あきれ果てる政党助成金の使い方
構造改革、財政改革、小さな政府、などといい、公務員の削減、福祉切り捨て、増税と国民には痛みを押しつけながら、この税金の使い道の恥知らずぶりはどうだ。
国民一人当たり250円、年間370億円。
2004年分「政党助成金使途報告書」によると、一人当たりの受取額は、概ね自民党1500~2000万円、公明党900~2400万円、民主党1000~2750万円など。
報告書によるその使い道、
自民党常田享詳(参・鳥取)研修旅行159,000円
自民党佐藤錬(衆・比例九州)「くにさき望海苑」へ会場借料83,351円
公明党福島豊(衆・大阪6区)日本料理店に51,800円
民主党福島県連「小名浜オーシャンホテル&ゴルフクラブ」利用代316,800円
民主党園田康博(衆・東海比例)昼食代56,595円
民主党今泉昭(参・千葉)会議弁当代151,000円
民主党小林正夫(参・比例)弁当代139,230円
社民党北信越ブロック協議会食事代146,685円
社民党東京都連弁当代197,050円
自民党吉川貴盛(衆・比例北海道)除雪費420,000円
自民党近藤基彦(衆・新潟)除雪費52,892円
自民党遠藤利明(衆・山形1区)ストーブ代、石油ストーブ購入代69,930円
自民党阿部正俊(参・山形)ストーブ代
自民党吉野正芳(衆・福島5区)ストーブ代
自民党西銘恒三郎(衆・沖縄4区)クーラー代504,000円
自民党金子恭之(衆・熊本5区)浄化槽清掃料・小便器取替124,981円
自民党福岡資麿(衆・佐賀1区)カーテン・カーペット・台所用品62,969円
と、まあ、ほとほとうんざり。
他にも、掃除機・自転車・テレビ・カーナビ・Tシャツ・警備用セーフティコーン・石原伸晃衆院議員は演説会を盛り上げるために煙を吹き出す特殊効果に157,500円など。
連座制で失職した今野東元衆院議員は「法律相談料」百万円、連座制適用が不当だという相談に。
また、人件費というのも多い。人件費は領収書が不要でつかみ金。
献金を少なくしクリーンな政治を実現させることを目的にこの制度ができた。
国会議員数が5人以上であるか、国政選挙での得票率が2%以上の政党のみが受け取ることができる。
政党助成金は、税金から出されるので支持していない政党へも資金を提供しなければならないこと、参政権はないが税金は払っている永住外国人や未成年者も政党の資金を負担しなければならないこと、要件に当てはまらない政治団体は助成金をもらえないことなど矛盾だらけの制度である。また、助成金は年末・年始に支給されるため、年末になると助成金めあての政党の離合集散が起きているという指摘もある。太陽党は1996年12月26日に結党した。
政党では、日本共産党が政党助成金制度の廃止を主張しており、助成金を受け取っていない。その分も他の政党で山分けしている。