三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

安倍さんチのアホボンがとうとう

2007年09月13日 15時12分42秒 | 嫌安倍流
 「売り家と唐様で書く三代目」か。 
何にも言うことはないな。
岸信介の孫、総理大臣まで上り詰めたところで「やーめた」と政権を投げ出した。 
安倍さんチのボンが切れて、何もかも投げ出した。
日本のすべての国民のくらしや平和、国際平和への寄与が行き詰まったから、というのではないんですね。
己の能力が欠除しているのです。

 「だーれもいうこときいてくれへん」
 「だーれもたすけてくれへん」
 「もーいやや やめたる」
 「皆アホばっかしや」

といっても日本に対する信頼の失墜は大変なものがある。 
彼だけがアホボンやといって笑ってられない。
それはみんな私たちへのツケとしてまわってくる。

こういう政治家を首相として選んだ日本の政治的土壌を作りかえなければならない。
息の根を止めねばならない。
日本国憲法を改悪しようとする動きもこういう土壌から生まれた。


 

なぜ企業は減税

2006年10月06日 06時07分42秒 | 嫌安倍流

『毎日新聞』10月4日「経済観測」「法人減税への疑問」

 昨日に続いて「経済観測」を拝借させていただいて、

【 安倍新首相は所信表明演説で「成長なくして財政再建なし」と力説した。訳の分からない表現だが、真意は消費税率の引き上げ論議を来週以降に先送りし、法人税減税を実施したいということらしい。とんでもない間違いだ。
 法人税減税は尾見幸次財務相がにおわせているもので、グローバルな競争に日本企業が勝ち抜くために必要な措置と位置づけられている。本当にそうかわが国の現行の法人税率は30%。国際比較すると先進国の中で日本より低いのはドイツ(25%)だけでアメリカ、フランス、イタリアなど軒並みわが国を上回っている。アジアでは低い国が多いが中国は33%で日本より上である。各国とも租税特別措置などがあり、法人税率だけでは比較できないが日本の法人税率だけが突出しているわけではない。
 もっと問題なのは、法人税率を下げ企業を支援してどうなるかだ80年代までは企業の利益は順当に従業員に分配されてきた。ところが長い不況の間、企業はリストラに奔走、今や全従業員の約3分の1がパート、派遣、請負など非正規労働者で占められている。彼らの多くは年収200万円程度のレベルで「ワーキングプア」と呼ばれている。
  この結果、民間サラリーマンの平均給与は8年連続ダウンしている。さらに正規社員の中には過労を強いられてストレスからうつ病など似成り長期休業するケースが急増している。トヨタなど大企業が史上最高の好決算を誇った裏側でこんな悲惨な状況が創出されているのだ。
 こうした所得再配分のゆがみを放置したまま企業を活性化させることは、ヒルズ族のような勝ち組を増やすに過ぎない。何が「美しい国」か。寒々とした格差を拡大させるだけではないのか。 (邦)】

これは『毎日新聞』の株式欄。のコラムである。
なぜなんだろう。 若者に展望、希望、将来の日本という国への明るいイメージ。こういうものが無くなってしまった。
「成長なくして財政再建なし」というが、何を成長させたいのか。
財政再建は国民の生活と関係ないのか。
私たちをどうしてくれるのか、ということに応えてもらいたい。若者たちに語ってもらいたい。
教育基本法をなぜイジるのか、わかる言葉で語ってもらいたい。
アジアで、あるいはそれにとどまらず、世界のどこかで戦争が起こった時、日本の若者の命をさしだせという米の脅迫が根底にあることは誰でもわかる。なぜ屈するのか。それを語れ。
無能な男だ、この三代目は。
だから怖いとも言える。

 


