「菌床交換をしてもそれに見合うだけの大きさに羽化しない」
こういうことが私にはよくあります。
去年羽化したブータンクルビデンス2♂の体長は75mmUPでした。
それら2♂は800mlのカワラ菌床から
同1400mlに交換して羽化に至ったのですが
交換直後から大暴れし、目視で小さくなったのが判りました。
↓ 昨年羽化した2♂
そして、今年も2頭のオスが羽化しました。
それは「細々とクルビデンス・2」の幼虫編で書いた2頭で
800ml菌床の白いところがほとんどなくってから
そこに朽ち木を投入して羽化させた個体です。
↓ 朽ち木投入時に残っていた白い部分はこれだけ!
↓ 朽ち木をもう一段乗せて、食べかすで埋めます
朽ち木投入時の2頭の体重は共に27gで
それは、去年羽化した2頭より明らかに小さな幼虫でした。
↓ 蛹室作成中
↓ そして、羽化した今年の2♂ 共に72mm位
仮に朽ち木投入をせずに菌床交換していたらもう少し大きくなっていたのか?
それとも、さほど変わりはなかったのか?
その判断は難しいところですが
言えることは、朽ち木投入した2♂は殆ど暴れることなく
餌を食べ始め、羽化に至った。ということです。
2012年から継続して同じ親から採卵を試みていますので
今年も運よく幼虫が採れたら前回より大きい1400mlの同菌床でスタートし
白いところがなくなりそうになったら再び朽ち木投入してみます。
↓ 親のブータンクルビデンス
あわよくば親と同じくらいのサイズを出してみたいのですが
菌床交換しても、朽ち木投入でも残念ながら私の飼育センスでは
74mm前後の世界をうろうろと悲しい現実です。
はたして菌床餌交換のメリットはどこに?
それなら最初は大き目菌床、
最後は、安価で手ごろな朽ち木で十分なのかも・・・
色々と丁寧にありがとうございましたm(_ _)m
一番長生きした個体は羽化年含め4年目で死亡しました。
ただ、羽化年含め4年目に入ったメスの場合、殆どは産卵できずに落ちています。
そのため、毎年同じ親でブリードしたときは累代が停滞していました。
ペアリングが終わったら♂♀分けようと思います。
ちなみに、以前飼育していた国産オオクワは長いもので4年程度生きていたのですが、クルビは最長で何年くらい生存していましたか?
お返事ありがとうございます。
かなり丈夫で長生きなのですね。累代障害にも強いということですので、今後のブリードを頑張っていこうと思います(^_^)/
元気でいる限り、同じ親から採卵できています。普通でも2年間は産んでくれており、そのため年の違う同じ累代個体ができ、当方では2年間累代が進まないこと
も珍しくありませんでした。
クルブデンスは、一つの系統しか飼育していませんが、累代による弊害も感じないのが現状です。
クルビデンスは渋いのでなかなかやめられません。
ブリード成功をお祈りいたします。
こちらの記事で、ブータンクルビを同親から毎年採卵されていたとありましたが、♂♀ともにクルビデンスは3〜4年程度の寿命がありブリードも可能な感じでしょうか?
当方も今年からクルビを飼育しており、今後の参考にさせていただければと思いますm(_ _)m