三流読書人

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ドングリ小屋住人 

教育基本法改悪 斉藤貴男氏・私はこう考える

2006年05月31日 05時53分33秒 | 教育 

教育基本法改悪 斉藤貴男氏 「私はこう考える」

 斉藤貴男氏というジャーナリストがいます。今、最も鋭く日本のゆがんだ政治に切り込んで問題提起をしているジャーナリストの一人だと思います。彼がある新聞に以下のような主張を載せています。少し長いですが、是非とも読んでほしいと思います.

《 作家で元教育課程審議会会長の三浦朱門氏にインタビューをしたことがあります。
 三
浦氏は「非才、無才にはせめて実直な精神を養っておいてもらえばよい」と答えていました。またノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈・元教育改革国民会議座長は「それぞれの子どもの遺伝情報に見合った教育になっていく」とまで言いました。

       ○       ○

ついにここできたかと怖くなりました。こういう考え方の持ち主が国の教育政策のトップについているのです。教育基本法改悪法案には「能力」という言葉が五回も出てきます。三浦、江崎両氏の発言のように“できる子どもにはきちんと教育するけれども、できないとみなされた子どもはその限りでないという差別的な早期選別の思想が貫かれています。教育の機会均等という考え方が否定されてしまっています。    これは教育の新自由主義化を法律にしているということです。そうなれば、限られたヒト・モノ・カネを重点分野に投下するという企業の論理が教育に持ち込まれます。国家にとって優秀な人材を育てることが教育の目的とされ、そうでない部分はおろそかになります。
  
改悪法案には「愛国心」が盛り込まれていますが、新自由主義と愛国心は一見相反するようで相互に補完しあっています。「競争には勝てなかったけれど、国の役には立てる」ということにすれば、負けた人でも何とか自意識を保てます。競争に負けた人の心を反発に向かわせずに国家に統合する機能があります。
 
親の中には「うちの子は頭がいいから、能力主義でいいじゃないか」という人がいるかもしれません。しかし6歳の段階からエリート意識を植え付けられれば、人の命をなんとも思わない人間になるかも知れません。自分の子どもをそんな“人でなし”にしたいのかといいたい。
 
最近東京の教育現場を取材しました。東京の公教育は教育の名に値しません。生徒が「君が代」を歌うときに立たないと教師が処分される。ここには、生徒は主体的に行動することができない存在だという前提があります。生徒の人格を認めていないと言うことです。
 
これは教育ではなく、「家畜の調教」です。

        ○       ○

 教育基本法があるうちは法律を盾に反対運動もできるし、訴訟もできます。もし改悪されたら、抵抗する法的根拠がなくなってしまいます。東京都はもはや教育基本法が実質的に存在しない状態ですが、それでも実際になくなることとは天と地ほどの差があります。
 教育
基本法が変えられれば、次は憲法の改悪です。今が正念場だと思います。すべての教師ができることを何でもやるときです。保護者は自分の子どもが国家の「臣民」にさせられようとしていることを理解し、教師と一緒にたたかってほしい。聞き手 小林拓也 》

 これは5月30日付『しんぶん赤旗』の記事です。
『しんぶん赤旗』に偏見を持たずに、じっくり斉藤氏の意見を読んでほしい。心よりそう思います。私たちは今、恐ろしい時代を生きているのです。悪法の目白押し、官僚による悪事の続発、金の亡者のしたい放題。希望を持って生きていけますか。展望をもって子どもを育てられますか。今まで長年にわたって自民党あるいは自民党的「政治家」に投票されてきた有権者の皆さん、もういい加減に考え直してもいいのではないでしょうか。


