三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

Natur Photo そらまめ

2006年04月30日 06時27分39秒 | 教育 
アメリカの3兆円強奪計画など腹の立つことはいっぱいありますが、小さな畑の中で野菜の花などを見ているとちょっとの間だけでもほっとします。
今日はそら豆の花です。
塩ゆででビールのおつまみ。早く育って下さい。



3兆円負担!なにをぬかすか!

2006年04月27日 08時53分36秒 | 教育 
日本負担3兆円!!無茶やで けったくそ悪い!
米軍の再編について米側実務責任者のローレス国防副次官は、25日、国防総省で記者会見。
在日米軍再編計画を実施するために必要な日本側経費が260億ドル(2兆9千9百億円)以上にのぼることを明らかにした。
ローレス副次官は日本側負担について今後6~7年間で①沖縄での新基地建設費をはじめ日本国内の再編に約2兆3千億円②沖縄の米海兵隊のグアム移転に約6千9百億円がかかると説明。
「これらの全額を負担するのが日本政府の責任」であり、「日米同盟における日本政府の巨大な投資だ」と強調した。これは「控えめな見積もりだ」とさらにふくらむ可能性も示唆した。
一方で、米側の負担はグアム移転費の一部、約4千6百億円のみであることも明らかにした。
これに対し、安倍晋三官房長官は、「印象としてはとんでもない金額で、(内容を)承知していないのでコメントは差し控えたい」、「今回の米軍基地の再編に関しては、しかるべき予算措置が必要になると認識している。具体的な事業内容を詰めた上で、まず防衛庁、財務省などの関係省庁と良く議論していただくことになる」と言ったそうである。
4月27日付の新聞各紙の報道である。

どうします?
黙って3兆円アメリカにやるんですか?
完全にコケにされてるやないですか。
思い切って安保条約を破棄して、日米同盟をやめたらどうです。

沖縄NO・岩国NO・移転費用負担NO!

2006年04月25日 08時29分55秒 | 教育 
沖縄NO・岩国NO・移転費用負担NO!!!
これが民意です。
在沖縄米海兵隊のグアム移転費用102億7000万ドル(約1兆1913億円)のうち59%を日本側が負担する。7000億円!
額賀福志郎防衛庁長官、当初の米側要求を若干値切ったからと意気揚々と報告してました。
しかし、この費用の見積もりすべて米側の現時点の概算です。これからまだどうなるかわからないと言います。言葉も出ませんね。
米国と同盟関係にある国はたくさんあるようですが、こんな例は全くないそうです。
アメリカがアメリカの領土内に基地をつくるのになぜ日本がこんな莫大なお金を出すのですか。
米軍基地強化については岩国市も沖縄市も市民はNOの結論を出しました。
今度は、日本国民全体がこんな政府にNOをつきつけましょう。


Natur Photo 山吹の花

2006年04月24日 08時04分51秒 | 教育 
山吹にもいろいろバリエーションがあるようです。白もいいですね。
山吹色とは濃い黄色で小判の色を言いますが。

太田道灌という侍が鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、みすぼらしい家にかけこみました。道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」と声をかけると、年端もいかぬ少女が出てました。そしてその少女が黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪でした。花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」と怒り、雨の中を帰って行ったのです。
その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】という歌があります。その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」といいました。
道灌さん恥をかいちゃったんですね。それから歌を勉強するようになったというわけです。小学校時代に習ったような気がするなあ。

Natur Photo 月桂樹の花

2006年04月23日 08時23分48秒 | 教育 
月桂樹の花です。
植えて5年ぐらいになります。
大木になってしまいました。
6㍍ぐらいはあるでしょうか。
台風の時は心配です。
葉はなんとも言えない良い香りがします。
そのせいか虫がつきやすいのです。カイガラムシです。
これがつくと煤のようなもので葉が真っ黒になります。
ローリエ、ベイリーフなどとも呼ばれ、洋風料理に良く使われますが、わが家はどちらかといえば和食派です。
あまり使いません。
花は地味ですがよく見るといいですね。

原発と環境・チェルノブイリ事故から20年

2006年04月22日 08時19分25秒 | 教育 
チェルノブイリ事故は、20年前の1986年4月26日、ウクライナ共和国(当時はソビエト連邦ウクライナ共和国) のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きました。
放射線被曝は、ガンを発生させ、さまざまな病気に対する抵抗力を弱め、老化を早めます。とくに深刻なのが子どもの被害です。なかでも、事故前にはほとんどみられなかった甲状腺ガンの増加です。もっともたくさんの放射能をふくんだ雲は、すぐとなりのベラルーシの方に流れました。放射能に汚染された地域は、ベラルーシでは国土の30パーセントに達しました。
この放射能汚染が完全に浄化されるということはまずないでしょう。

