野生では牙を一本失う事、それは即ち死を意味する。
文明社会における人間でも、それと近いことが考えられる。
解りやすい例で言うと、無歯顎(むしがく:歯が全くない状態)の高齢者などは、食べる事の出来る食材も限定され、咀嚼が不十分な為に胃腸への負担もかかり、栄養の吸収も悪くなる。
結果、歯牙が健全な同年代よりも死期が早まる。
(無論、悪い生活習慣や基礎疾患がベースにあって無歯顎になるケースも多いが、それらの要因を度外視して話を単純化した例である。)
我々、歯科医師は無歯顎の者に、義歯を装着し咀嚼機能、発音機能、審美機能などを回復するが、それはある意味、自然の流れに反することなのかもしれない。
虫歯治療、歯周治療、欠損補綴治療などなど、すべての日常診療行為は言わば神に抗う行為なのかもしれない。
などと、時々哲学するのも面白い
文明社会における人間でも、それと近いことが考えられる。
解りやすい例で言うと、無歯顎(むしがく:歯が全くない状態)の高齢者などは、食べる事の出来る食材も限定され、咀嚼が不十分な為に胃腸への負担もかかり、栄養の吸収も悪くなる。
結果、歯牙が健全な同年代よりも死期が早まる。
(無論、悪い生活習慣や基礎疾患がベースにあって無歯顎になるケースも多いが、それらの要因を度外視して話を単純化した例である。)
我々、歯科医師は無歯顎の者に、義歯を装着し咀嚼機能、発音機能、審美機能などを回復するが、それはある意味、自然の流れに反することなのかもしれない。
虫歯治療、歯周治療、欠損補綴治療などなど、すべての日常診療行為は言わば神に抗う行為なのかもしれない。
などと、時々哲学するのも面白い