2012年9月23日(日) 昨日は午前中の仕事を片付け、午後からお彼岸の墓参りを済ませた後、そのまま新潟駅に送ってもらい、秋田行きの特急「いなほ」に乗った。 目的は女房のガス抜き登山のための月山1,984m行きである。 昨夜は鶴岡駅前のホテルで泊り、今朝は早朝5時半に出発して月山の8合目登山口弥陀ヶ原に向かった。 今回、本当は鳥海山に登る予定だったが、使える時間と体力とを考えた結果、目的地を月山に変更した。 昨日の鶴岡市は雲ひとつない快晴だったが、今日は曇り空で予報もあまり芳しくない。 雨を覚悟で7:00ちょうどに登山口を出発。 勾配は緩いが石が敷き詰められたゴツゴツする歩き辛い登山道を、つまずくと危ないのでほとんど足元ばかりを見ながら黙々と登り続けた。 時々雲が切れて周りの景色が一瞬見えることはあるが、すぐにガスの中に消えてしまう。 コースタイム通り1時間40分で仏生池小屋に到着。 少し腹が減ったので小屋でコーンスープを頼んで、昨夜鶴岡駅前のパン屋で買ったパンを食べる。 そこから山頂までは雨も降り出して滑りやすくなった石の上を注意しながら登る。 後ろで悲鳴が聞こえて振り返ると、女房が登山道脇の斜面下部の灌木の茂みの中であおむけにひっくり返っている。 足を滑らせたのは確かだがどうしてそういう格好でひっくり返っているのか本人もよくわかっていないらしい。 とりあえず引っ張り起こしたが、右足に力が入らないと言う。 しばらくして何とか歩けるようになってきたので一安心したが、彼女がひっくり返った場所に、まだ新しいミネラルウオーターのペットボトルが転がっていた。 どうやら前に登って行った人もここで転倒したようだ。 10時過ぎに無事山頂の神社に到着したが、全く視界が利かない。 山頂小屋で昼食を食べ、一休みして同じ道を下山する。 なおさら滑りやすくなった石の道を下るが雨はやまない。 3時間弱で駐車場に戻ったが石の登山道のおかげで時間の割に膝と足首が疲れた。 雨の日には登りたくないルートだ。
〈弥陀ヶ原の入口にある案内板〉
〈弥陀ヶ原の湿原〉
〈小さな池糖の脇に咲くリンドウ〉
〈9合目の仏生池小屋の前にある真名井神社〉
〈時々一瞬視界が開ける。しかし山頂はガスの中。〉
〈山頂の月山神社〉
〈山頂はいかにも信仰の山という雰囲気〉
〈山頂小屋で昼食をとって小一時間休憩をとる。〉