*タイトルに№がある記事は
「カテゴリー」から入ると飼育・観察過程等が繋がります。
チャイロマルバネの羽化
昨年は野外個体・飼育個体ともに市場流通の少なかったチャイロマルバネですが
今年は9月の初めころからぼちぼちお目見えするようになりました。
私の小屋でも2017年に採卵したチャイロマルバネを
年通15度前後~24度前後で管理してきました。
そして、先週には新成虫がマット上に現れたため
タイミングを見計らって産卵セットを組みました。
今回は、10月上旬に飼育下発生したので野外と近い感じで羽化したものと思われます。
↓ 2017年生まれ(2018年10月の記事画像)
↓ 羽化当日 2019年9月13日(2年1化)
↓ 深夜から翌日にかけて羽化
↓ 羽化二日後
↓ 羽化から21日目に蛹室脱出 羽化不全
↓ 蛹室内で死亡している個体もあり
↓ 他個体の羽化も確認 2019年9月29日
↓ 明るいと飛ぼうとする
↓ メスがまだ若いせいかオスは反応なし
↑ すぐに喧嘩する
↓ 2~3日は個別に保管
産卵セット
今年は2メスで採卵します。
そして、産卵用マットは昨年使用したものを加水して使います。
水分量はギュッと握って塊ができすぐには潰れない程度にしました。
↓ 交尾時間は20分ほど
↓ ゆっくり交尾器を格納してメスから降りる
↓ 交尾を終えたメスは足早に去る
↓ 産卵セット 底部8cmほどは硬詰め
↓ 転倒防止と保水のためミズゴケ使用
↓ 50㎝x30cmx20㎝ほどの容器
↓ 念のためゼリーも
さあ、これでひとまずは1セット完了です。
もう1メスは後日交尾〜セットになります。
セットから1週間ほどして潜りっぱなしなら、産んでいるサイン・・・
何とか1産卵セット行けました。
もう1♀はまだ若いようで、オスを近づけても攻撃するばかりです。
あと数日でセットを組めるようになると思うのですが、羽パカで少し後翅が出ています。
今年はマットの上にミズコケを乗せましたが、マットにコケの破片や粉が混ざり、扱いにくいです。
様子を見て枝や枯葉に替えようと思っています。
チャイロマルバネ、羽化したんですね。
産卵セットも組めたようで良かったですね。
wildではないので沢山産んでくれるかも知れませんね。
また経過を期待してます。