4月19日、世界保健機関(WHO)の下部組織、国際がん研究機関(IARC)は、チェルノブイリ原発事故の被ばくによるがんでの死者数は、旧ソ連の現場周辺国と欧州全域の計40カ国で2065年までに約1万6千人に達するおそれがあるとの推計を発表しました。
この半年間に、国際機関が、この事故の死者について3通りの推計を発表しています。
国際原子力機関(IAEA)は4000人、WHOは9000人、そして今回の16,000人。
数字が異なるのは、低線量の被ばくの影響の評価が違うからだそうです。
線量が少ないから安全だとは言えないというのが今回の発表です。それは特に子どもの被害となってあらわれるということです。(『毎日新聞』4月21日付の記事より再構成)

原発を持ってこられようとしている地元住民は恐ろしいと思うのは当たり前でしょう。
それでも目先のエサにつられて誘致しようとする自治体や政治家。
子どもたちや未来に生まれてくる子孫のことを考えなければならないと思います。

借りたら返せ

2006年04月21日 08時51分47秒 | 教育 
《 「それを言っちゃあ、おしまいよ」ととがめられそうなことほど、言いたくなる。
借金は返さなくてもなんとかなる、という根っこをつくったのは銀行や政府である。80年代初め、中南米向けなどの融資の回収をあきらめたのが始まりだった。そして、90年代以降、銀行や商社などの子会社だったノンバンクの経営が傾き始め、タガが緩んでいく。
親会社はノンバンク向け融資を棒引きにするなどしたが、焼け石に水。体力のない農林系金融のために6850億円使った「住専問題」では、ついに国が民間の借金を肩代わりした。やがて銀行自体も危機に陥ったり、破たんしたり借金(預金)を返せなくなって、次々に国にすがった。
そんな政府も、地方と一緒に借金をふくらませ、ついに約770兆円。なのに、明確な返済のあてがない。
この状況に憤る国民も「そのうちに返せるだろう」と金を借りて一部は「多重債務者」と呼ばれ、若い世代には奨学金返還を滞納するものが少なくない。
グレーゾーン金利も、違法な取り立てもたしかに問題である。だが、1社で年間1000億円を越える経常利益を上げさせ、「ご利用は計画的に」と説教される状況にこそ問題ありだ。「字が小さくて見えにくい」なんて、どうでもよろしい。消費者金融業界を規制でしばる前に、業界に大きな顔をさせず、その上手を行く必要がある。
つまり、「借りた金は返せ、返せないなら借りるな」である。そんな当たり前が揺らぎ口にしずらいことが、実は一番おかしいのだ。 》

例によって『毎日新聞』 コラム「発信箱」からです。
今日の筆者は 、中村秀明経済部記者。

我々の預金金利は0.001%。ここからも税金は取られる。その金を銀行は4%位で消費者金融業者に貸す。消費者金融は、上限で29.2%(建前上)までの高利で庶民に貸す。そしてチワワを買う。

あまりに阿漕にできている世の中だ。


これなんの樹

2006年04月20日 08時04分32秒 | 教育 
これはなんの樹でしょう。
柿の木です。
皮をむかれて素っ裸という感じで寒そうです。
向こう側の黒い木も柿の木です。
ずいぶん違うでしょう。
黒っぽい外皮の中に害虫や、病気の原因となる細菌・ウイルスなどが越冬のため潜んでいます。それをやっつけるために外皮を数年に一度はがしてしまうのです。
かつてはこれを鎌のような道具で手で作業をしていました。この斜面です。大変過酷な真冬の作業です。
今は高圧の水を吹き付けて、はがします。ずいぶん楽になったと思います。

フランスの若者と労働者に乾杯!!!

2006年04月18日 20時01分27秒 | 教育 

フランスのシラク大統領は10日、この数ヶ月フランス中を揺るがせてきた、「新雇用政策(CPE)」の撤回を発表しました。
同日夜、反対運動を進めてきた労働組合代表や学生、高校生組織は「歴史的な勝利」「労働者と学生・高校生の一致した行動による成功」などと述べました。
CPEというのは、青年雇用を促進するためとして、労働者を新規に採用する場合、企業に社会保障負担分の3年間の免除を与え、自由に解雇できる期間を26歳未満については通常1~3ヶ月から2年間にするというもの。
今年ドビルバン首相がCPEを突然発表、3月9日に国会で成立していました。
労働総同盟などの労組と、学生・高校生組織の呼びかけで2月から全国で反対のデモ・集会を繰りひろげ、3月28日と4月4日にはCPE撤回を求めて300万人がデモに参加しました。
当初7割以上がCPEに賛成していましたが、反対運動開始から1カ月でCPE反対が7割に逆転しました。
反対運動を展開してきた労組や学生・高校生組織の代表らは、CPEを法律の廃棄まで警戒を緩めない姿勢を示しています。

なにより労働組合や学生・高校生の運動が政府の政策をひっくり返したということに感動します。
この民衆や若者の底力、フランスの民主主義の歴史を感じさせられました。
日本も負けずに頑張りたいものです。
小泉チルドレンのような連中に国の政策の決定権を与えてはいけないのです。
デモでもストライキでも民衆の総力を挙げてごまかしを見抜き、私たち自身の手で悪政を糺さねばと思います。