三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

北朝鮮制裁

2005年04月30日 21時34分05秒 | 教育 
日本にとってはアウェイ、北朝鮮との6月8日の第2戦は、北朝鮮側に、第3国無観客試合、制裁金180万円というFIFAの厳しい裁定がくだった。FIFAというのは大変な権力を持っているのだなと改めて思った。
私もかつてあるスポーツの審判員として永い間ボランティアをやってきた。全国大会のゲームを何度も経験している。これほどつらい仕事はないと今でも思う。
したがって、北朝鮮の選手、観客の態度は許せない。
しかし、この制裁は厳しいと思う。
ことさらスポーツを神聖視するつもりはない。所詮、遊びである。スポーツという文化に対する国民性というか、成熟度の問題だろう。もう少しおおらかであっても良いのではという気がする。
当該の国は、かの北朝鮮である。あまりにも国民が可哀想だ。
観客のいない両チームの選手と審判だけという異様なゲームは、相手チームへの憎しみだけが増幅するのではないか。
スポーツとして成立していると言えるのだろうか。
日本チームにとっても決して有利ではない。


人の命 郵政四事業

2005年04月28日 08時30分29秒 | 教育 
JR福知山線では大事故で大勢の死者を出した。むしろ大量殺戮と言ってよい。
これは国鉄民営化という国民無視の大悪政の結果であると昨日は書いた。
ところで、郵政事業で政府、与党の自民党、公明党などが国民には全くわからない民営化を進めようとしている。
その理由は自民党の議員ですら国民には説明できないと言っている。
JRの大事故の背後に、郵政事業の民営化の後の労働者の姿が浮かんでくる。
民間の宅配業者に、運送業者に、負けるなと管理職にはっぱをかけられて、単車で、逓送車で必死で走り回る労働者の姿である。
もちろん、保険業務も金融も窓口もどの業務も、郵送の遅れや業績の上がらない労働者に対する制裁は凄まじいものになると思う。まさにJRの再現である。

そして村の郵便屋さんはいなくなる。
誰が民間の営利事業として、山奥の一軒家にまで郵便物を届ける仕事をするものか。
日本という国のどこに住んでいても全国一律で同一料金でのサービスが受けられるユニバーサルサービスを奪おうとしている。これも、生活していく上で最も大事なライフラインである。
ここに、採算など度外視して税金をつぎ込むことがどうしてできないのか。どうして悪いのか。
過疎化が進む今、山間部や離島や僻地に住む高齢者はますます切り捨てられる。
息子や娘、孫たち、友人の便りが間違いなく届けられる保障はあるのか。
郵政事業の切り捨て、これも命の問題だろう。

私たち国民は、この今の政府に何を期待して良いのか。

それでも国民は、福岡で宮城で衆議院補欠選挙で自民党を選択した。

レミングの如く日本国民は、集団自殺に向かって走り出した。



人の命 JR福知山線

2005年04月27日 14時16分39秒 | 教育 
JR 昔は国鉄と言った。
国は国鉄の赤字を問題にし、民営にしようとした。
やったことは、人減らし、合理化、リストラ、労働組合つぶしなどなど。
そして民営となった。このとき財界は美味しい部分だけのぶんどり合戦をやった。
地方の国民の足である国鉄はずたずたにされた。
一部の自治体は第三セクターなど立ち上げ、国民の足を確保しようとした。
最初の大惨事は信楽高原鉄道であった。
そしてJR福知山線。

そもそも、国民のライフラインたる公共輸送を政府が税金で確保するのは当然のことである。
赤字が恐ければ税金の使い方としては、もっと切り捨てなければならない部分があったはずだ。勿論今もある。
そして民営化された元国鉄は営利至上主義の会社となり、徹底した労務管理を行っている。
列車を遅延させるようなことがあれば、到底、指導、教育、懲罰とは呼べないような凄まじいリンチが待っている。
草むしりをさせる。「辞めます」という一札をとる。就業規則を書き写させる。罰金を取る。
これで運転の技能が上達するというのか。
かつて列車には、機関士、機関助士、など複数の労働者が運転室にいた。車掌も複数乗っていた。
今は、ワンマンカーに、駅は無人、さらに保線の手抜き。
これらの問題と今度の大惨事が関係ないとは言わせないぞ!!!