赤とんぼと桑の実

2006年05月30日 08時13分22秒 | 教育 
赤とんぼ
 作詞者 三木露風   作曲者 山田耕筰

1 夕焼け 小焼けの 赤とんぼ
  負われて 見たのは いつの日か

2 山の畑の 桑の実を
  小籠に摘んだは まぼろしか

3 十五で 姐やは 嫁に行き
  お里の たよりも 絶えはてた

4 夕焼け 小焼けの 赤とんぼ
  とまって いるよ さおの先

という童謡があります。2番にある桑の実、小さい頃は大事な食べ物でした。
今、たわわに熟していますが、誰も見向きもしません。
しかし、これがジャムにするととても美味しいのです。
ポリフェノールがたくさん入ってそうな気がします。
ところで赤とんぼは秋の季語なんですね。(明治書院新撰俳句歳時記)
この詩はどう読んでも秋の歌のように思うのですが。
気になっていますが、  まいいか。

キウイの花です

2006年05月28日 14時19分47秒 | 教育 
可憐な花です。
キウイの花です。
果物としてはすっかり日本人にもすっかりおなじみになりました。
植えっぱなし、ほったらかしですが、今年も花をつけています。
雌雄異種です。
実もなりますが、売られているもののようには美味しくありません。
肥料や、世話をするかどうかでしょうね。



関空トイレ世界一

2006年05月27日 08時02分54秒 | 教育 

 英国の航空関連調査会社「スカイトラックス」が世界の165を超える空港で利用客720万人を対象に調査した06年度の世界の空港ランキングで、関西空港が総合部門で4位になったことが24日分かった。部門別では、公衆トイレの清潔さと入国審査が世界一位、旅客ターミナルとの清潔さと手荷物の取り扱いが2位だった。総合一位はチャンギ(シンガポール)2位は香港3位はミュンヘンの各空港。関西空港は03年の調査で12位、04年は9位、05年は5位だった。
 (5月25日付『日刊スポーツ』)

そうである。
そういうことなんだなと思う。見えているところだけ。
関空のトイレは世界一。
しかし、トイレに関して私が感じているのは、今の日本の公共の建物の中で、最も汚いトイレは、JR西日本の、ローカル線のトイレだと思う。
汚い、臭い、古い、そのくせきれいに使おうという張り紙が一杯。駅は無人。たまに来る職員は元国鉄職員のパート。田舎は、ローカル線は、ほったらかしなんですね。
福知山線の事故ではひたすら幹部職員が頭を下げていたけれど、これほど乗客のことを無視していてはそのうち事故がおこるのではないかと気がかりでしょうがない。
日本各地のJRがどうなっているかは知らないのでなんとも言いようがないが。
関空などに関係のない日本人もたくさんいると思う。そういう人たちが汚いトイレ、危険な、不便な状況にあってもほったらかしの国なのだ。


雪ノ下

2006年05月26日 06時49分48秒 | 教育 

雪ノ下はご存じだと思います。
葉の葉脈が白いものと赤いものがあります。
これは白です。
天ぷらにすると美味しいのですが、白の方が美味です。
なんとも愛らしいと思いませんか。
私は大好きです。ほんとに小さい花ですが、素晴らしい造形美だと思います。


絶対に食べないぞ 米産牛肉

2006年05月25日 09時33分41秒 | 教育 

アメリカ産牛肉は絶対に食わない

『毎日新聞』5月24日付 コラム「発信箱」 この日は私がファンである元村有希子氏の文。例によって拝借。「熱々なます」と題して米国産牛肉輸入再開問題。以下引用。

《 米国産牛肉の輸入再開交渉を見ていて、少しだけ胸のすく思いがした。日本政府は、安全性確保に関する米側の報告が不十分だと、容易に納得しなかった。2日間の交渉は1日延長された。あちらにすれば、日本の態度は「あつものに懲りてなますを吹く」ように過剰に映っただろう。米側の代表は「この世界で完ぺきはありえない」と不満をもらした。そういえば「牛肉を買いに行って交通事故死する確率の方が高い」と公言する高官もいた。なんとでもおっしゃれ、である。たしかに牛肉の「100%安全」は保障できない。全頭検査している日本でも、病原体の量が検出限界を下回れば、肉は市場に出回る。そして現段階ではどれほどで感染するかも分からない。そこで「努力は無駄だ」と肩をすくめるのが米国人なら、「できる限りの安全対策を」と考えるのが日本人である。
 
