あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

紅葉ふるほそきみちの猫二匹  あきオジ

2011-11-11 20:20:55 | 日記
昭和記念公園の紅葉です。

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この二階は隣りが近い雪解けの松  碧梧桐

公園に休み日南の犬の芒枯れ  碧梧桐

菊の鉢を片づけて一杯な夕日になる日  碧梧桐

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階段を上る膝で秋を知る  あきオジ

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サッカー選手が引退したらどのような暮らしを想定しているのだろうか。
それぞれがそれぞれのスタイルで人生をデザインしているのですね。

恨み節太鼓叩いて乱舞する  あきオジ

2011-11-11 18:57:18 | 日記
なぜか浅草でエイサーです。
地域性が薄れてきましたね。

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山しぐれ酒やの蔵に波深し  良寛

湯もらへに下駄音高き冬の月  良寛

火もらいに橋越行さむさかな  良寛

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良寛の句からは北国の寒さや暮らしぶりが見えてくるのがいいですね。
一茶にも同じようなことが言えますね。
生活ぶりや習慣が見える句はいいですね。

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船が消えそして鴎の墨田川  あきオジ

2011-11-11 18:50:34 | 日記
隅田川です。

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涙脆くなりましたね。
それも加齢と連動していますね。

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飯のうまさが青い青い空  山頭火

ごろりと草にふんどしかわいた  山頭火

秋風 行きたい方へ行けるところまで  山頭火

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雨降りてぬれ落ち葉も居場所なし  あきオジ

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振り返る夜もなくて冬に入る  あきオジ

2011-11-11 05:51:15 | 日記
元気な句を作るよりも
しみじみがあっているような気がします。
楽しいときには楽しく
悲しいときには悲しく
ありのまま
無理をすることはありませんね。

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「今時らくご」という番組を録画して観ています。
本格的な一席を楽しめるのでいいですね。

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わらの火のへらへら雪はふりにけり  一茶

はつ雪をいまいましいと夕哉  一茶

子宝の多い在所や夕ぎぬた  一茶

(一茶には故意に世俗的な言葉を入れ込み独自性をうみだそうとする努力があるような気がします。仮に、そのままの人だとすればそれなりに面白い俳人であるし、当時としては流行の句風だったのでしょうね、素人ですので、何の根拠も出せませんが、高尚趣味に流れる時代の中で世俗性を取り込んだという想定で読むと違った見方ができるのかもしれませんね。まあ、解釈したり、詮索したがるのは素人の悪い癖、ぼちぼちにしましょう。)

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鑑賞もあれど我は創り出す。

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柿みぬる季節語らぬ老婆なり  あきオジ

2011-11-11 05:35:19 | 日記
隅田川の遊歩道
かつて、ここに住み着いた人が溢れていました。
今はどこで暮らしているのでしょうか。

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浅草に来ると現実の生活者を思い出します。
ありがたい街です。

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行く年や猫うづくまる膝の上  夏目漱石

天草の後ろに寒き入り日かな  夏目漱石

一尺の梅を座右に置く机  夏目漱石

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わならないことばかりなり冬景色  あきオジ

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ものおじもなくて開きし菊の花  あきオジ

2011-11-11 05:22:19 | 日記
昭和記念公園に展示された菊です。
手入れしている人の姿が思い出されますね。

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倒されてそして育つ紅葉かな  あきオジ

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おちついて死ねそうな草枯るる  山頭火

手にのせて柿のすがたのほれぼれ赤く 山頭火

あたらしい法衣いつぱいの陽があたたかい  山頭火

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