横着すると、ろく事がない

結論から書くと、

床に発泡酒350mlが全部こぼれました。

350mlの発泡酒が、１本分全部ジュワワ！と飛び出して、
僕のランニングシャツをびしょ濡れにしただけでは足りず、
床に敷いてあるじゅうたんをもビショ濡れにしました。

ああ…、横着をするものではない。
そして余計な事は、するものではありません。

こないだ買った、発泡酒350ml24缶入りのダンボール箱４箱を、
僕は積み上げていました。
１本ずつ取り出そうと思ったのですが、
かなり狭い隙間に積み上げていたので、
箱を開けて取り出すよりも、
箱の側面をカッターで切り、そこから１本ずつ取り出せばいいと
思いつきました。

カッターで10cmほど、ずいーっと縦に切ったところ…

ブシュ！

という音とともに、僕のランニングシャツの前面がビショ濡れに…。

そうです。
僕は、ダンボールだけではなく、
中のアルミ缶もカッターで切っていたのです。

何が起こったのか分からないまま、ボーゼンと立ち尽くす僕の眼前で、
なおもボタボタシュワワ…とあふれ出る発泡酒。

人間、すぐには動けません。
僕は、10秒ほど固まっていました。
しかし、あふれ続ける液体を見て、早く動け！と脳が指令を出しました。

ああ…面倒くさい。
部屋もくさい。

余計な事をせずに、原稿に、絵だけを入れておればよかった…。

悪い事が起きたのだから、
次は、いい事がある！と思いこむことにします。



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