売り家と唐様で書く三代目

2006年10月05日 06時18分04秒 | 嫌安倍流

『毎日新聞』10月3日「経済観測」から

【 古川柳には、うがった名作がある。「売り家と唐様で書く三代目」など、それだ。
 説明は要るまいが、資産家の二代目は以外とつつましい。創業者、父の苦労はある程度実感している。その結果の財産は、アダやおろそかには使えない。先代からの大番頭小番頭が残っていて、「お家大事」とブレーキをかける。徳川家で言えば秀忠、守成の人だ。
 これが三代目になると、生まれながらのお坊ちゃまである。銀のサジをくわえている。ノビノビしていて、「お父様よりおじい様似だ」と周囲からオダてられる。
 学校だって慶応とか成蹊とか、関西の甲南とか、ブランドのエスカレーター校だ。受験勉強のコセコセした試練とは無関係に育つ。天衣無縫と言えば聞こえは良いが、無菌の世間知らずだ。
 ベンチャービジネスの起業家は二代目、三代目が多い。資本主義の世界では、まるっきりのビンボー人は誰も相手にしてくれない。ビル・ゲイツも孫正義も,ソコソコの家庭で育っている。
 ベンチャーはアドベンチャー(冒険)と同義語だからビビっていてはできない。数少ない成功者の陰には、家産をスッた無数の三代目がいる。家産処分の張り紙を書くのだが、育ちが良く教養があるから書体がアカデミックじゃないか。
 前説が長くなった。安倍新政権誕生である。近衛、細川とは違った日本人好みの貴種、三代目である。昭和の怪物岸信介を祖父に、「安・竹・小」(あん・ちく・しょう)と呼ばれたが宰相はウナギのにおいに終わった父晋太郎を受け、具体的な政見、政策を述べないままに60%強の高支持率を得た三代目。株価が安いのは妙な達筆をふるいそうな予感が。(三連星) 】

とまあ、これもかなりうがったコラムではある。
唐様ではなく米様とでもいうか、この三代目。
小泉政権の時代からすでに「売り家」の張り紙を張っている様な気がするが。
国を売り飛ばされる国民はたまったものではない。
昔から売国奴という言葉はある。


凛とした「美しい国」を創るそうである

2006年10月01日 14時48分01秒 | 嫌安倍流
安倍晋三首相は29日の所信表明演説で「美しい国」を連発。文化、伝統、自然、歴史を大切にする国、自由な社会を基本とし、規律を知る、凛とした国を目指すとした。
日本の大事な文化を軽視し、自然を壊し、歴史を改竄し、捏造し、国民には不自由を強い、外交では対米従属、アジア諸国には嫌われ、馬鹿にされる。規律などということをわかっているのかどうか自民党の政治家。
こういう国にしてしまったのは誰か。
安倍氏が所属する森派の先輩町村信孝元外相は『月間自由民主』4月号で「凛として美しい国を創る」と安倍氏が今言ってるようなこと書いているそうである。これがネタもとか。
(ここからは受け売り)
同氏(町村氏)は、戦後の日本は「すべてが凛としていない」と断言。理由は「わが国は昭和20年を境に、戦前と全く異なる出発点を余儀なくされた。戦勝国は、日本の良き伝統や文化を否定し、折しも台頭してきた唯物史観と呼応して、日本は誇りを忘れ、自虐的教育が行われてきた」からだとする。「戦前の官僚は『天皇陛下の官吏』であるという意識があり『恥ずかしいことをしたら天皇陛下に申し訳ない』という気持ちが強かった。それがある種の規範となっていた」のだそうである。
もう笑うしかないが、これが本音か。
そういう意味では、天皇に対し、数々の申し訳ないことをしてきたのは一体どういう連中か。
こんなものを載せる『月間自由民主』という雑誌、そのレベル、想像に難くない。

最も凛としていないのはどういう連中か。
日本の最も美しくないのはどの部分か。

小泉路線を引き継ぐ安倍晋三政権が「美しい国」を創るなどとほざく資格があるか。


日本の学費

2006年09月29日 07時36分54秒 | 嫌安倍流
格差社会である。経済的格差は教育格差となる。教育格差は学歴格差を生む。次世代にそれは引き継がれる。かくて格差が格差を生み、社会的格差となる。経済的格差の再生産。
第一次産業の軽視、大企業優先の経済政策。
際限もない。
そして安部流の言う「教育改革」、とは何か。
金は出さないが、心を縛る。そればっかり。

