クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

ヒメオオクワガタ休眠覚醒

2018-02-25 21:59:20 | ヒメオオクワガタ

2018年2月25日

季節はまだ冬ですが

少しずつ春の気配を

感じられるようになりました。


今日は、ヒメオオクワガタ2亜種の

休眠覚醒を計りました。

1種は昨年鳥取県で採取したヒメオオクワガタで

もう1種はキュウシュウヒメオオクワガタです。


↓ 基亜種ヒメオオクワガタ


↓ キュウシュウヒメオオクワガタ



どちらの種も

昨シーズンに摂食~交尾を済ませた個体なので

通常ならこの春~初夏にかけて

産卵の期待が持てます。




↓ 底部で休眠していたヒメオオクワガタ


↓ 硬直状態


↓ 休眠中のキュウシュウヒメオオクワガタ

↑ 穴を掘って休眠



↓ 材は齧っていなかった




休眠ケースから取り出した個体は

全て硬直状態にあり活動はしていませんが

ヒメオオクワタの方がキュウシュウより

幾分ほぐれた感じがしました。


↓ 大きいほうがキュウシュウヒメオオクワガタ




セットの方法はごくシンプルで

容器底部にマットを硬く詰め

朽ち木をのせてマットで埋めただけです。


↓ そのままでも使えるマットに加水




産卵木・質等については諸説あるようですが

私の経験では市販のクヌギ・コナラ

またエノキでも産卵しましたので

今回も手元にある朽ち木を利用します。

使用した朽ち木は先日山で拾った

クヌギとシイの白枯れ材で

どちらも生息地にはない樹種ですが

適度な柔らかさと水分があり

試してみるのも面白いです。


↓ 念のため15分ほど加水


↓ クヌギ天然朽ち木をヒメオオに


↓ シイ天然朽ち木をキュウシュウヒメオオに








セットができたら昆虫ゼリーと生体を入れ

18~22度くらいの温室で管理します。

今回はそれぞれペアでケースに入れました。


↓ 左:ヒメオオ 右:キュウシュウヒメオオ



このまま休眠覚醒し

産卵を始めれば想定通り。

6月頃までに産まなければ想定外。

そうなると今年の産卵はあまり期待できません。




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