クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

珍品キノコとマダラクワガタ

2014-10-05 13:08:30 | マダラクワガタ

昨日 兵庫県北部に高山性クワガタムシを探しに行ってきました。

今シーズン2回目で、今回も大阪の友人と二人です。




気になっていた天気の方は 

曇り~小雨~霧が出たり隠れたり

ロンT一枚では厳しい一日 冷え冷えでした。




11時過ぎに現地到着し

準備をしていたら軽トラがやってきて

「測量ですか?」と声をかけられ

思わず「はい!」と答えそうになるも

「いいえ、クワガタムシ探しです」

トラックの荷台には見たことのないキノコが竹籠に一杯!。




そのキノコは滝の岩場で採れる清流派で

早く鮮度が落ちることから地元では

「アシバヤキノコ(?)」と呼ばれている珍品で

そのため 店頭や料亭などにも出回ることはまずないそうです。

「少ないけど持って帰り」と沢山頂きました。

ありがとうございました。

(翌日の試食結果=味噌汁・焼く・佃煮=マイタケとナメタケの中間みたいな感じで美味しい)



↓この時期はキノコが沢山見られます(種不明)





さて クワガタムシの方はというと

今回は、標高850mあたりから林道最上部の1000mまで

兵庫県~鳥取県をまたぐほとんどの距離を歩いてみました。

ヤナギや、オオバヤシャブシなどいつもより入念に探します。

ヒメオオクワガタやアカカシクワガタは

少々の雨なら問題ないのですが

やはり 気温の低下は致命的でした。




ふもとの気温が17度前後なので

そこから1000m上がると4~5度下がることになります。

恐らく14度前後の世界、寒い!




歩いて歩いて、急斜面も滑るように下って

それでも見つけることはできませんでした。

仕方ないのでルッキングをあきらめ 

新ポイント下見と朽ち木調査を始めます。

鳥取県側の林道で半埋没した水分の多い朽木から

オニクワガタと思われる終齢幼虫2頭、

初齢幼虫2頭を見つけました(要飼育検証)


兵庫県側では、赤枯れからマダラクワガタの幼虫複数と

成虫2頭を発見。


↓マダラクワガタのいた朽ち木 



↑↓マダラクワガタの終齢幼虫 



マダラクワガタは、クワガタムシのなかでも最も小さい種で

大きさは5mmほど

ノコギリクワガタの触覚ほどしかありません。

うっかり見逃してしまう大きさです。




この辺りは以前からマダラクワガタが確認できていた場所で

存続確認ができて良かったです。




現在、マダラクワガタの仲間は5つのグループに分けられており

その分布はヨーロッパからアジア、南米まで広範囲に及びます。


林道沿いではコルリ系を探しましたが今回はx 

この時期なら朽ち木内で新成虫が見られるのですが・・・  





そして、毎回必ず探すツヤハダクワガタ。

この種は古いタイプの種で

西日本の広い地域で分布が空白、見つかっていない種です。

結構頑張って探したのですが 

残念ながら今回も見つかりませんでした。


10月6日には台風が近づく予報も出ています。

高山性クワガタムシの野外活動もそろそろ終わりかな 

と感じながら下山しました。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ読みました! (とよく)
2014-10-06 18:03:53
キノコうまかったですね!素朴な味でした。
味噌汁に合いますね!
オニクワ幼虫U+2049U+FE0Eは飼育検証してみます!実は今から採集ケースから移し換えですが・・・
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お疲れ様でした。 (こよみ)
2014-10-06 22:03:48
先日は お疲れ様でした。

キノコ おいしかったですね。

鳥取側で見つけた幼虫は、経験則でオニクワガタとしましたが、定かではありません。

今年最後の扇ノ山でマダラが見れて良かったです。

来春は、マグソクワガタ、コルリ系で行きましょう。
そしてツヤハダも探しましょう。
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マグソ、コルリ (とよく)
2014-10-07 21:59:42
また、よろしくお願いします。
僕も多分、オニクワだと思います!1頭終齢で脂肪が乗った幼虫がいます!
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