昨日は、久しぶりに上原高原林道とその周辺のルッキングをしてきました。
日時:10月4日 12:30~
天候:曇り時々晴れ 気温:麓で24度前後
同行:Tさん
高原には牛が放牧されています。
人気のヤナギ
扇ノ山上原高原を鳥取県側に下る途中のヤナギに多数のスズメバチが飛来していました。
標高は、970m付近でした。
「なんやこれは?」 同行のTさんと暫く観察をしてみると
どうやら スズメバチは群生するヤナギの中の1本に集中して飛来しており
その範囲は、地面近くから枝先にまで全体に渡ります。
このヤナギ、スズメバチに大人気です。
しかしながら、人気のヤナギは樹液らしきものを出している様子がありません。
枝や葉に止まったり、飛翔をしたりを繰り返すもの枝で静止しているものなど様々です。
よく見ると、飛来するスズメバチは1種ではないようで
もう少しヤナギに近ずいて観察をしたいのですが
飛び交うスズメバチを目の前に距離を縮めることは出来ませんでした・・・
ホバリングするスズメバチを網ですくい容器に移します、緊張の瞬間です。
採れたのはキイロスズメバチ。
色合い雰囲気からしてここに飛来している個体のほとんどは同種のようですが
時折り黒と黄色のコントラストがはっきりした個体を見受けます。
↓画像右、それはコガタスズメバチのようです
このヤナギにはスズメバチの他にも小型のハチ類・ハエの類等も飛来しています。
最初にこの光景を見たときはキイロスズメバチの配偶行動かと思ったのですが
後で調べてみると、飛来の目的はどうやら甘露のようです。
スズメバチたちはヤナギに付くアブラムシが出す甘い排出物を舐めに来ていたものと思われ
それが人気の秘密だったようです。
念のため、持ち帰ったキイロスズメバチ(大・中)の毒針の有無を確認してみると
2頭ともありました、針が! 確かにメスです。
納得しながら針を刺す
↓ キイロスズメバチのメス
↑ キイロスズメバチ
↓ コガタスズメバチ、こちらもメスでした
↓乾燥用タッパーにいれます(中央チャイロスズメバチ)
先日から乾燥させていたチャイロスズメバチ
高原から移動
時計は15時半を回っていました。
時間もないのでここでは軽く林道を流すことになりました。
秋の気配がなにげにオシャレです。
コブヤハズ(カミキリ)を探しましたが発見できず
↓クマの仕業(しわざ)でしょうか?
私は、クマよけの鈴を何度も落としてし、無くしてしまうため
カラビナで止める強音響タイプを今回は奮発しました。
↓頼るは腰の鈴
アカアシクワガタ発見
長袖1枚では寒く感じる 落ち葉の積もり始めた林道で
アカアシクワガタのメスが活動をしていました。
標高1000m付近 アカアシクワガタとキイロスズメバチ
↓アカアシクワガタのメス
↑ 改めて見ると本当にきれいな赤をしています↓
結局、発見できたクワガタムシ類はこの1頭のみで
「今年見る最後のアカアシかな~」
と思いながらリリースして、山をあとにしました。
*補足:標高の表示について
電波に支障のない場所ではスマホの高度計アプリも使用できるため
「これは便利」と思ったのですが
異なる数か所でPROTREKとの比較測定をした結果
以下のような差異が毎回発生しましたので
標高についてはこれまでどうりPROTREKに頼り
基準地で毎回高度を合わせた後、現地で表示された数値を載せています。
測定結果の1例
PROTREK(気圧由来)=105mのとき
アプリ(電波由来)=GPS:156m/MAP:104mでした。
PROTREKに対してアプリはGPSで50m前後高い数値を表示。
MAPで2m前後低い数値を表示。
MAPの方がPROTREKに近い。
私の測定では毎回このくらいの差異が発生します。
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