さいきんの流星光
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今日も、奥さんが休みなので、

西荻窪 GENAでランチ。

「ジーナ」と読むイタリアンレストラン。

本場仕込み!って感じの。


ただこの店は、美味しいんんだけど、

ピザを素手で食べることを想定していないのか、

簡易的な使い捨てのおしぼりが一人一人にわたされるだけで、

それ以外に汚れた手を拭くものも、

口をぬぐうためのものも与えられないという店である。


写真にも写ってるけど、

この薄いぺらぺらの使い捨ておしぼりで、

オリーブオイルぎとぎとの手を拭こうとすると、

どうしたって面積が足りないのである。


僕は、

「ならばフォークとスプーンで食べましょう」と

すんなりと食事方法を変更できたのだけど、

奥さんは、絶対にどうしても

ピザは、素手で食べたいらしくて、

かたくなに素手で食べる方法を変更しなかった。


なので手を拭くために、

毎回、ティッシュペーパーのボックスを自主的に持って行って、

テーブルの上にどっかりと置いてピザを食べるのだった。


僕は、

隣の席に座ったカップルが、

そのボックスティッシュを店の備品と勘違いして、

「すみません、ティッシュ1枚いいですか?」

と言ってくるのを想像して、

その場合、どうやって断ろうか、

あるいは「はい、どうぞ」とティッシュを取らせたあげるべきか、

その後、お互いにどんな表情ややり取りがあるのか想像して、

すこしだけハラハラした。



日曜日のイタリアンレストランは、

普段、都心の方でばりばり働いているであろう

人々が集っていた。


耳をそばだてて聴いてみると、

やれ、こないだ出した企画がどうとか、

どこぞの外国の支店のだれだれが、何やら儲けたとかなんとか…。

そんなオトナな話が飛び交うなか、

僕と妻は、なんの話題もなく押し黙ったまま、

黙々とピザとその後に出てきたボンゴレロッソを食したのであった。


妻が、一万円札しかサイフに入っていないと言うので、

僕が、二人で食べた分の半額である1404円を1円単位まで計算して渡す。

そんなところを見た隣のカップルは、

「こいつらは、一体どういう関係なのだろう」

と不思議に思ったかも知れない。


妻の会社の人が言うところの、

「そこそこ仲の悪い夫婦」

のような割り勘を、

このところずっと、僕たちは慣行しているのであった。




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