折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

会場でお会いした素敵な方達

2017年05月23日 | 彩青展
「安曇野」

日曜日まで開催していた展覧会場では沢山の方とお話しできました。
一年一度お会いする方とは「変わりなくてよかったね・・・」と。

はじめてお会いした着物をゆったりと着こなされた年配の女性は「88歳です」と言われました。
半襟と帯にご自分で刺繍されたというガラスのビーズがとてもおしゃれでした。
鼈甲の帯どめと髪飾りはお揃い。キラリとしたイヤリングにちょっとびっくりでしたが
とてもお似合いで着物を楽しみながら展覧会などをめぐるのがお好きなのだとか。
いいなぁ…と会の皆さんと見とれてしまいました。

また別の日にはあまりていねいにご覧になるのでお話させていただいた女性は
「私98になりましたの、絵が好きでね」と言われるのです。
黒を基調にしたお洋服は今風のおしゃれ。
帽子も少し斜めにして「展覧会に出かけるのが楽しみです」と。
「ぜひ、2年後の展覧会も100歳の方に来ていただけたら嬉しいです」と私。
きっと来ていただけると思います。

このお二人とも一人暮らしをされていて、自分の楽しみを見つけておられ若々しい。
こうした方お会いすると私って「まだ若いんだ!」と思えます。
98歳までにはまだ20年以上ある人生なら「余生」なんて言ってられません。
重い腰を上げてヨッコラショっと動き出さなくては!



絵は4月末に訪れた安曇野を墨と水彩で描きました。
先日の展覧会場で以前同好会でご一緒だった方から木の棒をいただきました。
ご自分で細工をされた棒は墨をつけて描くとうまくゆけば味のある線が引けるのです。
慣れてくれば・・・もう少しなんとか・・・と思っています。

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