物の名前にはけっこう思い入れがあるもので・・・。
そう安々と名称変更するのは、いかがな物かと思うわけなのです。
ところが、保険カルテの略称の一部が本年度から変わるのです。
患者さんには関係ない話ですけど・・・
戦後、健康保険が整備された当時から使われ続けたものが、なんの予告もなしに、あっさり変わってしまうのです。
たとえば
奥歯などに被せる冠(クラウン)
これは、学術用語的に全部鋳造冠というのです。
英語だとフル・キャスト・クラウンといいますが、大昔にクラウンはドイツ語のクローネという言葉を使っていましたので、FCCでなくFCK(フル・キャスト・クローネ)という、英語とドイツ語の混ざった状態のまま長年使われた略称でした。
それと、昔(といっても40年ぐらい前)だと、鋳造冠でなく、板を曲げて溶接した冠もありました。
なんとなく、製法が金属バケツと変わらないので、古い技術を揶揄してバケツ冠などとも呼ばれていました。
辺縁がルーズなので、歯肉に近いところにプラークが溜り歯周病の原因になるので、歯周病学などでは不良補綴物と忌み嫌われ、歯周病の治療の最重要課題として、不良補綴物の除去をせよと教え込まれました。
そのおかげもあってか、今では、高齢者の口腔内に稀に見るだけの、歴史遺産となってしまいました。
そんな、バケツ冠(縫製冠)も保険点数から姿を消し、金属クラウンと言えば鋳造冠が全ての状態になりました。
もはや、あえて鋳造冠などと言わず金属冠と言えばよくなったわけです。
そんなこんなで、全部鋳造冠と言う言葉は保険から消え去り、全部金属冠という言葉におきかわりました。
FCK(フル・キャスト・クローネ)からFMC(フル・メタル・クラウン)になったのです。
長々と書きましたが、上記は私の推論です。
変えたお役所側からは何の説明もありません。
ただ、用語の適正化のために変えましたという通知のみです。
FCKからFMCはほんの一例で他にも理由説明もなく、変わった用語もあるのです。
何十年と親しんだ略称がいきなり理由説明も無く変わると、どうも落ち着きません。
いずれは慣れると思いますので、それまでの辛抱です。
え?広小路歯科ですか?
もちろん、牛川通に引っ越しても牛川通歯科ではなく広小路歯科です。
そう!昔の名前で出ています。
そう安々と名称変更するのは、いかがな物かと思うわけなのです。
ところが、保険カルテの略称の一部が本年度から変わるのです。
患者さんには関係ない話ですけど・・・
戦後、健康保険が整備された当時から使われ続けたものが、なんの予告もなしに、あっさり変わってしまうのです。
たとえば
奥歯などに被せる冠(クラウン)
これは、学術用語的に全部鋳造冠というのです。
英語だとフル・キャスト・クラウンといいますが、大昔にクラウンはドイツ語のクローネという言葉を使っていましたので、FCCでなくFCK(フル・キャスト・クローネ)という、英語とドイツ語の混ざった状態のまま長年使われた略称でした。
それと、昔(といっても40年ぐらい前)だと、鋳造冠でなく、板を曲げて溶接した冠もありました。
なんとなく、製法が金属バケツと変わらないので、古い技術を揶揄してバケツ冠などとも呼ばれていました。
辺縁がルーズなので、歯肉に近いところにプラークが溜り歯周病の原因になるので、歯周病学などでは不良補綴物と忌み嫌われ、歯周病の治療の最重要課題として、不良補綴物の除去をせよと教え込まれました。
そのおかげもあってか、今では、高齢者の口腔内に稀に見るだけの、歴史遺産となってしまいました。
そんな、バケツ冠(縫製冠)も保険点数から姿を消し、金属クラウンと言えば鋳造冠が全ての状態になりました。
もはや、あえて鋳造冠などと言わず金属冠と言えばよくなったわけです。
そんなこんなで、全部鋳造冠と言う言葉は保険から消え去り、全部金属冠という言葉におきかわりました。
FCK(フル・キャスト・クローネ)からFMC(フル・メタル・クラウン)になったのです。
長々と書きましたが、上記は私の推論です。
変えたお役所側からは何の説明もありません。
ただ、用語の適正化のために変えましたという通知のみです。
FCKからFMCはほんの一例で他にも理由説明もなく、変わった用語もあるのです。
何十年と親しんだ略称がいきなり理由説明も無く変わると、どうも落ち着きません。
いずれは慣れると思いますので、それまでの辛抱です。
え?広小路歯科ですか?
もちろん、牛川通に引っ越しても牛川通歯科ではなく広小路歯科です。
そう!昔の名前で出ています。