三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

エコとはなんじゃい 知るかいそんなもん

2008年07月03日 20時06分17秒 | 地球環境
 ついにというか、やっぱりなという感じ。
 現在の地球温暖化の問題、その原因が国民の家庭生活に原因があるかのように言いはじめた。

 1960年代から1970年代にかけて公害問題が深刻になった時もそうだった。
 国民に家庭の生活の有り様を見直せと。

 福田をはじめ、政治家、御用学者、マスコミの論調もそういう言い方になってきた。
 すべてエコなんとかがつかなければいけないと国民も思い始めた。

 気をつけなければいけないぞ。騙されてはいけない。

 自動車は、燃料電池車から電気自動車、水素燃料車など開発競争はすごい。
 ぼちぼちできつつある。そしてそれらの車はすべて従来のものに比べ割高である。もう少しというところで買いかえようと思っている人も多いのではないか。
 冷蔵庫は、エアコンはどうか。
 テレビはすでにさまざまな術策によって国民すべてが買いかえなければならない仕組みが整った。
 今までも消費電力を少なくし、家庭の出費を抑えるためと称していろんなものが作られ、のせられてきた。
 今度は、CO2排出の原因が家庭の生活のしかたに大きな原因があるとして国民に責任をとらせようとしている。

 おそらくはこれから新製品の売りこみのラッシュとなるだろう。
 電球も白熱灯より蛍光灯の方が電力消費は5分の1ぐらいというキャンペーンが展開されている。
 しかし、値段は蛍光灯の方が10倍ぐらい高い。電気器具の中で照明器具は殆ど蛍光灯製造にシフトされているのではないか。

 誰が得をするのか。
 庶民はこれほどの酷税に泣き、すべてのものの値段が上がる中で、呆れ果てる税金のむだ遣い、大企業の他国に例を見ない優遇税制による空前の大利益。
 
 そして今日の状況を作り出した責任、苦しみは国民が負う。
 
 私たちの自衛の手段はものを買わないこと。生命の維持に必要な最低限のものだけにしようではないか。
 大企業、大資本、それらに飼われている政治家などが悲鳴をあげるまでものを買わない。
 我慢をする。私もあまり自信がないが、頑張ろうと思うのだ。
 努力はしなければならないだろう。なんの反省もなくのせられっぱなしで、ガソリンが高くなった。あれが食べられなくなった。衣類が買えない。冷凍食品がないから子どもの弁当が作れない。などとは言わないことだ。
 そうしなければ、奴隷になるか、最終的には殺されるか。

 米国産牛肉の輸入の検査基準が甘いということで十数万人規模のデモをやったり、ゼネストを計画する韓国の人々のようなエネルギーや正義感を持たない日本人が生き残るにはそれしかない。
 日本という「国家」に、国民のいのちとくらしを守らなければならない、と思わせるにはハンパな努力ではダメだろう。
  
 数年間でよい。一切ものを買わない。買うのは地場で調達できる食料だけ、遠い距離を移動させなければ食えない食料はいらない。それ以外の必需品も地場でできるものを、ということで。
 そうすれば、田舎に人々が戻ってくるのではないか。食料生産を軸とする第一次産業に労働者が戻ってくるのではないか。
 輸入の冷凍の偽装だらけの食料で我慢できる人はそれもよし。大都会に住めばよい。


中国という国 その人権感覚

2008年06月13日 08時56分12秒 | 地球環境
   
 北京五輪組織委員会は今月2日、「五輪期間中における外国人の出入国、中国滞在期間に関する法律指針」を発表。入国が禁止される場合として「精神病・ハンセン病・性病・開放性結核の伝染病にかかっている」ことを挙げている。(『毎日新聞』6月12日付より)
 ハンセン病回復を支援する市民団体などが撤回を求める運動をはじめているという。
 この指針、さまざまな問題を含んでいるように思う。
 一言で言えばおそるべき無知というべきか。

