平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い592 天皇の「生前退位」についての慧眼、故三笠宮さま 

2016-11-01 10:47:58 | 日記
       平和への希い592 戦後71年  
天皇の「生前退位」についての慧眼、故三笠宮さま 2016.11.1.

10月31日、日経新聞とTV東京による世論調査(10月28日~30日)の結果報道があった。
天皇陛下が8月に、『生前退位』を巡る「お言葉」表明されて以降、新聞各社などの世論調査では、
「天皇が高齢になった場合に負担軽減策として、『生前退位』を容認すべき」が大半を占めている。
今回の調査でも、63%が生前退位を認めるべき、61%が皇室典範を改正すべきとの結果が出ている。
政府は、「一代限りの特例法」でと、問題先送りの姑息な対応で済まそうとの姿勢だが、政府案には
21%の賛成しかなかった。世論とのズレが浮き彫りになった、との論調。

故三笠宮さまは、戦後の皇室典範案が議会に提出される前の1946年11月、「譲位の問題」「女帝
の問題」など、意見書を枢密院に提出していたのです。
天皇の退位を認めていない皇室典範案について、
「『死』以外に譲位の道を開かないことは、新憲法第18条『何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない』
という精神に反しないか?」と疑義を示され、「退位の自由を認めないならば、天皇は全く鉄鎖につなが
れた内閣の奴隷」と、強く反発された。

一強多弱で驕り高ぶる阿部内閣政権、まさか「天皇」を自分の手のひらの上で、自由に操ろうなんて考えて
「姑息な対応」でゴマ化そうとしている訳ではないでしょうね?

日本とって、天皇は国民の象徴であると同時に、平和の象徴です。
天皇は、憲法99条で、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員とともに、憲法を尊重し擁護する
義務を負っているのです。高齢のためにこの義務を含め、天皇の国事行為に支障をきたすことをご懸念
されての「お言葉」であったことを、安倍政権は真摯に受け止めるべきです。

ウォーキング中に出会った花。

11月1日「今日は何の日カレンダー」より
▲藤原道長の娘・彰子、一条天皇に入内(999)▲伊勢から江戸に向かう途中、暴風雨のためにロシアに漂着
した大黒屋 光太夫が帰国の際にエカテリーナ女帝から紅茶を贈られる(1791)
▲日本初の洋式灯台・観音崎灯台(神奈川県)が建設着工(1868)▲山手線が神田~上野間の高架線開通で
環状運転開始(1925)▲ラジオ体操放送開始(1928)▲全国人口調査7199万8104人(1945)
▲第1回国民体育大会開催(1946)▲特急こだま号運転開始(1958)▲千円札、聖徳太子から伊藤博文に(1963)
▲新札3種発行。一万円福沢諭吉、五千円新渡戸稲造、千円夏目漱石(1984)▲新「計量法」施行(1993)