今後も国民を大惨事の人身御供にし、かつて国民の財産であった国鉄(国民の鉄道)を営利の追求の道具としてのみ使い続けるのか。民営の会社などと言ってるが国策として作り上げた会社である。
責任は政府にある。

山菜シーズン

2005年04月22日 12時54分44秒 | 教育 
一番最初の山菜は蕗の薹、冬の最中に出る。
写真はたらの芽、山菜の王様といわれる。天ぷらが最高、ほんとに美味しい。
最近の山菜ブームで木が激減してしまった。やっと吹いた芽を摘んでしまのだから、枯れるのが当たり前。これは我が家の前に植えたたらの木。
わらびはなかなかしたたかで毎年芽をだす。しかし、とりに来る人の多いこと。
山蕗は栽培のものと違って細くて、赤い軸は筋を取る必要がない。佃煮が美味しい。
コゴミ、わさびの花と葉っぱも食べる。野芹はすき焼きのあしらいに最適。
三つ葉は大群落を作っている。栽培のものより少しかたいが香りがよい。
柿の新芽も天ぷらにすると美味しい。
筍は、孟宗竹がまもなく終わる。もうすぐ淡竹(はちく)がでる。そのあと真竹を食べる。これもうまい。
すかんぽ、あなっぽ、などとも呼ばれるイタドリ、美味しい料理法があるらしいが、我が家にはそのノウハウはない。どなたか教えてください。こどものころ生でよく食べた。
桜前線もいいが、山菜前線を追って日本列島を北上、縦断というのもいいだろうな。


矢車草

2005年04月21日 13時11分31秒 | 教育 
ちらほらと 鯉のぼりが見える時期となりました 
鯉のぼりという発想はすごいと思います
風にゆれるさまは見あきません
近頃は 真鯉に緋鯉 後は子どもの数だけ少し小さいのが泳いでいます
もちろん女の子のものもあります
一番上にあるのが吹き流し
竿のてっぺんで回っているのが矢車
矢車に似た花です

反日デモ

2005年04月20日 09時07分01秒 | 教育 
中国での反日デモに関する海外メディアの論評、報道

☆韓国『中央日報』(12日付)
「感情的に対立することはアジア人すべてにとって不幸だ」と指摘。その原因は「小泉首相をはじめ日本の政治家が責任ある行動をとれずにいるからだ」と記した。

☆ドイツ『南ドイツ新聞』(11日付)
「暴力的で愛国主義的な中国青年の一部の行動」は支持できないとしながら、「小泉内閣は靖国神社参拝や間違った歴史教科書を擁護することで火に油を注いだ」「日本政府には自己批判的な姿勢が全くない」

☆フランス『フィガロ』紙(11日付)
「現代の世界において、国際関係は各国に自らの過去を受け入れることを課している。もしドイツがそうしていなかったら、欧州はどうなっていただろう」と論じた。
 
☆イギリス『オブザーバー』紙(17日付)
(日中の)「両国関係は(国交回復以来の)33年間で最低の水準に落ち込んだ」「最近の争いに火をつけたのは、1937年の南京市民大虐殺、日本軍の性奴隷として『慰安婦』を強制徴用した事実、生物兵器実験を行った悪名高い731部隊をはじめ、日本の戦争中の残虐行為を覆い隠す新しい歴史教科書を日本政府が承認したことだ」「(この教科書が)隣国にとってはその存在自体が、日本の指導者が過去への直視を拒否している証拠とみている」

☆インドネシア『ジャカルタ・ポスト』(19日付)
『インドネジアン・クオータリー』編集者バンタルト・バンド氏の寄稿「日本は国際世論をあざけっている」
「第二次大戦時の日本の犯罪行為に言及しないゆがんだ歴史教科書」が韓国や中国の人々を傷つけ、抗議行動をひきおこしている。と紹介し「日本の過去の帝国主義の蛮行は東アジアの大国間の関係を脅かしている」と指摘。「日本がどのように教科書を編集し、検討し、採択するかは、日本に委ねられるべきである」としながら「戦時に日本によって影響を受けた人々の見方からすれば、それは単なる教科書問題ではない」「これは日本の国内問題の範囲をはるかに超えた問題である」。最後に「日本が経済力にふさわしい指導力を発揮するには、単にこの地域の隣人と友好を維持するだけでなく、彼らの尊敬を獲得しなければならない」と結ぶ。