大学の初年度納付金、国立大学で約82万円。
私立大学で約131万円。
1970年との比で、国立は51倍。私立5.7倍。(51倍と5.7倍!)
学生の7割は私立に在学。
親の所得の減少もあり、学生生活の貧困化は進む。
東京私大教連の調査(05年度)によると、首都圏の私大の学生の生活費(仕送り額から家賃を除いた額)は10年前の6万8200円から4万2700円に減少している。調査開始(86年度)以来最低額。
日本の学費が異常に高いことは、欧米諸国と比べると歴然としている。
OECD加盟国30カ国中15カ国は授業料を徴収しない無償制である。
フランスは授業料がなく、1万9千円の学籍登録料のみ。
北欧の3カ国とデンマークは登録料さえない。
これらの国では、学生が学業に専念できるよう生活費に充てることを目的にした返還の必要のない給費制の奨学金がある。
日本の奨学金制度は、学費補てんにも届かず、返還を義務づける貸与制である。しかも、半分以上が有利子である。
アメリカの私立大学は学費が高いが、学生の7割は学費の安い州立大学である。
奨学金制度は日本の10倍以上の財政規模を持つ。学生の7割が何らかの奨学金を受けている。
学生のいる家庭には年十数万円程度の減税措置もある。
アメリカ・ワシントンDCとカナダ・トロントを基盤に活動する「教育政策研究所」がまとめた「グローバル高等教育ランキング2005」によると、各国の学費や生活費、奨学金などをもとに学生の経済的負担を15カ国、16地域で比較したところ、日本は総合で最も学生負担が多いとされた。
日本の学費は世界一高い。

『毎日新聞』のアンケートによると安倍内閣を支持するという人、64%だという。
なぜか、自分の子どもや孫は大丈夫だと思っているのだろうか。
日本の未来を担う子どもたち、若者。教育にお金をかけないでどうする。



安倍内閣よ どうする気だ

2006年09月22日 05時42分32秒 | 嫌安倍流

『毎日新聞』9月20日 コラム「経済観測」

《 小泉首相の退陣と合わせるかのように政府の月例経済報告からデフレの三文字が消えた。航海に例えると日本丸はデフレという低気圧で荒れた海をやっと乗り切ったと言えよう。しかし多くの乗客は安堵するより新しい進行方向が不透明でいらだちをおぼえている。
 5年間にわたる小泉内閣による改革路線の点検はさまざまな方向で行われているがこと経済政策に関する限り、功罪は次の2点に絞られよう。
 プラス面は①「国債発行30兆円」の公約を掲げ(結果的には守れなかったが)借金財政の悪化を防いだ。②公共事業の拡大による景気対策を放棄した。の2点。マイナス面は①所得格差の拡大②地方交付税、各種補助金などの削減による地方財政の弱体化ーーの2点である。
 このように見てくると、新首相はプラス面を継承しながらマイナス面を是正していけば良い。ところが次期首相が確定的と言われる安倍晋三官房長官の発言を聞くと、とてもその方向に向かっているとは思えない。
 例えば、格差是正策としてニート、フリーターの職業訓練など打ち出しているが、ごく小さな措置に過ぎない。本来行うべき税制の改革を通じた所得分配については全く論じられていない。消費税についても逃げの姿勢が目立っている。また、地方対策としては整備新幹線の着工や旧来型の公共投資の拡大などをにおわせている。
これを延長していくとどうなるか。国民の多くが切実な問題として捕らえている格差是正は形だけのものに終わり、小泉改革でプラス面と評価された財政再建への厳しさが緩み、再び財政出動による景気対策が実施されかねない。日本丸が元の海に逆行することを意味する。考えただけでぞっとする。 (邦) 》

