1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

鬱3 薬はイヤだった

2006-11-06 18:30:07 | 鬱だったの記録
体の、特に脳ミソに起因する変調で、ボクが困ったのは、極端な記憶力の低下だった。無感動、無関心だから記憶力の低下はどうしようもないんだけど、実は、症状がヒドイときほど記憶力が落ちているから、今となっては、スゴクヒドイと感じた記憶があまり残っていないっていうワケのワカラン矛盾がボクの中にある。

っていうか、モロにヒドイときは、殆ど死んだような状態になっているから、そのときの部分だけ、ポッカリ記憶が欠落してるってことなんだ。 つまり、記憶がないことが逆にそのときのヒドイ状態を物語ってるってことなんだと思う。

ま、そんなこんなで、体に変調が出はじめて、これは心の病じゃないかってピーンときたボクは、比較的早い時期に、近所(横浜の二俣川駅近く)の心療内科で診てもらった。

ズバリ「鬱」(軽度)って診断だった。

はぁ、そうかと、ボクは案外その診断を素直に受けいれることができたように記憶している。

カミさんにもカくガクシカジカってちゃんと話したって思う。

けど、どーしてもヤだったのが、薬の服用だった。ボクは病院に行くまで、心の病ってヤツはカウンセリングみたいな手法で治していくって勘違いをしてたから、脳の薬を飲まなくちゃいけないことには、もの凄く、抵抗を感じたんだ。当時はインフォームドナンヤラとかいうのは流行ってなかったし、トニカク、飲めって感じで薬を渡されたのを憶えている。

2種類の薬を処方されたんだけど、ひとつは昼間にも飲まなくちゃいけなかったんだ。

会社には「鬱」って隠してたし、トニカク、会社で薬を飲むのはイヤだった。本当にイヤだった。

なんで、そんなにイヤだったかっていうと、薬を飲む瞬間に、どうしても自分が「鬱」であるこを意識せざるを得なかったからだ。

ボクは自分が「鬱」になる前は、「鬱」になるヤツ→弱いヤツって思ってて、その歪んだ考えが、さらに自分を苦しめることになるんだけど、薬を見るたんびに、ボクは弱いヤツ→無能なヤツ→・・負のスパイラルに落ちていったからだった。
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2 コメント

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はじめまして。 (haruri)
2007-05-31 19:02:40
hiratakuwaさんこんにちは。
ある項目で検索してたらHitしたのでお邪魔しました。(*- -)(*_ _)ペコリ
鬱・・・今とても多い病気ですよね。私も痛い目にあった一人です。自分もこれを認めたくなくて頑張りすぎて、パタっと2年間が止まっちゃいました。(^-^; 今はよくなったのですけどね。
記憶力の低下はその時かなり痛かったです。仕事が忙しかった時期なので、休みたいとも言えずなにもかもが悪循環でした。なので、この記事を「こんな時あったあった!」と頷きながら読みました。
また寄らせていただきます。
返信する
Unknown (hiratakuwa)
2007-06-01 13:58:29
また,寄ってください。
返信する

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