日本の新聞の外国メディアの報道の紹介で孫引きである。が、誤解、曲解、歪曲はしていない。

外国のメディアが何を書こうと知ったことか、ではあるけれど、
私は恥ずかしい。私は愛国者なのだ。日本を愛する。
小泉の靖国参拝、あまりにもひどい歴史教科書、愛国者であるがゆえに許せない。
中国の若者が「愛国無罪」と叫んでいるが、わが国では、こんなことを言ってる私は「愛国有罪」なんだろうか。


世界中の笑いもの日本

2005年04月19日 09時17分33秒 | 教育 
日本は嫌われる
国連には世界で最もたくさんお金を出し、スマトラ沖地震には直ちに莫大な救援金を出し、湾岸戦争、イラク戦争には憲法の精神をも踏みにじって「軍隊」を出し、ODAには毎年巨額の予算をつけ、それでもなお日本という国は世界中から嫌われ、馬鹿にされる。なぜか。
これらは私たちの税金である。もう少し世界の人々からまともな扱いを受けても良いのではないか。

ジャーナリストの大谷昭宏氏がある週刊紙のコラムで書いている。一部を紹介したい。

4年ぶりの教科書検定結果が公表されたのを受けて、教科書というものが、事実や史実を検証し、その事実が確かなものであること、その事実さえしっかりしていたら間違った答えが導き出されることはないとし、今回の教科書検定についてはつぎのような感想を述べている。

≪・・・。かの「新しい歴史教科書つくる会」の「公民」の教科書の中の『竹島』について文部科学省は「韓国と我が国で領有権を巡って対立している」という記述をわざわざ「我が国固有の領土」と明記させた上、「韓国が不法占拠している」と修正させたという。あの「つくる会」の教科書にまでずい分、余計なことをするものだ。竹島についての事実と史実をきちんと書けば、おのずと答えは出るはずだ。その一方で同会の歴史教科書の日本の近現代史の中で「アジアの人々を奮い立たせた日本の行動」「日本を解放軍としてむかえたインドネシアの人々」という記述はそのまま通している。
こんな記述を事実と受け止める人がアジアの人のみならず、日本人の中に一体、何人いるというのか。こういうウソ八百を並べて、竹島に関しては余計なことをつけ加える。そんなことをするから、日本の教科書はウソばかりとなるのだ。今度の教科書検定から[発展]のマークをつけると本来、高校で教えることを小学校でも教えられるようになったという。だけど教科書そのものが日本は発展途上国以下なのである。 ≫ 

小泉内閣のもとでの教科書検定とはどんなものか。その一端を知ることができると思うのだが。

この恐るべき恥知らず、歴史の歪曲、改竄をあからさまにして世界中の人々から嘲笑されても平然としていられることをこそ自虐的と呼ぶべきではないのか。 101



中国の人々とどう付き合えばいいのですか

2005年04月18日 08時12分58秒 | 教育 
小泉さんよ やっぱりあなたが直接中国人民に、あなたの考えているアジアの近現代史における日本の立場を説明すべきではないですか。「日本の総理として靖国神社に参拝することがどこが悪いのだ」と言ったらどうです。「17日午後(日本時間同)、北京の釣魚台迎賓館で中国の李肇星外相と会談した町村外相は、中国国内の反日デモで日本大使館などに破壊行為が及んだことを強く抗議し、正式な謝罪と損害賠償を要求した。しかし、李外相は同行為について謝罪せず、小泉純一郎首相の靖国参拝など日本政府の歴史認識を改めて批判した。」と報道されています。李外相に対して「それは違う」と言い切れるのですか。一体どちらが歴史をねじ曲げているのですか。
この際、藤岡信勝、西尾幹二、八木秀次などといった雑魚はもういいです。小泉さん、あなた自身の行動についてその正当性を主張したらどうです。
私たち国民は中国の人々と仲良くしたいと思っているし、中国を理解したいと思っているのです。
どういう態度で中国の人々と接すればいいのですか。