日本政府はこれまで2度痛い目にあっている。「日本は大丈夫」と言い続けていた01年、国内でBSE(牛海綿状脳症)が見つかった。昨年には「全頭検査は非科学的だ」と強弁する米に押し切られる形で輸入を再開し、1ヶ月で危険部位の混入が発覚した。
 
首脳会談を控えた今回の「決着」には政治臭がプンプンするが、みたびの失敗は許されないことを、政府は分かっているはずだ。
 
私たちも学んだ。科学技術には限界があること。そして世論はしばしば無視されること。だから過剰なぐらいに用心深くていいことも。「米国から贈られれた「熱々のなます」の味は貴重な経験として覚えておこう。 
(環境科学部)   》

BSEの危険はもちろん嫌だが、リスクの大小の問題よりその手口と日本の政府の態度がむかつくのだ。

あつもの(羮)にこりてなますを吹く=羮の熱いのにこりて、冷たいなます(膾)をも吹いて食う。一度失敗したのにこりて無用な用心をする。(広辞苑)


食べますか アメリカ産牛肉

2006年05月24日 08時19分00秒 | 教育 

 牛海綿状脳症(BSE)の危険部位除去違反で、今年1月から禁輸となっているアメリカ産牛肉の輸入再開について、日米専門家会議が19日まで開かれていた。
 その中でアメリカ側は、①一部の施設で手続きや書類上の問題が確認されたものの製品に影響を及ぼすものではなかった。②問題点は改善される予定③輸出された牛肉の記録から問題点は発見されなかった。とアメリカ側は説明したのだという。
 そこで日本側は、この説明を追認。今後、輸入再開のための事前の現地調査や、消費者の意見交換会を行い、輸入再開の条件を日米で協議していく予定。
だという。
 アメリカ農務省は、小泉首相が訪米する6月下旬までに牛肉輸入再開を求めている。
 実際にどんな検査体制で、全頭検査するのかしないのか、日本側の立ち会いはどうなるのか。さっぱりわからない。
 「書類上の問題点はあった。確認されたが、製品には影響はない」「報告書には改善点は残っている」「6月中に一部手直しする」という再調査の報告書を追認して、輸入再開のための日米協議をすすめる。
 要するに政治決着である。
 日本人は納得するのか、食べるのか。ほんとにこんなことでいいのだろうか。
 彼らはレイシストであるということを忘れてはいけない。


教育基本法を変えても教育は良くならない。

2006年05月23日 06時08分30秒 | 教育 

教育基本法を変えても教育は良くならない。
 なぜか
1 子どもの魂の形成の内側に入り込もうとしながら、学力保障のための条件の整備には手をつけないばかりか劣悪化させようとしている。
2 いわゆる「高学歴」を得るための過当競争は、幼い子どもにも塾、私学など高負担を強いている。政府も、それを当然としている。「義務教育はこれを無償とする」という言葉がむなしく聞こえる。
3 国家百年の大計として教育を考えるならば、今の自民党の「アホバカ、小泉チルドレン」というような連中に教育政策、教育の根幹にかかわるような内容をさわらせてはいけない。教育もまた、時の政治権力から独立するべきである。
4 「職員会議」がないというような学校はどんなものか、想像できない。ひとり一人の子どもの実態を全職員が把握し、学校全体で取り組む。これが教育現場の鉄則。校長と担任の教師だけでは対応できるわけがない。
5 教師に対する思想の統制、思想の弾圧がひどい。教師から夢を奪い、自由を奪い、希望を奪い、展望を失わせてどんな教育実践ができるというのか。教師の魂が自由であってこそ独創性に富んだ豊かな教育実践が生まれる。教育にはロマンが必要なのだ。過去の優れた教育実践を見よ。
6 校長の権限が無制限に拡大されていく中で、真の教育者とよべるような管理職がどれほどいるだろうか。    
7 国民の血税を、莫大な金を易々として捧げ、あるいは国土を捧げ、間もなく日本の若者の命をも要求してくるであろうアメリカの忠犬たる現政権、彼らは売国奴ではないのか。彼らの考える愛国心とはどんなものか。

