伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

メーデーいわき市集会/クロアゲハ

2016年05月01日 | 集会
 5月1日はメーデー。

 平の小太郎公園でいわき市集会が開かれました。150人ほどが参加したらしい。



 10時からの集会は、主催者が挨拶した他、参加団体が「給与が低く大変」(保育)、「労働組合を再結成した」(障がい者施設)、「ストライキを構えてたたかっている」(医療)などの報告をしました。

 私は日本共産党いわき・双葉地区委員会を代表して来賓としてあいさつをすることになっていましたが、今朝まですっかり忘れていました。あわてて準備をしていきましたが、いやいやなかなか大変でした。

 メーデ-に出かける前には、犬の散歩。散歩コースにチゴユリが群落を形成していることに気付きました。



 数十本はあったでしょうか。昨年まではこれほどの群落にはなっていなかったはず。この1年で株が増えたようです。

 白いヤマフジ(だと思います)も咲いていました。

 草むらには、今朝羽化したらしいクロアゲハ。羽を広げる十分な空間がなかったのでしょう。少し翅が歪んでいました。かわいそうに。





 メーデーの帰りに、林道を走ってみました。

 山道に入る手前の里で、田んぼにキジがいます。5m程のところでしょうか。慌ててはいるようですが、飛んで逃げるでもなし。



 写真をみて気づきました。後頭部に跳ね上がっているのは耳羽。まぁーこれは、これまでも見たことがあります。発見したのは赤い肉垂れの後ろの穴。はじめてみました。おそらくこれが耳。しかしでかい耳だなぁ。

 沿道にはオクウスギタンポポがまだ花をつけていました。



 林道に入ると、ウマノアシガタが形の良い花を咲かせていました。



 シャガの花も盛り。



 コウゾリナが花盛り。すでに咲き終えた部分をつまみとったら、傷口から白い液体をにじませていました。



 自宅のスミレ。園芸種だと思います。以前たくさん咲いたのに、近年はだいぶヘってしまいました。どうしてだろ。



 さて、次はメーデー集会での連帯のあいさつです。



メーデー集会でのあいさつ


 メーデーいわき市集会にご参加のみなさん、ご苦労様です。日本共産党いわき・双葉地区委員会を代表して、連帯のあいさつをおくりたいと思います。



 あいにくの雨模様ですが、「雨降って地固まる」とも申します。これからのみなさんの運動を、大きく成功させるために、集会そしてデモ行進を、ごいっしょに成功させていきたいと思います。

 さて、 今朝の新聞では、50年続いている長寿番組・笑点の司会者・歌丸さんが引退するという記事を見かけました。高座は続け、覚えたい落語もあると意気軒昂のようですから、これからもご活躍を願いたいものです。

 さて、その番組で、以前「よく続いたね」の言葉に続けて一言というお題が出され、三遊亭円楽さんがこう答えました。

「思えば終戦から70年。平和を続けるのが私たちの使命です」。

聞きながら、拍手喝采でした。多くの国民が同じ思いだったと思います。その願いが踏みにじられたのが、昨年の安全保障関連法制、いわゆる戦争法の採決強硬でした。

安部政権のゴリ押しは戦争法にとどまりません。「断固反対! ウソをつきません」と言いながら、TPPでは、公約も、国会決議も踏みにじって昨年暮れに大筋合意し、今国会で関係法案の審議入りで、批准をめざしました。

 一方では、この4月国民年金保険料や食料品等がいっせいに値上げしたように、多くの国民が物価高に苦しむ一方で、大企業が得する法人税は約2%引き下げました。1%で約4000億円の減収になるといいますので、8000億円も大企業にもうけを保障してやっているわけです。

 政府は法人税を減税することで、給料の引き上げを期待していると言っていますが、実態は全く逆。安部政権になって給料のアップ分から物価のアップ分を差し引いた実質賃金は5%以上下落しているとも言われています。年金も実質的に下がっています。

 そして労働法制を改悪して、派遣労働の期限を撤廃し永続化させる改悪も強行し、労働者を安く使おうとしています

 また、福島県民の願いである、原発はもういいよね、こういう思いを踏みにじって原発の再稼働もすすめ、原発だのみのエネルギー政策をすすめています。

 こうした安倍政権の政治はなんとしても止めなければならない。こうした国民のみなさんの声が渦巻いている状況になっていると思います。

 今朝の新聞で、共同通信の世論調査の結果が報道されていますが、安部政権を支持しているのは48.3%で、「支持しない」の40.3%を上回っています。しかし、支持する最大の理由が他に適当な人がいないが37%、約4割に達していました。つまり、しょうがなく安倍内閣支持と言っているに過ぎない。安部政権の足元はいつ崩れてもおかしくない状況にあるものと思います。

 そしてその現実劇な展望が開かれつつあるというのが、現在の実態だと思います。

 何よりも、国民のみなさんの運動と世論がある。そして、その世論に応える戦争法廃止、これと一体の集団的自衛権行使容認の閣議決定の廃止の一点での国政選挙で野党が統一して候補者を擁立しようという動きがあります。

 この野党の統一候補の力は、先の衆院北海道5区での、共産、民進など野党4党が統一意して擁立した池田候補が、厚い地盤誇る故町村信孝衆院議員を引き継いだ娘婿の和田候補を1万2,000票あまりまで追い上げたことで実証されました。

 野党が共同して、国民の願いを活かす国会議員を誕生させ、政治を動かす土台を国会の中に現実に築いていく。7月の参議院選挙では32の1人区のうち、20ヶ所以上で選挙協力をする合意がされていますが、この動きを一層広めていくことが大切だと思います。

 この福島でも話し合いが進んでおり、民進党の中でも候補者調整について「候補者を一つにすることがあってもよい」と、前向きの方向を打ち出していることが伝えられています。

 こうした動きを力強い流れにしていくのは、みなさんの運動と世論だと思います。きょうのメーデーが、みなさんの要求実現の運動を大きく前進させ、国民的世論を大きくする出発点となることを祈念し、また、私達日本共産党は、みなさんといっしょにその実現のために奮闘をすることを誓いまして、連隊のあいさつといたします。

 第87回メーデー万歳。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