダメージを体に受けるようになる。
今、アシスタントをやっている若い人がこれを読んでいたら、声を大にして言いたい。
いつまでも元気でアシスタントが出来る体じゃないと。
想像しづらいのであれば、給料が半分になると想像してもらいたい。
実際は、そんな感じです。
体に受けたダメージに見合った給料ではないと感じる。
割りに合わないと感じるようになる。
技術が身についた後は、アシスタントをやる理由がない。
さっさと持ち込みをして、商業誌の仕事を探さなくてはいけない。
そうする事によって、自分の作品が世間の目にさらされる事になる。それによって新たな依頼が来ることもある。漫画家にとっては、自分の作品を描くという事こそ「キャリアアップ」につながる道なのだ。って…今さら誰でも知ってることを偉そうに言うなっつー話ですね。
追伸…
今回のアシは、きつかったけど…友人の危機を救えたということで、無駄ではなかったと思います。
まあ、もうちょっと短い時間であれば楽だったんですけどね~。
楽な仕事だったら、僕に声かけないか…。一人でやるかな。
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