なんちゃって建築士

さて、これから基本設計図から詳細を詰めて実施設計図を作る段階だ

この段階でよほど気をつけておかないと、後戻りができなくなる

建築家を信用していない訳ではないが、施主である私が置いてけぼりを食わないように、お勉強を始めた

一番下と二冊目はお家を建てる人が誰でも読む簡単な本
大まかな建築の流れや、注意事項が掴みやすい

真ん中の本は、医院を建てようとする歯科医師向けの本
いろんなデザインや施工例が載っていて参考になる

その上の本は建築のプロを目指す人が読む専門参考書
材料や力学的なことまで出ているし、専門用語も良く解る
一通り読破して、さながら気分は「なんちゃって建築士」である
一級建築士の教科書を覚えちゃうと、設計士さんの立場が無いので二級向けである
厚みは医学書の一教科程度、なんとか読みこなせるボリュームだ

一番上はプロ用の寸法辞典
あらゆる家具の標準サイズや人間工学に即した建具・家具のサイズが図示されている
棚の高さや通路の広さを考える時に大いに参考になる辞典だ

―――設計士さんは私がこんな勉強をしてるのは知る由もない