昨年はチャイロマルバネの採卵テストを繰り返えし
特殊な生態を見ることが出来ました。
↓ よく潜ったメス
↓ 前脚符節麻痺、寿命は近い
↓ 産卵を終え、マットの中で死亡
今日は、昨年11~12月内に採卵したチャイロマルバネの幼虫確認をしました。
幼虫の餌は、オキナワマルバネ用のカブトマット+シイ赤枯れ+マルバネ食べかすで
特別に作ったわけではありません。
また、質も不安定なものだと思います。
採卵した卵は500ccのプリンカップに5~9個入れ
18~22度くらいの温度で管理を続けました。
卵は3~4週間程度で孵化しましたが
1か月以上たっても孵化しないものは
大方腐敗していきました。
↓ 500ccのプリンカップに5~9卵投入
↓ 孵化せずに腐敗していく卵
マットの水分は、少し変化を持たせフカフカに近い状態や
プリンカップに水滴が付くくらいまでの差をつけて管理してきました。
水分多目とは、オキナワマルバネでも多めの水分といった感じです。
結果は水分を多めにしたマットからは殆ど幼虫が出てきません。
どのカップにも最低でも5卵は投入していたはずです。
入念に探すと初齢幼虫の頭部だけが見つかるものがあり
これらは比較的早い段階で死亡したものと思います。
逆に少し乾燥気味のマットからは幼虫の出てくる確率が高く
11月上旬に採卵したものは2齢になっている個体もいました。
↓ 初齢
↓ 2齢が混ざる
↓ 卵のまま出てきた~孵化しない
何分チャイロマルバネを卵~飼育するのは初めてなため
卵~初齢飼育を出来るだけいろんな条件で試してみたのですが
多水分マットでは殆ど幼虫が回収できませんでした。
これは、とても残念なことですがそういった試みによって
してはいけないこと、意外なことも少しわかりました。
↓ あるものは想定外のものを食べていた
↑ 成長も悪くはない
最終的に何頭の成虫が得られるのだろうか?
そんな思いがよぎります。
”飼育するのに十分な数”を保つために極端なテストはこれで終了します。
うちでは、孵化は確認しましたが、しばらくはそのままにします。前に初令割り出しで半分は消えてしまいましたので、環境の変化に弱いですね。これまで、3令だと普通のマルバネマットを上層において、数週間後混ぜるようにすると全く落ちることもありませんでした。最初の放置期間が長くなる分、卵で割り出し、新しく用意したマットが管理の面では良い気がします。
産卵でのマットで時間と共にカビだらけになって、そのカップは全滅した事がありまして。
沢山、羽化までいくのを期待してます。
数に任せたマットテストでしたが、チャマルを見くびっていました。
卵が沢山採れていなかったら全滅していたかもしれません。
初齢は思った以上にデリケートで、今度からはあらさんのような管理をします。
幸いある程度の数は確保できたのでほっとしています。
幼虫たちが無事に羽化してくれることを願うばかりです。
今日は久しぶりにオオクワガタ探しをしてきました。
未記録の山奥です。
信頼できるピンポイント情報だったのですが、残念ながら見つかりませんでした。
その代りに? クヌギの洞内でキイロスズメバチ女王が採集できました。
日当たりのよい場所だったので眠りから覚めたようでしたが、
今の気温では思うように動けないし、狩る餌もまだいません。逆に私が狩ってしまいました!