 オリンピック大丈夫なんだろうか。



私は雑人

2008年05月23日 09時22分41秒 | 地球環境
つまらないTV番組を見ていた。つまらないタレントがつまらないことしゃべっているなと思って何となく見ていた。その中で、なぎらけんいちというタレント(?)が、食べ物の話で、米は米と言うがその他の穀物を雑穀という言い方がある。雑草ということもある。それは失礼ではないのか、ちゃんと名前があるのにという意味のことを言っていた。
なるほどと思った。賢い、知性を感じさせる人であると思った。こういう見方をできる人を尊敬する。

私はさしずめ雑人だな。

動物の場合はどうなんだろう。昆虫の場合は。
雑動物とか雑虫というのは聞いたことがない。
昆虫とか動物は絶滅危惧種というのがある。

植物の場合はどうなんだろう。
きれいな植物は育てて眺める。
食べられる、美味しい、というものは育てて食べる。
それ以外は雑草といって退治される。私もそうしている。

人類もまた絶滅危惧種(別に危惧もされていないか)の一つではある。
地球にとっては早く絶滅してもらった方がいい種といってもよい。
地球に優しい暮らし方とか環境に優しい暮らし方などと言うけれど実は逆なんだな。

地球と人類以外の生物にとっては人間はいない方がよい。これは間違いない。
絶滅を危惧されるほどの存在ではない。
自分は雑人ではないと思っている人はわからないだろうな。

越冬バッタ

2008年01月09日 19時20分08秒 | 地球環境



 剪定をしていると切った小枝などが大量に出る。これを始末しなければならない。燃やすしかない。小枝や葉についた害虫などを残さないためである。
 そんな作業の中、バッタを見つけた。栗の木の下、越冬バッタである。どうもツチイナゴという種であるようだ。そうでないかもしれない。よく知らない。
 バッタについてその種や生態を研究するほどの意欲はない。ただたくましい太ももは魅力的である。
 越冬するバッタ初めて出会った。

気候変動と人間

2007年04月07日 16時52分13秒 | 地球環境
 ブリュッセルで開かれていた国連「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第二作業部会は6日、地球温暖化の影響は予想以上に早く広範囲に及ぶとという報告書を発表した。
 IPCCは2月には、温暖化の原因が人間の活動にあるとし、今世紀末の平均気温が最大6.4度上昇すると推定する第一作業部会の報告を発表。
 温暖化の影響を評価した今回の報告は、対応を急ぐよう各国政府に重ねて迫るものである。

 報告では、
 アフリカでの穀物生産が急減する。
 ヒマラヤの氷河が解ける。
 北米や欧州では熱波に襲われる。
 と推定。

 大型台風・ハリケーンなど異常気象の広がりで農業も大きな影響を受け、各地で数百万もの飢餓をもたらす。
 1.5度~2.5度の気温上昇で、生物種の20~30%が絶滅する。
 と予測。

 この会議の報告をまとめるだけでも各国の利害に影響する気温上昇幅の許容限度などをめぐって紛糾したという。
 IPCCのバチャウリ議長は「今回明らかになった各地の影響を最も受けやすいのは貧しい人々だ。世界には彼らを救う責任がある」とまとめた。
 
 地球ができて40数億年、さまざまな生物、物体が生き変わり死に変わりして今日がある。
 「地球に優しい生き方」「環境に優しい生き方」などという言い方があるが、それは人間にとっての都合だけ。
 人類が亡ぼうとどうしようと地球にとっては痛くもかゆくもない。
 迷惑なのはその巻き添えを食う存在であろう。地球上の有りとある存在に迷惑をかけないことだ。

