伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

あけましておめでとうございます

2023年01月01日 | 四季
 震災の揺れでゆがんでしまった急な階段を登り境内に出ると、ほぼ正面に拝殿が見える。
 午前0時を若干回った時間。広場には20人ほどの参拝客が、ドラム缶に揺れる火を囲んで拝殿を見守っていた。



 拝殿の中では新春の初祈祷が行われているようで、閉じた扉から詔の声が漏れ出していた。

 拝殿脇に張られたテントでは、婦人会のみなさんにより甘酒とみそ田楽がふるまわれていた。冷えた空気に飲む甘酒とみそ田楽のぬくもりがうれしかった。

 20分程だろうか、初祈祷が終わる頃、境内には100人ほどの参拝客が集まってきただろうか。
 拝殿に参拝する人、新年の幸運を求めて福引に並ぶ人で境内はごった返していた。

 初祈祷が終わり、役員関係が配置につくと福引が始まる1等から3等までで空くじなし。3等は米、たぶん3合が当たる。時折、1等、2等が当たる鐘の音が境内に響いていた。

 拝殿に向かって手を合わせ初詣を終え、景気の良い音を聞きながら境内を後にした。
 空には星が輝いていた。



 朝目覚め、今年初の愛犬の散歩に出かけた。
 空の多くは雲に隠されているが。日は昇りつつあるようで、山は今年初の太陽の光に照らされていた。しかし、光は未だ平地に直接届かない。山際から太陽が顔を出していないのだ。




 20分程歩いた7時15分ごろ、空が開けた場所に着いた。
 太陽は山の林のすぐ上まで上がっている。



 太陽が山の端から出る瞬間は見られなかったが、ほぼ日の出の瞬間。初日の出というか初日を拝むことができた。
 この時から10分くらいで、太陽は雲の陰に隠れていった。山端の雲が切れて太陽を見せてくれた。何と気の利いた天気だろう。とてもラッキーな年の初めだ。

 ハス田に張った氷には、曇り空の切れ間からのぞく青空が映っていた。



 穏やかな正月になれば良いのだが。


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