 小泉の「改革路線」というものの「プラス面」として揚げられている部分が、評価に耐える得るものかどうか私にはわからない。庶民にとっては「改革」はすべて「改悪」というふうにしかうつらない。
 大企業は空前の利益を上げている。
 株式を転がしてあぶく銭を儲ける人間を勝ち組とし、毎日労働に汗を流し、家族仲良くつつましく暮らすということが軽んぜられる風潮が定着した.。これにはマスコミが大きな役割をはたした。
 全く経済には疎いが、デフレの状態がなくなると私たちはどうなるのだろう。金利ゼロで、なけなしの退職金や預金を我慢して使わずにきたけれど、今度、インフレになると目減りすることになるのではないかと心配するばかり。
 しかし、どんな政府を選択するかは私たちの権利としてまだ生きている。これが教育基本法を変え、憲法を変えると危うくなる。
 つきなみだけど、1票をどう使うか、で決まる。
 


安倍よ 国語力を磨け

2006年09月12日 14時35分06秒 | 嫌安倍流

加藤紘一元自民党幹事長の発言
谷垣財務相の総裁選出陣式の挨拶で
(発言録 9月8日『朝日新聞』報道) 

《 靖国問題や中国、アジア外交をよく論じてみると、この間の戦争をどう評価しようか、将来に向けてどういう足場を心の中に築くか、という国の基本問題がある。
しかし、新聞を見ると、歴史や靖国問題を政策論争の中に入れるのは「よこしまな考えだ」と安倍官房長官がおっしゃっていた。歴史を考えている国民は「よこしま」なのか。戦争責任総括を一生懸命やる新聞はよこしまなのか。
総理にならんとする人は国語力を磨いて欲しいな、という気持ちで一杯だ。 》

自民党の総裁選挙など興味もないが、加藤紘一氏の意見には賛成である。
歴史を無視したり、改竄したり、歪曲したりすることこそ「よこしま」なのだということを理解できない男なのだ。
いまさら国語力を磨いてといっても無理だろう。
本質的に無知な男だ。こんなものに権力を握らせるのか。
暗澹たる気持ちになる。
しかし、安倍が首相になったとしても短命に終わるのではないか。



安倍晋三こんなの首相にしていいのかよ

2006年08月28日 14時54分03秒 | 嫌安倍流

安倍晋三という人物が本を書いた。『美しい国へ』というそうだ。文春新書。 買わないように。
 
私はこんなもの買うわけがないがあるところで紹介されている一部。

《 憲法前文には、敗戦国として連合国に対する詫び証文”のような宣言がもう一つある。「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと勉める国際社会において、名誉ある地位を占めたい 」 という箇所だ。 このときアフリカはもちろん、ほとんどのアジア諸国はまだ独立していないから、ここで言う「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会 」とは、おもに連合国、つまりアメリカをはじめとする列強の戦勝国をさしている。ということは,一見力強い決意表明のように見えるが、じつはこれからは自分たちは、そうした列強の国々から褒めてもらえるように頑張ります、という妙にへりくだった、いじましい文言になっている。 》

もう一カ所、

《 たとえば日本を攻撃するために、東京湾に、大量破壊兵器を積んだテロリストの工作船がやってきても、向こうから何らかの攻撃がない限り、こちらから武力を行使して、相手を排除することはできないのだ。わが国の安全保障と憲法との乖離を解釈でしのぐのはもはや限界にあることがお分かりだろう。 》

 どんな頭脳構造をしているのか知らないが、憲法前文にこういう解釈があるとは知らなかった。諸外国に対する侮辱だろう。
 二つ目もあまりに発想が貧困だ。国際法、領海の規定、海上保安庁、警察などは抜きで、どうしても軍隊でやっつけたいらしい。
あんまり勉強してないんじゃないか。言語に関する能力に欠けているな。
 こんなあほに軍隊を外国へ出動させて戦争してもいいというような憲法を持たせたら国は確実に亡ぶで。