ごく 当たり前の話

2007年01月28日 09時14分20秒 | 地球環境

 ごく当たり前の話
 
 『毎日新聞』1月28日付「発信箱」 広岩近広記者
  
 【『核より地球環境』
 暖冬である。確かに過ごしやすい。だが、異常気象かも知れないと聞けば、それは気にかかる。
 地球の温暖化を防がないと、やがては飢餓や熱帯病などに見舞われるという。平均気温が3度上昇すれば世界の1億人以上が新たに食糧難に陥るそうだ。上昇のデッドラインは2度以内との意見もある。
 我に返って思う。生活習慣病の予防として体重を減らすべく努力中なのだが、2㌔の減量に四苦八苦している。達成して安心したらすぐもとの数値に戻り、あれよという間にオーバーする。この繰り返しで、グレーゾーン上をさまよっているのが実情だ。 
 このままでは病気になると承知していても、差し迫っていないので、「不都合な真実」から目をそらしている。飲み過ぎているな、と反省しつつも酒場で午前0時を迎えてしまう。生活習慣を好転させるのは容易でない。
 さて温暖化問題だが、暗然たる近未来が横たわっているのではなかろうか。その予兆は異常気象に見られる。猛暑が続き、大洪水もあって、竜巻までも起きた、海外では熱波にハリケーン……。地球の状態を人間にたとえれば、明らかにメタボリック症候群だろう。いや、もっとひどいかも知れない。
 そんな地球環境なのだから、巨費を投じて核兵器の配備を競っている場合ではあるまい。このまま温暖化を放置して地球が自壊したならば、核の抑止力など何ら意味をなさない。大いなる徒費に終わる。そのとき宇宙人は、なぜ人類は互いに協力して地球の危機を回避しなかったのか、と嘆くことだろう。   (編集局)  】

 とまあ、わかりやすい常識論である。みんなが知っている。
 「不都合な真実」から目をそらす。
 「わかっちゃいるけどやめられない」などと言ってる場合ではない。

 


 


安全な水と子どものいのち

2006年11月27日 09時48分53秒 | 地球環境

 『毎日新聞』11月27日付の囲み記事
【 「水不足と貧困 強い関係にある」
 国連開発計画(UNDP)は、安全な水と衛生施設の不備から毎年約200万人の子どもが亡くなっているとして、主要先進国を中心に各国が解決に向けた行動計画を策定するよう求めた。
 UNDPが公表した「人間開発報告書2006」によると、米国や英国では毎日水洗トイレで50㍑の水を流す人人がいるのに対し、途上国では多くの人が1日5㍑に満たない汚れた水を利用している。それにもかかわらず衛生施設に投じられる予算は軍事費に比べて少額で、エチオピアで10分の1、パキスタンで47分の1でしかない。
 また水を利用できない人々の3分の1は1日の生活費が1ドル未満だが、マニラなど途上国の都市部に暮らす最貧困層はロンドンやニューヨークなどの在住者に比べて高い水道料を払っていると指摘。報告書は「貧しいために水と衛生施設が不足しているのか、水と衛生施設が不足しているために貧しいのか分からないが、水不足と貧困には強い関係がある」と強調した。
 一方、水獲得をめぐる競争が武力紛争に発展する懸念が出ていることについて、インダス川の水資源の共同管理しているインド、パキスタンを例に挙げ、「国境を越えた協調活動は広がり、成功例も出ている。水の管理は平和、紛争いずれの原因にもなる」として、各国首脳の良識を求めた。  田中泰義 】

 地球上の水で、真水として存在するのは2~3%だと何かで読んだ。この水が地上の生物の生命を支えている。汚せば汚すほど飲料水として利用するためのコストは高くつく。貧困層の負担は大きくなるということだ。
 「安全な水と衛生施設の不備から毎年200万人の子どもが亡くなっている」という報告は、緊急の全地球的規模の課題である。

 

 


