三流読書人

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ドングリ小屋住人 

日本人のこころ

2012年08月21日 10時07分08秒 | こくみんをなめんなよ

昨日のパレードはすばらしかった。
50万人だったそうです。
何より選手たちがほんとに喜んでいた。
ご苦労様でした。
メダルをもらわなかった選手の皆さんも本当にご苦労様でした。

ところでこの写真は昨日のパレードのものではありません。
先月行われたサヨナラ原発の大集会です。
20万人集まったといわれています。
写真はその一部分です。
これもすごいと思いませんか。
日本中の人々が自らの意思で集まったのです。
サヨナラ原発、これが民意です。
物言わぬ国民の心の中に大きな地殻の変動のようなものが起こっているのです。







放射能への不安

2012年05月30日 13時42分43秒 | こくみんをなめんなよ

 5月30日付毎日新聞の一面トップに、厚労省検討会は「黒い雨」区域拡大認めず という見出しで以下のような記事が出ている。

  広島への原爆投下直後に降った放射性物質を含む「黒い雨」を巡り、厚労省の検討会は29日、体験した住民への身体的影響は認めず、「放射能への不安の軽減は重要」と精神的ケアに限定した意見を盛り込んだ報告書をまとめた。被爆者援護対象区域の拡大につながる新たな降雨地域の認定は困難、と改めて結論付けた。厚労省は今後、援護区域(健康診断特例区域)拡大を求める広島市などの要望を慎重に判断する。(以下略)

  同紙面の「視点」という囲み記事、

  広島、長崎の原爆被害で、低線量被ばくや内部被ばくの実態は、今も解明されていない。
  国が消極的だからだ。今回の検討会でも、国レベルで「黒い雨」被害の実相を解明しようという流れにはならなかった。
 現行の「黒い雨」の援護対象区域は、戦後間もない時期に当時の気象台技師らが使命感から調査した結果に基づき設定された。国が主導的に調査・研究したことはない。
 検討会が始まった10年12月以降、日米共同機関・放射線影響研究所が「黒い雨に遭った」との回答約1万4000人分を保管していたことが判明。更に広島大の研究で、黒い雨の降った北西方向でがん死亡リスクが高いとの解析結果が出た。しかし、検討会は資料や知見をほとんど俎上に載せず、広島市などが出した報告書の検討に終始。今後の調査の必要性も認めなかった。
  原爆症認定を巡っては裁判が長期化し、大勢の被爆者が解決を待たず亡くなった。黒い雨の体験者が高齢化した今、政治的な解決が必要な時ではないのか。【加藤小夜】


  「放射能への不安の軽減は重要」とは何事か。おそらくは福島原発の爆発による放射線被爆に不安を抱く国民の、政府や電力会社に対する不信を意識してのことではないか。国民を愚弄しているとしか言いようがない。

マルチン ニーメラー の詩から

2012年02月19日 16時40分03秒 | こくみんをなめんなよ
《 彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義者ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。

彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。

そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。 》


この詩は反ナチ運動に命をかけたドイツの牧師マルチン ニーメラーによるものである。
この詩をそっくり次のように書き換えることができるのではないか。
いわゆる「維新の会」の連中の動きを見るとき。

《 彼らが教職員を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は教職員ではなかったから。

彼らが公務員を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は公務員ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。

そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。 》


大阪よ

2011年12月03日 09時17分47秒 | こくみんをなめんなよ
事情があって、はからずも大阪府民となることになった。まだ住民票は移していないが。
せめても大阪市民でないことを喜びたい。
大阪府民、大阪市民という人たちはどういう町に住みたいと思っているんだろう。
私たちが外国へ行って、ああ、いい町だなと感動するのは、その町が長い歴史の中で育んだすぐれた芸術・文化のにおいというか、気配だし、子供の育て方の姿勢だと思う。
維新の会とやらに徒党を組む連中のやろうとしていることは、なんだろう。
とくに橋下氏は、芸術・文化および、長い将来を見通した子供たちをどう育てるかということには全く理解がない。
そのことは大阪府知事時代のやり方で明らかである。芸術・文化に関する助成をどんどん切り捨て、競争に勝つことだけを良しとする教育を提唱した。暗澹たる気持ちにさせられる。
かつて横山ノックという知事を選んだ大阪の人々は、今度は「独裁者」を選んだ。
この人々に厳しく政治を監視することを期待することは出来ないだろう。
そしてもっと怖いのは、国政に関わる資質の低い政治家どもがこの連中に色目を使い始めたことだ。
東京都にもファシストがいる。
どうなるんだろうなどと他人事のように言ってられない。 





普天間 沖縄に対する構造的差別

2011年10月02日 12時54分34秒 | こくみんをなめんなよ
9月28日付毎日新聞 囲み記事 「異論反論」より
寄稿 佐藤 優 氏
構造的差別と認識せよ
普天間問題「沖縄の理解を」と首相が訴えました。
《・・・・・略・・・・・
 野田首相は、沖縄が米海兵隊普天間飛行場の辺野古(沖縄県名護市)への受け入れに理解を示す可能性が皆無であると言う現実を直視すべきだ。率直に言おう。政権交代以前ならば、辺野古移設の可能性はあった。しかし鳩山由紀夫政権が沖縄県外への移設を口にしながら、最終的に辺野古移設に回帰した過程で、普天間問題の位相が変化してしまった。
野田首相を含む東京の政治エリート(国会議員、官僚)は普天間問題を安全保障の枠組みで考えている。これに対して、沖縄は普天間問題を東京のエリートによる沖縄への差別問題と捉えている。この認識の差異を正確に理解しない限り野田首相がいくら誠実に努力しても、空回りするだけだ。日本の地上面積の0.6%にすぎない沖縄に在日米軍基地の74%が所在しているという現状はは、明らかに不平等だ。しかし、沖縄はその不平等な現実に耐えてきた。その背景には以下の琉球語(沖縄方言)の俚諺に象徴される沖縄の精神的伝統がある。「チュニクルサッティン ニンダリーシガ チュクルチェ ニンダラーン (他人に痛めつけられても眠ることはできるが、他人を痛めつけては眠ることはできない)」

