HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

久々に「虎の穴」へ

2006年06月17日 21時31分54秒 | サックス
今日は朝方は雲が多かったのですが、昼頃からは青空が顔をのぞかせ、気温も上昇しました。さすがに6月ともなると、陽射しも強くなります。久々に見る青空はもうすっかり夏空になっていました。

さて、今日は午後から娘の中学の土曜参観に行くことになっていたので、午前中に予定を消化することにしました。
まず、図書館でCDの入れ替えです。
【今日借りたCD】
●RICHARD ELLIOT 「AFTER DARK」 (写真)
今まで聞いたことのない名前のアーチストがテナー・サックスを持っているジャケットのCDを発見。しかもレーベルはブルー・ノートということで、はずれはないだろうと思い、早速レンタル。
この人はイギリスのグラスゴー生まれ、LA育ちだそうで、1980年代に5年間ほどワー・オブ・パワーのメンバーとして活動。その前はイエロージャケッツに参加していたこともあり、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのメンバーとして来日したこともあるそうです。ジャズ畑というよりは、ロック、ソウル畑出身のようですね。アメリカのスムース・ジャズ・シーンではかなり有名らしいです。
スムース・ジャズというとケニー・G以来ソプラノ・サックスの天下という感がありますが、この人はテナー一本槍で、パワフルながらも上品で深みの有るサウンドのテナーサックスを聴かせてくれます。アップ・テンポの曲もいいですが、この人の真価はスロー・バラードで発揮されるようです。ジェフリー・オズボーンのボーカルをフィーチュアした8曲目「If Tomorrow Never Comes」は絶品。またサイモン&ガーファンクルの名曲のカバーの10曲目「Bridge Over Troubled Water」も泣かせます。1994年の作品。

●ケイ赤木 「PALETTE」
日本人として唯一マイルス・ディビスのバンドに参加したことのあるピアニスト、ケイ赤木の2001年の作品。杉本智和(b)、井野信義(b)、本田珠也(ds)、村上寛(ds)、峰厚介(ts,bass clarinet)と日本人ミュージシャンで固めたグループによる録音。マイルス・グループではエレクトリック・サウンドの印象が強いですが、このアルバムではアコースチック・ピアノによるフレッシュな演奏が聴けます。
この人はなんとUCLAでジャズ科の大学教授として教鞭もとっておられるそうです。

●岸ミツアキ 「Swingin' Always」
名前はよく聞くのですが、音は聴いたことのなかった日本人ピアニストの2005年4月、ニューヨーク近郊ニュージャージーでの録音。ゲストにテナー・サックスのハリー・アレンが参加しているということで、悪かろうはずがないと思いレンタル。
ピアノ、ギター、ベース、ドラムのカルテットに曲によってテナーとコルネットが絡むという編成。20年代から40年代の古きよき歌物を中心にスインギーなピアノを聴かせてくれます。バックも良く歌う趣味の良い演奏で楽しめます。
ハリー・アレンのテナーはいつもながらいい音出してます。ここではサブ・トーンは若干抑え目にして軽快なプレイに徹しているようです。
スイング・ジャーナルのゴールド・ディスク。

図書館に行った後、昼食までの2時間程の時間を利用して、サックスを抱えて久しぶりに「虎の穴」に出かけました。
ほんとうに久しぶりなのでちょっと緊張しながら音出しましたが、あの絶妙なエコーのかかった音が聴こえて、うれしくなりました。
ロング・トーン、スケール練習をじっくりやった後、明日のレッスンに備えてテキストをおさらい。
やはり響きのいい場所で吹くと、上手くなったような気がしてうれしいものです。
この感覚を大事にして明日のレッスンに望みたいと思います。
でも、教室で吹くとまた「あら」が目立っちゃうんだよな~