三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

女郎花おみなえし

2013年07月20日 13時21分41秒 | Nature Photo
おみなえしを見つけました。
秋の七草のひとつ。
ずいぶん、昔に見たことがあるのですが、もう数十年前か。
なぜこの花を女郎花というのか。

   ひょろひょろと猶露けしや女郎花         芭蕉

   をみなえしといへばこころやさしくなる       川崎展宏


ほたるぶくろ

2013年07月08日 04時35分05秒 | Nature Photo

  ほたるぶくろです。

   

  山の山椒の木の下に咲いていました。
  この花が好きです。
  ずいぶん前に雑草の中に咲いていたもの植えたものです。
  
     雨雲やほたるぶくろは刈り残す     新井栄子
  
  釣鐘草 提灯花 風鈴草ともいう(「新撰俳句歳時記」明治書院より)。   
  この句も好きです。夏の草刈りのしんどい仕事のなかでの気持ちわかります。
  白花のもあります。



夏の花

2011年08月11日 08時49分50秒 | Nature Photo


この可憐な花の名をご存知だろうか。
ヘクソカズラといいます。(アカネ科ヘクソカズラ属)
ヘクソは屁糞です。
殺生やと思いませんか。図鑑にはそのようなにおいがすると書いてあります。
鼻を近づけてみてもそうは思わないのですが。
なにもこんな名前にしなくてもね。

夏の虫 ナナフシ

2011年08月09日 14時30分30秒 | Nature Photo


昆虫、ナナフシの一種。
ナナフシ目である。
いろんな種があるようだ。どうもナナフシモドキではないか。
網戸にたかっていた。
脚が四本のように見えるが、前に突き出しているつののようなものは、
前の2対の脚で、それをぴったりとくっつけている。
これで頭と触覚を隠している。
木の枝そっくり、擬態である。
全長は20センチ以上あろうか。

この時期撮りたい花が少ない。

喰うもの 喰われるもの

2011年08月08日 15時57分00秒 | Nature Photo


頭に噛み付かれたあぶらぜみ、逃げようとすさまじい羽音を立てて暴れるがついに力尽きて餌食となる。
かまきりというやつは好かん。
蟷螂の斧というのは、はかない抵抗を意味する言葉だが、なかなかのもの。
セミというのは、地下ではともかく、地上では他の命を捕食することはない。

こっちは別にセミに義理もないので見ているだけ。
この闘いには介入しないことだろう。

花 プリマバレリーナのごとき

2011年05月18日 10時50分27秒 | Nature Photo


この花が好きです。
見事だと思いませんか。ユキノシタです。
全長は2.5センチくらいです。
見れば見るほどすごいなあと。
だれでも見たことはあるでしょうが、
こうしてアップにすると
びっくりするでしょう。
このプリマバレリーナに「ブラボー」
ほんとはあまり紹介したくなかったんだけどね。

ユキノシタには白い葉脈をうかせたものと、
赤い葉脈のものとあります。
白い方の若い葉はてんぷらにするとおいしい。

夏休みももう少しで終り ゆりの花

2009年08月21日 14時41分55秒 | Nature Photo



8月半ばを過ぎて、
いたるところに咲き始めた。
鉄砲ユリの仲間のようだ。
もちろん野生である。
かつてよく見られたささゆり(と思う)は、もう少し繊細な色合いで、
非常に強いにおいのするゆりだが、最近はほとんど見ない。

山のゆりも昆虫たちにとっては格好の餌場である。






露草

2009年08月15日 08時24分02秒 | Nature Photo


露草 秋の季語である。
青花 ほたる草 月草などとも呼ぶ。青染めの染料となる(「新撰俳句歳時記」明治書院)そうだ。

今日は終戦記念日。
1945年8月15日は明るい、暑い夏の日であった。
やっと暗い地獄の底から這い出た日であった。
しかし、食うものをふくめ何もない日々が続く。





分け入っても分け入っても青い山

2009年04月21日 17時12分32秒 | Nature Photo


   晩春
 
  分け入っても分け入っても青い山    あまりにも有名な種田山頭火の句。

  万緑の中や吾子の歯生え初むる     これは中村草田男。

 今日は、穀雨である。雨百穀を生ずの意だそうである。
 春と言ってもどれほどのことばがあるのだろう。挙げきれない。
 麦秋、竹秋というような言い方もある。

 晩春と言う言葉には一抹の寂しさがある。

 と、書いたのだが、青い山も万緑も夏の季語のようである。
 しかし、気分は今の季節にぴったりくる。
 このままにしとこう。

 

竹秋

2009年04月11日 17時40分39秒 | Nature Photo




桜のうしろの竹やぶが黄色く黄葉しています。
これを竹秋といいます。
同じようないいかたは麦秋があります。
今筍の真っ盛り。
そのなかで古い葉を落とし、新緑となります。

晩春といってよいか、春の季語です。

   うぐいすの故郷あれぬ竹の秋      紀 逸

   夕風の吹くともなしに竹の秋      永井荷風

   山いくつその前山や竹の秋       道山草太郎