 こうした問題をほったらかしにして、教育基本法を変えても絶対に教育は良くならない。教育基本法の原点に立ち戻るべきなのである。
 日本の国民、日本の子どもたちにとって全く利益にはならない。
 憲法を変えるため、ひいてはよりアメリカの属国としての立場を明確にするだけである。
 要するにそのことが目的なのであろう。


川柳 武部ホリエモンねた

2006年05月20日 09時34分01秒 | 教育 
拝借 
 仲畑流万能川柳(仲畑貴志選) (『毎日新聞』川柳欄)
 辛辣・痛烈、少しは溜飲が下がりますかな。
 武部さん、えらい弟、息子を持ったもんだよな。

 おめでとう息子保釈の武部さん         松戸  てふてふ
 ホリエモン貴文君の顔で出る          横浜  おっぺす
 息子出る迎えに行かぬ武部さん         東京  前田栄一
 弟が来たら居留守の幹事長           白河  佐川俊雄
 ホリエモン官費でうまくダイエット       神戸  徳冨 節
 金持ちが金をかけずにダイエット        厚木  高橋雄作
 3ヶ月入らにゃできぬダイエット         三鷹  ガス橋
 リバウンドしなきゃいいけどホリエモン     大阪  吉田エミ子
 またすぐに8キロ増えそホリエモン       中間  西 幸子
 ダイエット的にはもっといたかった?      埼玉  大塚正昭
 やせてないホリエモンこそホリエモン      東京  ノムノム
 ホリエ式ダイエット本出しますか        印西  水野川順平
 3億円つんでヒルズにお引っ越し        茅ヶ崎 河野健二
 蓄財にさえも疑惑の湧く保釈          神戸  北川修二
 保釈金それはどうして貯めた金         亀岡  のびた
 拘置所で次の事業のヒント得る         横浜  ジェイン
 逮捕されても儲かれば勝ちなのか        宝塚  ヤボナ村長
 またネタになるんだろうなホリエモン      和歌山 破夢劣徒

 


 

許せぬ!教育基本法改悪 Ⅱ

2006年05月19日 07時49分37秒 | 教育 


八木秀次という人物がいる。現在は高崎経済大学の教授なのだそうである。
札付きの自民党たか派のプロパガンダをつとめてきた男である。「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーでもある。まともに相手にしたくないが、5月18日付『産経新聞』のコラム「正論」に書かれている内容はあまりにひどいので記録しておきたいと思った。国会に提案された教育基本法改悪案のなかでも愛国心についての主張である。全文は紹介できないが、どうしても許せぬという部分を抜粋する。《 》内抜粋部分

《 学習指導要領では、例えば小学六年生の歴史学習の目標として、「我が国の歴史や伝統を大切にし、国を愛する心情を育てる」と明確に規定している。しかし、この法規としての性質を持つ学習指導要領が存在するにもかかわらず、教育現場では「国を愛する心情」どころか、「国を憎悪する心情」が育てられてきた。それゆえに愛国心教育の必要が改めて求められ、教育基本法に盛り込もうということになったのではなかったか。 》

「国を憎悪する心情」を育てる教育とはどんな実践をいうのか。具体的に示してもらいたい。
おそらくは、第二次世界大戦中のキチンとした事実に基づいた歴史を伝えることを彼らは「自虐史観」という造語で攻撃してきたが、そのことを指すのだろうが、史実に基づいて歴史教育をすることを否定するのが彼らの主張である。
ドイツ大統領ヴァイツゼッカー氏が敗戦40年を記念して連邦議会で行った演説が「荒野の40年」として岩波のブックレットになっている。一読してみてはどうか。
また、「教育基本法に盛り込もうということになったのではなかったか。」というが、どこでなったのか。それも聞きたい。