象さん象さんお酒が好きなのね

2006年11月26日 07時43分24秒 | 地球環境

11月26日付『毎日新聞』コラム「発信箱」 
大島秀利氏(環境科学部) 「象とクマ」より

 【 象が突進して、人家を壊してまでほしがるような大好物はなーんだ?
 ヒントは私も好きな物…。
 こんなクイズを最近、自分の子どもや同僚に投げかけた。私自身が好奇心をくすぐられた記憶からだ。その答えは、象を研究するインドのラマン・スクマール博士とゴリラの専門家の山極寿一・京都大教授が先月、大阪市内で対談した際に出てきた。
 お酒である。
 博士によると、象は遠くからその存在を察知し、密集した人家があっても無関係な家を縫うようにしてお目当ての家にたどり着き、たるに入ったそれを飲み干すという。なぜ酒が好きになったのか! 山極教授が尋ねると、好きなフルーツが身体の中で発酵して酔いを経験しているからと思われるという。
 だがことは深刻である。象が酒を確保する過程でその家が壊れ、人が死ぬこともあるのだ。
 象と人間の共生を研究し今年度の「花の万博記念・コスモス国際賞」を受賞した博士はこうした衝突を軋轢と呼ぶ。軋轢は人間が農地を拡げた太古からあったと推定する。
 国内では最近、ツキノワグマなどが頻繁に人里に下りてきて、軋轢が起きている。
 博士は野生動物の研究から「多くの国で生じている軋轢の大部分は、お粗末な土地利用計画や、土地利用政策の欠如に原因がある」と指摘する。博士は自然資源を利用する地元の人々にも目を向け、保全事業を進めるべきだと訴えている。
 野生動物との共生を図るには、インドの研究が参考になりそうだ。  】
 
 JRの最寄りの駅から徒歩で15~20分のところにあるわが家の山にもいのしし、アライグマ、狸、雉など野生動物は現れる。柿を食べ、野菜を荒らす。来春の筍が心配だ。
 どっちがどっちのテリトリーを荒らしたのか。
 共存の道はあるのか。

 


いのししあらわる

2006年10月22日 11時09分17秒 | 地球環境
ついにわが山にもいのししが表れ始めた。直接姿を確認していないが、荒らし様は間違いなくいのしし。
ミミズとか土中にすむ小動物などを好んで食べるようで、かたっぱしから山を掘り返すのです。
柿なども食べるようで虫食いで落ちた柿が見あたりません。
作物の被害は、里芋、さつまいも。
来年春の筍が心配です。
おまけにアライグマも来るらしく、落ちた栗が見あたらない。固い殻を残して中身がありません。

ところで来年は亥年だそうです。
南方熊楠の著書に『十二支考』(岩波文庫)というのがあって、十二支に関する動物についての民俗文化や伝説を書いています。いのししについて書かれたところを読んでみましたが、その博学ぶりには驚嘆します。
古今東西の書物、文献、資料が滔々と流れ出るように引用されていて、あきれはてるばかりです。
そのなかに次のような部分があります。
「猪に関する伝説を書くにあたり、この篇の発端に因んで野猪と蝮蛇の話を述べよう。けだし野猪に限らず猪の類は、みな蛇を食う(アリストテレスの『動物史』九巻二章。プリニウスの『博物志』九巻百十五章)。」
というようにあふれ出てきます。
注目すべきは、猪が蝮を食うということです。これにはびっくりしましたが、毎年1度や2度は蝮に出会いますので助かります。
さらに「予在米の頃、ペンシルヴァニア州の何処かに、蛇多きを平げんため欧州から野猪を多く移し放った。」とあります。
蝮も怖いけれど、荒らされるのも困る、山に住むのも大変です。










原爆忌とアインシュタイン

2006年08月10日 07時29分19秒 | 地球環境

    『毎日新聞』8月9日付「発信箱」「平和」考  元村有希子氏

《 世界で頻繁に使われている英語名詞を、英オックスフォード辞典がこのほど、データベースで調べた。1位は「time(時間)」で、「war(戦争)」は49位、「peace(平和)」はトップ100に入らなかったという。
 使われないのは21世紀が平和だからか、それとも逆か。
 アインシュタイン博士と日本の哲学者、故・篠原正瑛氏の「平和」論争が興味深い。篠原氏の質問状がきっかけで2人は50年代の一時期、手紙をやり取りした。
 博士は39年、米大統領に、ドイツに対抗して原爆開発をするよう勧める書簡に署名した。ヒロシマ、ナガサキへの原爆投下の「責任」を篠原氏が問うと、博士は「私は絶対的な平和主義者ではない」と返した。家族を殺そうとするナチスドイツに対しては暴力の使用も正当だった、と。篠原氏はこれに「あなたは条件付きの平和主義者だ」と批判を加えている。
 条件付きの平和。悔しいけれど、これが現実かもしれない。日本だって米国に守られたカギカッコ付きの平和の上にある。核軍備競争はまさに「力で力を抑え付ける」発想だ。だが、ちょっとつつけばバランスを失って崩れるような状態を、平和とは呼べない。
 往復書簡は篠原氏の家族から広島平和記念資料館に寄贈された。同館と長崎原爆資料館が戦後60年を機に集めた1000点近い資料とともに、来年夏まで展示される。
 企画展の題名は「託された過去と未来」。ここにも平和の二文字はないが、どんな平和を目指すのか、自分の頭で考えなさい、と言っている。(科学環境部)   》