野いちご

2005年04月17日 17時43分51秒 | 教育 
野いちごの花です。山いちご、草いちご、苗代いちごなどとも呼ばれます。
実は熟すと真紅で、まんまるいかたちをしています。
中が空洞で大きいものは直径2センチぐらいのもあります。
ほどよい甘さがたまりません。
初夏の山道を歩く時の楽しみの一つ。
たまには中の空洞に蟻が入っていて蟻ごと食べてしまうということもあります。
今の時期はこの花がたくさん生えているところを良く覚えておくことです。

反日デモ

2005年04月16日 07時58分56秒 | 教育 
中国全土に広がる反日デモ、日本という国がこれほど嫌われているのだいうことを改めて実感した。中国の歴史教育とか、中国人民の中に広まる貧富の格差からくる不満であるとかいろいろとその理由は取りざたされていますが、デモに参加する民衆の理由が日本人の歴史認識に大きな怒りを持っているということは明らかです。
歴代首相の靖国神社参拝、「自由主義史観」なる主張に基づく「新しい日本の歴史教科書」の認知がそうです。
そこで、「自由主義史観に基づく、歴史認識」を主張する人たち、例えば藤岡信勝、西尾幹二、八木秀次やついでに中国人蔑視とも言える発言をたびたび繰り返す石原慎太郎、戦犯を祀った靖国神社に参拝する小泉首相などを中国に派遣して、彼らの主張を中国人民の前で堂々と開陳してもらってはどうか。
南京虐殺、従軍慰安婦、強制連行、花岡鉱山、北海道の鎖塚などなど。
政治、外交ルートなどといわず、民衆の前で、今までの日本の歴史教育は「自虐史観」に基づいた誤った教育であって、これからは「自由主義史観」に基づく歴史教育をおこなう、と言えるものなら言ってみろ。その論点で、世界史的にみて日本の果たした役割がどんなものであったのか説明できるのか。

アケビの花です

2005年04月15日 08時02分51秒 | 教育 
アケビ
和名:アケビ(アケビ科) 学名: Akebia quinata   山野に生える落葉つる性で、小葉は5個ある。
このごろの子どもたちは見向きもしないようだけど、半世紀も前の子どもたちは大好きだった。もちろん食べるためにとった。びっしり詰まった種の回りにわずかにある果肉はあまくて美味しかった。果実の形もいいし、花も好きだ。
日本には3種類あり、むべもその仲間。

必読 浅見定雄氏

2005年04月14日 08時42分41秒 | 教育 
またぞろ山本七平なる人の書物が店頭に並んでいることについてあきれ果てたという感想を昨日のブログで書いた。この人物の詐欺師ぶりについては浅見定雄氏によって完膚無きまでに暴かれたと書いたが、浅見定雄氏についてすこし補足しておきたい。

1959年東京神学大学博士課程卒業、1964年ハーバード大学神学部博士課程卒業、Th.D(神学博士)
専攻、旧約聖書学・イスラエル宗教史
現 東北学院大学文学部教授

著書で私が持っているものは次の三冊   
 『にせ ユダヤ人と日本人』(朝日新聞社) 
 『偽預言者に心せよ』(晩聲社)
 『聖書と日本人』(晩聲社)
『にせユダヤ人と日本人』の中では、イザヤ・ベンダサンこと山本七平氏の無知と蒙昧、英語の訳文のひどさなどを、『偽預言者には心せよ』では原理運動や統一教会、教育問題などを、『聖書と日本人』ではひところ日本でブームとなったユダヤ人論を豊富な学際的知識で評論し、それらはまた日本人論を語る貴重なアドバイスとなっている。 
後の2冊の後ろの表紙には 定価1545円(本体1500円・悪税45円) と書かれている。

このたび新しく出版された『山本七平の 日本の歴史』読みますか。         95(24)