伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

記事 / 憲法守ろう集会

2016年06月15日 | 集会
 緊張しました。

 毎週水曜日は議員だよりの印刷日。今回は13日の一般質問を記事にしなければなりません。

 質問が終わってほっとしたのもつかの間、今度はその内容の整理と記事書きに追われます。そんなことで昨日までに書けたのは10行程。つまりリード程度。本文は午前9時50分までに書かなければなりません。

 控室に急いで出てきて、切迫感に襲われながら記事を何とか仕上げました。本会議開会5分前のベルがなり終わった時、メールの送信ボタンを“ポチッ”と。

 間に合った。良かった。

 夕方6時には、平の小太郎公園で「憲法を守ろう!原発をなくそう!いわき市民集会」が開かれ参加しました。



 いわき地方労、いわき市労連、小名浜地区労、いわき地区交運共闘が主催するもので、憲法や原発の問題をめぐってたびたび集会が開かれています。

 集会では、戦争法の強行や原発の再稼働をすすめている安倍政権に「市民の力で間違っていることを教えよう」と集会の意義が語られ、小名浜地区労、いわき市労連の代表が発言に立ち、「来る参院選を勝ち抜こう」とげきを飛ばしました。

 集会には主催者発表で450人が参加し、JRいわき駅前まで「戦争法を廃止せよ」などとシュプレヒコールをしながらデモ行進。お店から顔を出して見守る人もいて、集会の趣旨は十分みなさんに伝わったものと思います。



 朝の散歩で自宅から道路に降りるとすぐにであったのがこの毛虫。きれいな緑色に目を引かれました。ヒメマユガの幼虫です。毛虫が嫌いな人にはごめんなさい。



これが成虫になるとこんな姿になるようです。見たい方はクリックしてみて開いてみてください。

昆虫エクスプローラー


 次にいたのがカノコガ。道路にとまっていました。カメラを近づけても逃げださない。



 イモリが路上で固まっています。雨に誘われ路面に上がったものの、雨があがり動けなくなったようです。田んぼに放してやりました。



 オカトラノオは次々開花。普通花びらは5枚なのですが、この花は6枚や7枚と適当な数の花びらをつけています。わがままな花。



 ホオジロは2匹で仲良く採餌です。



 ご近所が育てているこのツツジ。きれいですね。



 さて朝焦って書いた議員だよりの記事は以下の通りです。



国保税引き下げの可能性をさぐり、保育士の正規職員化を求めました


 いわき市議会6月定例会の一般質問は13日から16日まで行われ、日本共産党市議団からは伊藤浩之、渡辺博之の2議員が質問に立ちました。このうち私、伊藤は13日の5番手に60分の質問をしました。私が取り上げたのは、国保税、公民館の嘱託職員化、正規保育士の採用、そして常磐共同火力勿来発電所7号機の排ガスの問題でした。今回は常磐共同火力(後日報告します)の問題を除き報告します。
伊藤浩之




国保引き下げの可能性は

 国民健康保険税の税率は、今年度据え置きが提案されています。
 一方、昨年度の決算の見込みでは、一年間だけの収支(単年度収支)を取り出してみる約6億円の赤字とはいうものの、繰越金は24億3300万円と、前年度の6月補正予算時並みの繰越金が確保されています。

 こうした状況から、国保税の引き下げの可能性について質問をしました。
 まず問題視される前年度の単年度収支ですが、答弁では過去5年間で見ると黒字と赤字の繰り返しです。2014(平成26)年度は黒字です。解説を見ると単年度収支は「一定の期間をおいて赤字になるのは健全」とするものもあり、2015(平成27)年度が赤字といっても、そのことで次年度以降も厳しい判断することは時期早尚とも言えそうです。

 同時に、繰越金は平成24年度で約14億円だったものが、25年度以降は20億円から30億円の間で推移しています。

 そこで質問では、「繰越金の適正規模」をたずねました。

 答弁では、「基金の積み立てと予備費」で「一定の保有額」を持つように国の通知があり、本市の場合は「基金保有額については約16億円」、「予備費については約8億円」で「約24億円が必要となる」とされました。

 一方、現在、「基金に約1億1000万円」「予備費に約1億円」あり、2016(平成28)年度への繰越金が「24億3300万円と見込まれ」ることから、「合計で約26億4300万円の保有額がある」と答弁されました。

 国の通知から見ればほぼ妥当な余裕金ということになりますが、この差し引きだけで見ても約2億円の国保税引き下げの原資になりそうです。

 同時にこの規模での繰越金が続いている現状から見れば、引き下げも可能では。「今年度の国保税は引き下げも可能と考えますが」という質問に、市民協働部長は「単年度収支が約6億円赤字と見込まれ厳しい財政状況」と答えました。

公民館の嘱託職員化

 公民館職員の嘱託職員化がすすんでおり、毎年5館程度づつ嘱託職員化する計画です。
 東日本大震災時に公民館には正規職員が配置され、避難所あるいは物資配布の拠点としての役割を担いました。

 嘱託職員化された後も同様の役割を担うこととされています。また、公民館運営指針に盛られた公民館活動の強化の仕事も担うことになります。
 一方、答弁では、給与面で見れば年収は300万円強で、勤務年数は最長5年です。こうした条件の労働者に、正規職員と同等あるいはそれ以上の仕事を求めていることになります。

 こうしたことから公民館の嘱託職員化については、その効果をしっかり検証してから検討すべきことを求めました。

保育士の正規職員化

 現在、保育士には正規職員(再任用職員も含む)、嘱託職員、そして臨時職員が混在し、保育業務を担っています。
 こうした状況の中で、保育所所長がクラス担当を持ち、管理職として業務と保育を担うケースもあり、残業で業務をこなさざるをえない状況もあるようです。

 ここには保育士の確保が難しい現状も影響していると考えられ、その原因は答弁では「『労働・賃金環境』での課題が保育士確保の困難性の一つとなっている」とされました。

 ところが答弁では、正規職員の構成比が5年前の58・9%から本年度は46・9%に減少し、嘱託職員と臨時職員が増加する傾向にあり、この改善が必要です。

 嘱託職員や臨時職員の確保にはやはり待遇面で難があります。
 実際、正規保育士の採用試験には募集数の10倍程度の応募があることが答弁で明らかになり、正規職員であれば、十分、必要な人数を確保できると考えられます。

 正規化を求める答弁に清水市長は「正規職員の果たす役割を勘案しながら検討してまいりたい」としました。






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