昨日 兵庫県北部に高山性クワガタムシを探しに行ってきました。
今シーズン2回目で、今回も大阪の友人と二人です。
気になっていた天気の方は
曇り~小雨~霧が出たり隠れたり
ロンT一枚では厳しい一日 冷え冷えでした。
11時過ぎに現地到着し
準備をしていたら軽トラがやってきて
「測量ですか?」と声をかけられ
思わず「はい!」と答えそうになるも
「いいえ、クワガタムシ探しです」
トラックの荷台には見たことのないキノコが竹籠に一杯!。
そのキノコは滝の岩場で採れる清流派で
早く鮮度が落ちることから地元では
「アシバヤキノコ(?)」と呼ばれている珍品で
そのため 店頭や料亭などにも出回ることはまずないそうです。
「少ないけど持って帰り」と沢山頂きました。
ありがとうございました。
(翌日の試食結果=味噌汁・焼く・佃煮=マイタケとナメタケの中間みたいな感じで美味しい)
↓この時期はキノコが沢山見られます(種不明)
さて クワガタムシの方はというと
今回は、標高850mあたりから林道最上部の1000mまで
兵庫県~鳥取県をまたぐほとんどの距離を歩いてみました。
ヤナギや、オオバヤシャブシなどいつもより入念に探します。
ヒメオオクワガタやアカカシクワガタは
少々の雨なら問題ないのですが
やはり 気温の低下は致命的でした。
ふもとの気温が17度前後なので
そこから1000m上がると4~5度下がることになります。
恐らく14度前後の世界、寒い!
歩いて歩いて、急斜面も滑るように下って
それでも見つけることはできませんでした。
仕方ないのでルッキングをあきらめ
新ポイント下見と朽ち木調査を始めます。
鳥取県側の林道で半埋没した水分の多い朽木から
オニクワガタと思われる終齢幼虫2頭、
初齢幼虫2頭を見つけました(要飼育検証)
兵庫県側では、赤枯れからマダラクワガタの幼虫複数と
成虫2頭を発見。
↓マダラクワガタのいた朽ち木
↑↓マダラクワガタの終齢幼虫
マダラクワガタは、クワガタムシのなかでも最も小さい種で
大きさは5mmほど
ノコギリクワガタの触覚ほどしかありません。
うっかり見逃してしまう大きさです。
この辺りは以前からマダラクワガタが確認できていた場所で
存続確認ができて良かったです。
現在、マダラクワガタの仲間は5つのグループに分けられており
その分布はヨーロッパからアジア、南米まで広範囲に及びます。
林道沿いではコルリ系を探しましたが今回はx
この時期なら朽ち木内で新成虫が見られるのですが・・・
そして、毎回必ず探すツヤハダクワガタ。
この種は古いタイプの種で
西日本の広い地域で分布が空白、見つかっていない種です。
結構頑張って探したのですが
残念ながら今回も見つかりませんでした。
10月6日には台風が近づく予報も出ています。
高山性クワガタムシの野外活動もそろそろ終わりかな
と感じながら下山しました。
味噌汁に合いますね!
オニクワ幼虫U+2049U+FE0Eは飼育検証してみます!実は今から採集ケースから移し換えですが・・・
キノコ おいしかったですね。
鳥取側で見つけた幼虫は、経験則でオニクワガタとしましたが、定かではありません。
今年最後の扇ノ山でマダラが見れて良かったです。
来春は、マグソクワガタ、コルリ系で行きましょう。
そしてツヤハダも探しましょう。
僕も多分、オニクワだと思います!1頭終齢で脂肪が乗った幼虫がいます!