あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

風が吹くそれだけしかない御嶽山  あきオジ

2011-11-29 18:45:16 | 日記
江ノ電の駅から見える景色です。
鎌倉の家はどの家も来客を拒絶するかのような雰囲気があります。
隣どおしでも交流がないような景色です。

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落ちつけばここも蘆山のよるの雨  良寛

平生の身持にほしや風呂上り  良寛

(良寛を評価する人が多いのですが、どこか違うような気もします。でも、実像も虚像も良寛さんなのですね。)

幾重ある菩提の花を数へみよ  良寛

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潮さいの浜辺で拾いし箸一つ  あきオジ

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水槽に溺れてみたいとひとり言  あきオジ

2011-11-29 18:33:57 | 日記
江ノ島の水族館の恋人同士
なぜか景色になじみますね。
それにしても閉じ込められた魚は窮屈なのでしょうね。

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石仏の冷たい顔で休む  放哉

こんなよい月を一人で見て寝る  放哉

よい風一つ海にとられた  放哉

(ちょっとだけ放哉の見た景色が浮かぶようになりました。似て非なるものだということだけ分かりました。)

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雨の中小走りわたる広小路  あきオジ

凍えそうそれでも雨降る無人駅  あきオジ

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雨降りしよしずの中の魚売り  あきオジ

2011-11-29 18:25:26 | 日記
江ノ電です。
生活の臭いがする写真を撮りたいですね。
少しずつその気になると面白いのですが
その気になるより、怠け気分の方が早く進行していまいますね。

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涸れきつた川を渡る  山頭火

すべつてころんで山がひつそり  山頭火

ここに白髪を剃り落として去る  山頭火

(あまりに短すぎて、背景が見えなかったり、意味合いが分からない。それが山頭火なのでしょうかね。)

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衆雨きて傘重なりぶつかる渋谷駅  あきオジ

猥雑な文字も朽ちたる冬の街  あきオジ

どうしても食べてしまうふかし芋  あきオジ

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最近はなぜか落語を聴いています。

日差し受け居眠りもある読書かな  あきオジ

2011-11-29 05:40:35 | 日記
江ノ島水族館です。
ここにも生物がいるのですね。

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もう淡々と、自分の身の丈に合ったことだけ楽しむことにします。

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工場休みの澄みきった日の笑ひ声がする  碧梧桐

(これだけで昭和の時代を感じるのですから、この微妙な感じが俳句なのですね。)

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雨降りで御出掛中止の午後になり  あきオジ

もう少し生きてみようか赤い菊  あきオジ

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大仏にやさしく時雨降りつつけ  あきオジ

2011-11-29 05:27:47 | 日記
鎌倉に出かけました。
古い仲間と楽しい時間を過ごしました。

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また逢えた山茶花も咲いてゐる  山頭火

雨だれの音も年とつた  山頭火

物乞う家もなくなり山には雲  山頭火

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逢えるかな海岸あるく冬になり  あきオジ

わがままな年寄りになる土鍋哉  あきオジ

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