 民主主義原則の適用他都道府県と同様に 
当時の鳩山首相が沖縄県外への移設を模索すると宣言したとき、沖縄は「ついにわれわれの痛みを理解し、その解消に努力してくれる首相が現れた」と心から喜んだ。しかし外務官僚、防衛官僚の包囲網によって鳩山首相は身動きが取れなくなり、辺野古案に回帰してしまった。この過程で見えたのが差別の論理だ。沖縄県以外の都道府県が海兵隊飛行場を受け入れないのは地元の民意が反対しているからだ。民意に反する政策をしないと言うのが民主主義原則だ。沖縄の民意も海兵隊飛行場の受け入れに反対してるにもかかわらず移設を強要されるのは、沖縄に民主主義原則が適用されないと言うことに他ならない。これは明白な差別だ。しかもこの差別は、人間にたとえるならば生活習慣病のように構造化しているので、東京の政治エリートにはどこに問題があるか見えないのである。野田首相が構造的差別という観点から普天間問題を見つめれば、新たな展望が開かれる。  》


 佐藤 優という人どんな人かは知らない。元外務省のエリートのようだが現在は作家であると言う。どんな作品があるのかは知らない。時々テレビで見る。
 この意見には全面的に賛同する。
 彼の言う「政治エリート」のイメージの貧困はひどすぎる。日本国民は何を望んでいるか、ということが見えていないものたちが日米合意というが、国民が合意したわけではない。まして沖縄県民が合意したわけではない。
 さっそく野田首相はオバマ大統領に恫喝されて「沖縄に県外移設を望む声があることも承知しているが丁寧に説明しながら(県内移設に)ご理解をいただくということ」と述べたという。丁寧に説明すれば沖縄の民意が変わると言うのか。馬鹿も休み休み言え。政治エリートのなかにある「構造的差別」、重いぞこの言葉。



テレビを見る馬鹿

2011年08月29日 15時52分48秒 | こくみんをなめんなよ
テレビの放送が地デジに変わって、我が家のテレビがさっぱり映りが悪くなった。
この電波は、少しの障害物でも拾ってしまって届かない。
周囲のクヌギやその他の雑木が邪魔をする。
春まではきれいに映っていたのに、今年はなぜか樹木の生長が良いようで、一気に枝を高く伸ばしたようだ。10メートル近い木の枝を切るのは大変だ。葉が枯葉となって落ちれば映るだろう。
BSに頼らざるを得ない。
そのBSたるや、NHKに金を払っているにもかかわらず、まともな番組をやっていない。
なぜかアメリカの野球、自社番組の再放送、再々放送、わずかなオリジナル番組のPR、外国製のドラマ、旅番組のようなものなど。
ろくなものがない。
民放は、もちろんもっとひどい。語る気になれない。

最近のニュースは、民主党の茶番、管直人がやめて新しい党首を選ぶと言うが、立候補した連中を見てあほらしくなってしまった。日本が未曾有の危機的状況に陥ってるときに何もしない政府がとっかえひっかえ顔ぶれだけを入れ替えてもどうにもなるものか。自民党もそれに手を貸しているわけだけれど。
野田某が新党首に決まったようだが、こいつが総理大臣をやるのかよ。
と、見るのが嫌になる。

紳助がテレビに出なくなるということだけは良い。
この勘違い男の得意気な面を見なくてすむのはほんとに良いことだ。

日本でテレビの放送がはじまって以来、今ほど、これほどひどい状態になったのは初めてではないか。
テレビやめるか、とも思うが、ニュース、スポーツの中継、天気の状況、災害予測、芸能、芸術など映像で見なければならないものもある。
テレビをなんとかしてくれ。






なにをさらすか 総務省 アナログのスーパー字幕をとってしまえ

2011年07月02日 08時13分05秒 | こくみんをなめんなよ
テレビ各局は1日からアナログ放送終了の残り日数を示すスーパーを流し始めた。
これに対し、総務省の地デジコールセンターに抗議が殺到しているという。
当たり前だろう。
NHKは金を返せ!

今見ているこの画面はおれが金をはらって買い取ったものだ。
どうしてくれる。
この絵を見たらわかるとおり、明らかに視聴を邪魔してるやないか。

画面をずたずたしてるやないか。
そしてコマーシャルのときはこのスーパーは流れない。

どこまで国民を愚弄すれば気が済むのか。

だれがテレビの放送をデジタル信号にしてくれと頼んだのだ。
今までどおりでよいのだ。
デジタル化に伴う難視聴地域の発生についても完全に解消されていないと聞く。

原発を日本に持ち込んだ構造と同じだ。
国民は何も知らされないのだ。
新しい物を買わされて、古いものを捨てるのにお金を取られる。
企業にとって国民は金のなる木だ。
政府にとっても国民は金のなる木だ。消費税を上げればよいのだ。
こいつらは結託している。

くそくらえ!総務省 こんな奴らに国を任しといたらあかんぜ。