《 国旗・国歌斉唱も、やはり学習指導要領で「入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国家を斉唱するよう指導するものとする」として指導が義務づけられている。だが教育現場が順守しなかったことから国旗国歌法の制定にまで発展したのである。》

また、天皇の位置づけについて、政府案のなかでの天皇の位置づけについてふれ、かれの国家観との関連では不満があるらしいが、

《 学習指導要領では小学校六年生の社会科で「天皇についての理解と敬愛の念を深めるようにすること」と規定されている。この点も国会で政府に十分確認すべき事項である 》

国と国家を巧妙にすり替え、使い分けていること。
学習指導要領を「この法規としての性質を持つ学習指導要領」といい、したがって教育基本法に盛り込むべきだという論調。
学習指導要領は、文部省(現文部科学省)の役人と政府系御用学者が時の政治権力の意向を先取り、あるいは強制されて作られた文章であり、「法規としての性質を持つ」などとは無茶な言いぐさである。

やはり、教育基本法改悪には根拠はない。

参考 2003年3月中教審答申

 


許せぬ!教育基本法改悪!!

2006年05月18日 14時45分54秒 | 教育 


なぜか。今頃国会会期ぎりぎりで改悪案を持ち出すのは。国民は望んでいない。

教育基本法、法令といっても短いものです。一度読んでみて下さい。

《 後半国会の焦点となっている教育基本法改正案の審議が16日、衆院で始まり、本会議で政府による改正案の要旨説明と質疑が行われた。会期延長がなければ国会閉会まで残り1ヶ月というタイミングでの審議入りだが、基本法をなぜ今、改正しなければならないのかという必要性と緊急性はこの日の政府側の説明でも相変わらず伝わってこなかった。
現行の教育基本法制定から半世紀あまりで、情報化、国際化、少子高齢化など教育をめぐる状況の変化やさまざまな課題が生じ、道徳心や自立心、公共の精神、国際社会の平和への寄与などが求められている。新しい時代の教育理念を明確にして国民の共通理解を図り、未来を切り開く教育の実現を目指すーー。これが小泉純一郎首相や小坂憲次文部科学省が繰り返し語った提案理由である。
しかし、状況の変化は今に始まったことではなく、教育を取り巻く課題は基本法を改正したからといって解決するわけでもないだろう。現行法のどこに問題があり、どのように変えればどんな課題が克服されるのか、という具体的な「設計図」が見えてこない。
 毎日新聞の全国世論調査(電話)では、改正案を「今国会で成立させるべきだ」とこたえた人が17%に対し、「今国会にこだわる必要はない」は66%に上った。改正の必要性・緊急性が国民に十分理解されていない以上、国民の多くが早期改正を望まないのは当然だ。…… 》

これは『毎日新聞』5月17日付、「社説」の一部である。
この通りだと思う。政府側の言う提案理由と現行の教育基本法がどう矛盾するのか。
一方で、民主党は代案を出すと言っているが、17日の小泉首相と小沢代表のやりとりの中で、政府の教育基本法『改正案』について「文部科学省が(教育行政の)直接責任を負っていない。戦後のゆがんだ教育行政の是正という視点が全くない」と批判しているが、教育基本法の理念をねじ曲げ、換骨奪胎、彼自身も「ゆがんだ教育行政」を作り上げた一味でもある。民主党の代案など見たくもない。
国の教育政策そのものが現行の教育基本法に立ち戻るべきなのである。
見よ!文部科学省の、東京都教委の、子どもの魂形成への介入。教師への思想弾圧。
「不当な介入」そのものではないか。

教育基本法前文はいう、
「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである……」
要するに、この部分がじゃまなのであろう。この格調の高さは理解できないのだ。
日本国憲法とともに世界に誇るべきは教育基本法である。

彼らは日本国憲法を変えたいのだ。