毎年,この時期になると思い出すことがある。
学生のころの話しなんだけど・・・,
クリスマスイブの夜,付き合い始めたばかりの彼女と食事をして別れたあと,ナントナク虚ろな気分になって,自分の部屋に戻るのがめんどくさくなって,バイク好きの友人Y(友人Yは,大学を出たあとはバイクの世界GP戦にタイヤを供給するっていう仕事に就いちゃったほどのバイク好き)のうちに行ったんだ。
二人で酒を飲みながらバイクやクルマの話しで夢中になってたんだけど,間が空いた瞬間,突然ヤツが,後生大事にしていたジッポライターを取り出してバカなことを言ったんだ。
「このライターとオレ,どのくらいの距離まで離れることができるんだろう」
翌日,ボクは,ヤツのジッポライターと一緒に旅に出てしまった。
目的地は「宗谷岬」。とりあえず,ソコが一番,金をかけずに遠くへ行けるところだったから・・・。
青春18キップで稚内まで行った。稚内に着いたその日はヒドイ天気で来るんじゃなかったって何度も思った。しかも,稚内から宗谷岬は遠くってタクシーやバス(バスは無かったと思う)に乗るお金もなかった。
それで,ある定食屋さんで,そのことを相談したら,自分が乗せていってもいいって人が現れた。だけど,その人はヨボヨボの爺ちゃんで,クルマは軽のミラだった。こんなクルマで吹雪きの中を大丈夫かよぉって思ったけど,そのヨボヨボ爺ちゃんに甘える他なかった。
国道に出ると,景色は白というよりは灰色に近くって,九州から突然やってきたボクには,ホントに道路を走っているのか疑わしく思えてしまった。
何度かスタックしそうになりながらようやく辿り着いた宗谷岬は,そこに大きめのドライブインみたいな建物(当然しまっていて,人っこ一人いない)があることで,どうやらここが観光地だってわかる程度のものだった。
そして,宗谷岬のモニュメントの前にジッポライターを置いて「写るんです」で写真を撮った。だけど,もっと遠くへ離すにはどうしたらいいだろうと思案して,ボクはジッポライターを宙に投げて写真を撮ろうとしたけど,キャッチしそこねて壊してしまったらヤバイかなって思ったから,それは止めることにしたのだった。
帰りにもいろんなドラマがあったけど,それは,またの機会に記録する。
学生のころの話しなんだけど・・・,
クリスマスイブの夜,付き合い始めたばかりの彼女と食事をして別れたあと,ナントナク虚ろな気分になって,自分の部屋に戻るのがめんどくさくなって,バイク好きの友人Y(友人Yは,大学を出たあとはバイクの世界GP戦にタイヤを供給するっていう仕事に就いちゃったほどのバイク好き)のうちに行ったんだ。
二人で酒を飲みながらバイクやクルマの話しで夢中になってたんだけど,間が空いた瞬間,突然ヤツが,後生大事にしていたジッポライターを取り出してバカなことを言ったんだ。
「このライターとオレ,どのくらいの距離まで離れることができるんだろう」
翌日,ボクは,ヤツのジッポライターと一緒に旅に出てしまった。
目的地は「宗谷岬」。とりあえず,ソコが一番,金をかけずに遠くへ行けるところだったから・・・。
青春18キップで稚内まで行った。稚内に着いたその日はヒドイ天気で来るんじゃなかったって何度も思った。しかも,稚内から宗谷岬は遠くってタクシーやバス(バスは無かったと思う)に乗るお金もなかった。
それで,ある定食屋さんで,そのことを相談したら,自分が乗せていってもいいって人が現れた。だけど,その人はヨボヨボの爺ちゃんで,クルマは軽のミラだった。こんなクルマで吹雪きの中を大丈夫かよぉって思ったけど,そのヨボヨボ爺ちゃんに甘える他なかった。
国道に出ると,景色は白というよりは灰色に近くって,九州から突然やってきたボクには,ホントに道路を走っているのか疑わしく思えてしまった。
何度かスタックしそうになりながらようやく辿り着いた宗谷岬は,そこに大きめのドライブインみたいな建物(当然しまっていて,人っこ一人いない)があることで,どうやらここが観光地だってわかる程度のものだった。
そして,宗谷岬のモニュメントの前にジッポライターを置いて「写るんです」で写真を撮った。だけど,もっと遠くへ離すにはどうしたらいいだろうと思案して,ボクはジッポライターを宙に投げて写真を撮ろうとしたけど,キャッチしそこねて壊してしまったらヤバイかなって思ったから,それは止めることにしたのだった。
帰りにもいろんなドラマがあったけど,それは,またの機会に記録する。
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