平和への希い421 不思議の国のアリスは、軍拡競争の馬鹿馬鹿しさを

平和への希い421　　戦後７１年　
不思議の国のアリスは、軍拡競争の馬鹿馬鹿しさを　　2016.5.10.

また、日経朝刊５月９日の「春秋」。感銘を受けましたので紹介します（既読の方には失礼）
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の中で、アリスが行った『鏡の国』のお話し。
「ありったけの力で走り続けなくちゃならないのよ。その場にとどまっているためには。」と『鏡の国』の
赤の女王が説明した言葉。
アメリカの研究者が１９７０年代に、「赤の女王仮説」をたて、軍拡競争や企業間競争を、動物たちが絶滅
しないためにとる進化に例えている。
「キツネが獲物を捕らえる能力を高めたら、ウサギやネズミは早く逃げたり、上手に隠れたりする力を磨か
ないと滅びかねない。獲物が捕れなくなるとキツネと競ってウサギなどを狙うオオカミも絶滅のおそれに直面する。」
だから、軍拡も企業間競争も、今の国や企業の地位を維持するためには、「ありったけの力で走り続けなければ
ならないのよ」。

これを読んで、
でも軍拡は、「人間が人間を狙う」ということであり、究極的には「相手国を絶滅させる核兵器のような武器」
に行きつかざるを得ない。ということは、相手国を絶滅させた武器の影響で自国も滅亡することになる。
人類という種が絶滅することになる。軍拡競争の結果、常任理事国中心に人類を何回も絶滅できる核兵器量が
世界に存在しているのです。核保有国の新顔北朝鮮。自爆テロリストやキチガイが使ったら・・・。背筋が寒くなりました。
春秋を書いた方は、「せわしなく活動する哺乳類や巨大化した恐竜と異なる、第３の生き方を選び、２億年も栄
えている『カメ』のつつましい生き方もどうかな？」と結んでいます。

軍拡に関係なく、「バラ」が今、真っ盛りでうす。

５月１０日は。「今日は何の日？？カレンダー」より。
日本気象協会創立記念日、愛鳥週間（～16)、LPガス消費者保安デー（毎月）
▲幕府、富くじを禁止(1692)▲長州藩が下関海峡で英仏蘭の軍艦を砲撃(下関事件)(1863)
▲アメリカ大陸横断鉄道完成 (1869)▲円・銭・厘の１０進法による新貨条例制定(1871)
▲東海道線にトイレ付き列車が登場(1889)▲世界初の「母の日」(1908)
▲国鉄が一等車をグリーン車とする(1969)▲女優・和泉雅子、北極点到達(1989)
　　　誕生花：花しょうぶ (Flag Iris)　　　花言葉：優雅な心