*カテゴリーから入ると産卵〜羽化〜考察につながります(8記事)
*マットの作り方は記事「難関種マットの作り方」をご参照ください
ブルークツヤクワガタのオスが羽化しました(以下ブルークツヤ)
今回は羽化までのあらすじを簡単にまとめました(画像多し)
今回羽化したのは800ccボトルで単独飼育していた小さな短歯型グループです。
7頭まとめ飼いしている容器にはまだ幼虫がおり
それらの羽化はもう少し先になりそうです。
また、この他にも昨年終齢幼虫5頭を手放したのですが
その後他者に渡ったため、足取りはつかめなくなりました。
↓ 短歯3頭
↓ まとめ飼いの中にはまだ幼虫がおり、居住空間にはペレット状の糞が大量にある
↑ 広いテリトリーを確保したオスが長歯になるのか?(2022.6.8)
幼虫の顔
ブルークツヤの幼虫頭部の画像はあまり見かけないので少し多めに掲載します。
↓ 腹が重く移動は苦手、気性が荒く攻撃的 オス終齢後期(2022.3.7)
↓ 大アゴは強く湾曲
↓ 刺毛は長い
居住空間と蛹化・羽化
蛹化が近づくと蛹室周辺の空洞を整備し、蛹室を作成します。
蛹室は出入りしながら作成し、最後に蛹室内から出入口を塞ぎます。
蛹室入場直前の幼虫は成長ピーク時と比べ小さくなっています。
オスの場合、蛹室入場(4.16)から20日後(5.6)には蛹化しているのを確認し
それから30日で羽化(6.5)しました。
↓ 蛹室入場前に空洞を整備する 羽脱時の残土スペースの役割も果たす
↓ 体内内容物はほとんど見えず、前蛹に向て出来上がりつつある
↓ 蛹室入場近し
↓ 空洞だらけの容器 管理温度20度前後(2022.1.16)
↓ 新成虫の頭部は空洞方向(出口)を向く(2022.2.20) メス
↓ *ボーベリヤ菌に侵されたのか? メス(2022.2.20)
↓ 2022年2月23日 撮影
↓ メスの後食開始は羽化から5ヶ月前後(2022.4.17)
↓ 2022年5月3日撮影 羽化したメス
↓ 成虫も*ボーベリアに侵された
*ボーベリア菌は大気中に広く存在し、植物の病害虫駆除にも応用されている菌
↓ オス短歯型 4月16日蛹室入場→5月11日撮影
↓ 大アゴが先画像の個体よりほんの少し発達した個体
↓ 羽化後は、蛹室そばの空洞部に脱出する⇒
↓ 羽化前日のオス短歯型(2022.6.4)
↓ 羽化 2022年6月5日 出てしまった!
↓ 交尾器露出
↓ 羽化翌日
↓ 撮影のため蛹室から取り出す
↓ 羽化から1週間後
羽化までの概要
管理温度:20~26度(アバウト)
卵から羽化までの期間:オス15か月前後〜・メス9か月前後
マット:カブトマット・完熟系・知名度抜群の高額マットでも
発酵の余地があるマットを主体に赤枯れMIXで作成すると
産卵しなかったり、最悪の場合幼虫は死亡する可能性があります。
簡単に言うと、コバエが湧く腐食度合いのマットはリスクが高く
植物由来のマットを分解する系統のバクテリア云々に
あまり惑わされないほうが良いかもしれません。
これはチャイロマルバネや、コツヤなど一部の他種にも言えると感じています。
↓ 窒素固定菌に頼るところが多いと思われる
手元にはまだいくつかの幼虫と蛹がいます。
それらすべてが羽化したらもう一度記事に上げ、このカテゴリーを終了します。
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