日曜日、午後の用事が早く済んだため
ヒメオオクワガタの発生状況を見てきました。
とはいっても片道2時間半は長距離でした。
日時:2021年8月28日 15:40~夕方
天候:晴れ時々曇り〜時々濃霧
気温:25度前後
標高:約950〜1010m
↓ キックで落下。クワガタではなかった!(ゴマダラカミキリ)
↓ ミズナラ若木に食み痕 この木にはミヤマクワガタがよく付く
↓ 画像中央ヒメオオクワガタの食み痕
↓ 大型のヒメオオクワガタ
⇩ おそらく新成虫
山の天気は本当に気まぐれで
現地に到着した時は晴れていましたが、あっという間に霧が押し寄せました。
こういう天候はこれまでに何度も経験していますが
目の当たりにすると未だに不安になります。
↓ きれいといえば、きれい。不気味といえば、不気味。
↓ 霧で前方が見えない! こうなると少し怖気ずく
↓ あっという間に霧の中
↓ と思いきや、どないやねん!
↓ ヤナギに付くアカアシクワガタのペア
↓ アカアシと同一木から落下した個体、もしや?
⇩ ヒメオオクワガタの大型メス
昨日は短い時間での探索でしたが発見できたクワガタは
ヒメオオクワガタ=2オス1メス
アカアシクワガタ=10オス7メス 1メス死骸
コクワガタ=1オス2メス
以上、アカアシクワガタの繁栄が目立ちます。
↓ 高山では見つけるのが難しいコクワガタの活動個体
昨日は、短時間で結構な数のクワガタを見ることができましたが
あるポイント周辺では
数年前から気になっていたことがいよいよ現実になってきました。
それは、シカの存在です。
ヒメオオクワガタやアカアシクワガタのホスト木となる樹木の樹皮が剥がされ
枯れてしまうのです。
下画像のように樹皮が広範囲に剥がされると
その木はほぼ枯れてしまいます。
このままいけばこのポイントは一時期消失して
新たな息吹が芽生え、再生するのに数年かかります。
この辺りではそれを繰り返してきました。
↓ シカに樹皮を食べられた柳は次第に弱っていく
↓ このヤナギ群生もあと10年持たないかもしれない
↓ リリース前の記念写真
↓ 久しぶりの持ち帰りはブリードと標本用
↓ 体長測定のため、ひとまずおとなしくしてもらいます
↓ アカアシクワガタ さほど大きくなかった・・・
↓ ヒメオオクワガタのメス
↕ 上は45㎜台、下は51㎜台
昨日は今年最初のヒメオオクワガタ発見となりました。
発生そのものは北の方より相対的に遅いようですが
時期と数は平年並みといったところでしょうか。
次はオニクワガタを探します。
↓ 既に秋の気配
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