さいきんの流星光
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人は、その人間のキャリアを見るのだな、と思います。
過去に、何をしてきたのか。
それが、その人の評価に直結するんでしょう。

若い人のキャリアは、ほとんどが学歴かも知れません。
石川遼クンみたいに10代から仕事しているような特殊な場合を除いてはですが…
キャリア=学歴ことになるのかな。

だから、学歴は大切かどうか、なんて議論がまかり通ると思うんですけど、
大人の場合は、かならずしも学歴=キャリアじゃないですよね~。
社会人は、年齢がかさむにつれ、
いろんなキャリアが積み重なってきます。

ドラマ『エンゼルバンク~転職代理人~』の中に

「30歳を過ぎたら、利息で生きていけ」

という言葉が出てきました。

つまり、30歳を過ぎて、まったく新しいキャリアを求めるのではなく、
それまで自分がつちかってきたキャリアを最大限利用しろ、
という事だと思います。

このドラマは、とてもためになるので、
観た方がいいと僕は思います。
僕も、ためになりました。
そして、当たり前のような結論に…。

そう。
僕は、もう、漫画業界以外では生きられないという現実。

ふふ…何を今さら、と言われそうです。
いや、この言葉じたいは、何度も心の中に出てきた言葉なのですが、
さいきん実感している、というか…。

まだまだアホですね、僕も。

僕のキャリアは、漫画のみ。
他に出来ることは、一つもありません。
かと言って、
キャリアとして、世間に認められるような作品があるかと言うと、
単行本は『デカラッパ』一冊だけ。
学研の『発明・発見のひみつ』は、ちょっと単行本とは言えない感じですからね。

のんべんだらりと漫画業を続けてきた報いです。

漫画家としてのキャリアは、
自分の作品として、他人に見せる事ができるような仕事を積み重ねること。
それが、おそらく、キャリアという物になります。

作品サンプル、と言ってもいいのかも知れません。

どうでもいい仕事だからと言って、
手を抜いたり、自分の絵柄じゃない絵を描いたりしたら、
その時間は、人生において「無駄」になると思った方がいいと思います。
原稿料が安い上に、時間まで無駄になったら、
やりきれないなぁ…。

僕は、激しく後悔しています。
もっと早く、この事に気づいていたら、
コンビニ漫画でも、自分の絵柄で描いていたのにな。

むか~し、聞いたことがある…かも知れないけど、
漫画家にとって、

絵は宝。

キャラは命。

実際、聞いた事があるのか夢でみたのか分かりません…。
でも、僕は、そう信じています。





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