五木村での午前の調査が終わって国道445号線を南下して相良村に入った午後1時少し前、小春日和のやや霞んだ南の空の向こうにソレははっきり見えた。
急いでラジオをつけた。
正午ごろ新燃岳で爆発的噴火があり、噴煙は上空2500mに達したとニュースは伝えていた。
新燃岳との距離は30km以上。
熊本と宮崎の県境には1000m級の山が連なっていて、そこから見えた噴煙は標高1417mの白髪岳の向こうに見えた。
西風によって、すでに積乱雲状ではなくなっていたけど、その灰色は明らかに爆発的噴火であることを物語っていた。
「スゲェ~」
地球史に残る破局噴火に比べれば新燃岳の噴火なんてのはハナクソ以下だってことは十分わかっているけど、ボクはそのハナクソの、そのまたハナクソの、そのまたまたハナクソの、そのまたまたまたハナクソくらいの存在だから、やっぱりスゴイと思ってしまうのだ。
それで、加久藤峠を越えて宮崎に入って、えびの市郊外からパシャリ、1枚。
野焼きの煙ではありません。
急いでラジオをつけた。
正午ごろ新燃岳で爆発的噴火があり、噴煙は上空2500mに達したとニュースは伝えていた。
新燃岳との距離は30km以上。
熊本と宮崎の県境には1000m級の山が連なっていて、そこから見えた噴煙は標高1417mの白髪岳の向こうに見えた。
西風によって、すでに積乱雲状ではなくなっていたけど、その灰色は明らかに爆発的噴火であることを物語っていた。
「スゲェ~」
地球史に残る破局噴火に比べれば新燃岳の噴火なんてのはハナクソ以下だってことは十分わかっているけど、ボクはそのハナクソの、そのまたハナクソの、そのまたまたハナクソの、そのまたまたまたハナクソくらいの存在だから、やっぱりスゴイと思ってしまうのだ。
それで、加久藤峠を越えて宮崎に入って、えびの市郊外からパシャリ、1枚。
野焼きの煙ではありません。