 アルベルト・アインシュタインと日本
 中澤英雄氏(東京大学教授・ドイツ文学)の「萬晩報」(2005年02月28日付)によると、
 アインシュタインは日本と深い縁がある。E=mc2という公式で有名な特殊相対性理論は、物質がエネルギーに変換されうることを示した。言うまでもなく、広島・長崎に投下された原爆は、この公式の現実化であった。
 原爆開発のきっかけを作ったのもアインシュタイン自身であった。1939年8月、彼は数名の科学者たちの代表として、アメリカ大統領ルーズヴェルトに原爆の製造を進言した。ドイツ系ユダヤ人である彼は、ヒトラーが政権を取った1933年にナチス・ドイツを逃れてアメリカに移住していたが、ユダヤ人迫害を進めるドイツが原爆開発に着手したとの情報に接し、強い危機感をいだいたのである。
 アインシュタインはその後のマンハッタン計画にはまったくノータッチであった。原爆が完成した時にも、彼は日本に投下することに反対した。彼は広島・長崎の惨事に直接の責任はない。しかし、彼はこのニュースを痛恨の想いで聞いたのであった。

 8月6日、8月9日の原爆忌の行事は今年も例年の如く行われた。
 アインシュタイン博士と篠原正瑛氏の論争は本当に興味深い。出版されているんだろうか。理論など理解することは全くできないが、アインシュタイン博士のアッカンベーの写真だけはよく知っている。
 元村氏の文、若干異議を言いたい部分もないことはないが整理して反論する能力は私にはない。

 

 


バヌアツ 地球に優しく幸せに暮らす国 

2006年08月01日 08時32分27秒 | 地球環境

『朝日新聞』7月29日付の記事から
地球に優しく幸せに暮らす国 バヌアツ1位…日本95位、という記事が載ってます。紹介します。

《 【ロンドン=稲田信司】 世界で最も地球にやさしく幸せに暮らす国は南太平洋の島国バヌアツ共和国ーー。英国のシンクタンク、ニュー・エコノミックス財団(NEF)は国際NGO「地球の友」と協力し、独自の「幸せ地球指標(HPI)」に基づいて178カ国をランク付けした初の報告書を公表した。
 主要国は軒並み下位に位置づけられ、日本95位、米国150位、最下位は独裁政権下で貧困とエイズに苦しむアフリカのジンバブエだった。 
 HPIは、各国の世論調査に基づく「暮らしの満足度」に「平均寿命」を掛け合わせた指数を、二酸化炭素(CO2)の排出量などを基に数値化した「環境への負荷」で割って算出。
 NFPは「自然環境を害することなくどれだけ幸せに暮らしているかを示す新しい指標」と説明する。米国とドイツは満足度と平均寿命がほぼ同じでも、「環境への負荷」が少ない独が81位と上回った。
 バヌアツは新潟県とほぼ同じ面積で80以上の島からなる。人口は約21万人。長寿国ではないが手つかずの海岸や豊かな熱帯雨林など、恵まれた環境で暮らす。 
 首都ポートビラでインターネット新聞を発行するマーク・ローウェンさん(49)は朝日新聞の電話取材に「驚く結果じゃないし、余り宣伝したくない」と語り、観光客の増加で環境に影響が出ることを心配していた。》
 

 最後の、別にびっくりすることもない。当たり前やんか。観光なんかに来てくれんでもええで。という感じのローウェンさんの応対がいいですね。 
 日本の皆さん、行ってみようかなどと思わないことです。
 日本がバヌアツに近づく努力をしましょう。